自民党総裁選2012は安倍晋三候補の勝利で終わりました。

蓋し、(ⅰ)日教組・自治労の解体(より正確には、それらの政治活動に対するより憲法規範に沿った制約の導入)、(ⅱ)日米同盟の再構築-再強化、(ⅲ)集団的自衛権の行使を制約している現在の政府解釈の変更、あるいは、(ⅳ)特定アジア諸国との公平で合理的な国際関係を再構築する上でも、実は、最早、百害あって一利なしの「河野談話」の否定(かつ、このような嘘八百の官房長官の私的談話が日本政府の公式見解でもあるかのように世界で流布している現状、就中、所謂「従軍慰安婦」なるものを巡る朝日新聞の誤報に対する調査を行う国会調査委員会の設立)。

加之、(ⅴ)憲法改正、並びに、(ⅵ)国際法と確立した国際政治の慣習に則ったものに特定アジア諸国との外交関係を移行させること、そして、(ⅶ)社会保障制度の自助と自己責任の原則に基づく抜本改革と経済的規制の極小化、並びに、地方再生の推進、(ⅷ)教育部面における保守主義の貫徹。


これら(ⅰ)~(ⅷ)を巡る私の憲法論については下記自薦記事リストに掲げた拙稿をご参照いただければ大変嬉しいのですけれども、これらの実現を希望する保守系ブログとしては、<安倍総理の逆襲>という事実はまずは喜ばしいことと考えています。

けれども、早速、左翼・リベラル系の論者やマスメディアは安倍総裁の逆襲を巡ってはネガティブなコメントを発信しているようです。左翼・リベラル派に対する今後の反批判作業の資料とすべくその幾つかをまず転記しておきます(下線および【】内はKABUによるもの)。

・自薦記事一覧:保守主義の憲法論-憲法の改正/破棄を求めて
 http://ameblo.jp/kabu2kaiba/entry-11199216659.html


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▼自民総裁選 党員票の「民意」無視

自民党総裁選は、一回目の投票で石破茂前政調会長が党員の「民意」ともいえる地方票(党員票)の過半数を獲得したにもかかわらず、国会議員だけによる決選投票で逆転され、安倍晋三元首相が新総裁に選ばれた。勝負を決めた決選投票の議員票を見ると、安倍氏は一回目の投票より五十四票増やしたのに対し、石破氏もほぼ同じ五十五票を上積みした。決選投票に進めなかった石原伸晃幹事長ら三人を支持した議員の票の行き先は真っ二つに割れたことがうかがえる。・・・

決選投票では、議員票の差が拡大し、惨敗の可能性すらささやかれていた石破氏が八十九票を獲得。安倍氏(百八票)の十九票差まで迫ったものの、大きく伸ばすことはできなかった。

安倍陣営は一回目の投票で優勢だった議員票を固めたうえ、決選投票で同じ派閥に所属する町村陣営の多くを取り込んだ。町村氏は投票先について「やっぱり仲間意識はある」と、安倍氏支持を示唆。石原氏を支援した額賀派の議員も安倍氏に流れた。これに対し、石破氏は一回目の投票で地方票(党員票)の過半数を獲得したことを受け、石原氏の出身派閥である山崎派は決選投票で石破氏に投票する方向となった。林氏を支援した古賀派が決選投票でだれに投票するか指示しなかったため、林陣営の議員の多くが石破氏に投票した。

ただ、石破氏が地方票で過半数を獲得したことが議員の投票に決定的な影響を与えたとはいえない。石破氏が一回目の安倍氏との票差をわずかしか縮められなかったことを考えれば、影響は限定的だった。安倍、石破両氏は外交・安全保障など政策面での主張が似ていることから、結局、派閥やベテラン議員とのしがらみで投票先を決めた議員が多かったようだ。


(東京新聞・2012年9月27日


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▼56年ぶり決選逆転!安倍新総裁“民意なき返り咲き”

自民党は26日午後、総裁選の投開票を行い、安倍晋三元首相(58)を新総裁に選出した。1回目でトップの石破茂前政調会長(55)に決選投票で逆転勝利。党所属国会議員を前に政権復帰への強い意欲を示したが、地方票で石破氏に大差をつけられての2位から選出されたことに「民意が反映されていない」と地方から批判の声が上がった。党人事では石破氏を幹事長などの要職で起用するとみられる。 ・・・


(スポニチ・2012年9月27日


▼「民意反映されていない」秋田県連4役が辞意

自民党秋田県連の大野忠右エ門会長ら4役は26日、安倍晋三元首相が選ばれた党総裁選の結果について「民意が反映されていない」として県連の役職辞意を表明した。大野会長は記者団に「改革の必要があったにもかかわらず、旧態依然の党体質が変わっていない」と指摘。渋谷正敏幹事長も「地方の声を考えていない。国会議員が何を基準に投票したのか疑問だ」と述べた。秋田県連の持ち票は4票で、石破氏が3票、安倍氏が1票だった。


(産経新聞・2012年9月26日


▼党員票ほぼ互角「想定内、党内は一致団結」

26日の自民党総裁選は、安倍晋三元首相が党員投票でトップの石破茂前政調会長を決選投票で破ったが、【安倍候補支持の麻生派の牙城である神奈川県の】神奈川県連の党員投票結果は算定票で石破氏5票、安倍氏4票とほぼ互角だった。このため、党員票と逆転する格好となった結果でも、県連では次期衆院選へのマイナスの影響を否定する意見が強い一方、「永田町の論理だ」と懸念の声も聞かれた。・・・

県連幹事長の竹内英明県会議長は「地方の意見を聞かない現執行部の流れを止めたい」と早くから石原氏不支持を打ち出しており、「想定していた2人の決選投票で、県連としては良しとする結果」と評価した。・・・前回衆院選で落選し、再起を目指す選挙区支部長の1人は、派閥の長老が推した石原氏の得票が伸びなかった点を「派閥政治が終わったことを有権者にアピールできた」と指摘。別の支部長は「2人の政策に大きな隔たりはなく、党内は一致団結できる」とみる。


(産経新聞・2012年9月26日


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>党員票の「民意」無視(東京新聞)
>民意なき返り咲き(スポニチ)

本稿では(アメリカでは大統領退任後も大統領経験者の正式呼称は(紛らわしくない限り)「president」であり「前」とか「元」はつかないことに鑑み、)安倍新総裁を原則「安倍総理」と表記していますが、その他、「派閥力学再び」「国民世論に近い地方の声軽視」「民意より永田町の論理」等々、上に転記したように安倍総理に対するネガキャンが早速出ています。而して、私はこれらのフレーズを弄んでいる論者は「民主主義」や「立憲制」というものが分かっていないのだろうと思います。加之、石破氏と並んで安倍総理が今回派閥の論理を否定して立候補した事実を忘れたのか、とも。

これ、「地方症」ならぬ痴呆症? もとい認知症?

何より、民主党内の議員グループは「善」かつ「新」で自民党のそれは<派閥>であり「悪」かつ「古」なのでしょうかね? 率直に言えば、民主党の議員グループは「派閥」の域にさえ達してない私欲の坩堝なんじゃないのかな(爆)。

その点で流石なのは朝日新聞。「安倍氏、難路の再登板-派閥の支えなく苦戦」(2012年9月27日第2面記事)、「もともと安倍氏は本命視されていなかった。ところが、谷垣禎一前総裁を立候補断念に追いやる形になった石原伸晃幹事長がまず失速。決選投票では派閥会長や古参議員に嫌われている石破茂前政調会長に競り勝った。いわば消去法的な選択といっていい」(同日付け社説)等々、朝日新聞は「派閥の力学」と安倍総理返り咲きを一応分けて報じているから。

まあ、そんな事実認定のことで揚げ足を取られたくないということか。流石、揚げ足取りの名人は自分がその愚を犯すことには敏感なの、鴨(笑)。いずれにせよ、「派閥」を巡る私の基本的理解については下記拙稿をご参照いただければ嬉しいです。閑話休題。

・<再論>派閥擁護論-派閥は政党政治の癌細胞か?
 http://ameblo.jp/kabu2kaiba/entry-11352837015.html


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さて、グローバル化の昂進著しい、かつ、(左では唯物史観や普遍的なる人権観念、右においては国粋馬鹿右翼的の皇国史観等々、左右の教条を粉砕する、価値相対主義の価値論と分析哲学・現象学の方法論が支配する)現下の人類史段階において、すなわち、国際化の波濤に洗われている福祉国家の大衆民主主義社会において「民主主義」とは何なのでしょうか。民主主義とは何か?

蓋し、「民主主義」とは、①政治の方針を決める権威、よって、政権(≒政党の執行部)の正当性は(個々の国民やその偶さかの集団ではなくて)<総体としての国民>の意向に起因するという価値論、および、②何が<総体としての国民>や<総体としての党員>の意向であるかを確定するルールが事前に定められているという手続論の合体なのです。

実際、アメリカの大統領選挙のプロセス。「予備選挙」と呼ばれる、共和党と民主党の大統領候補を選ぶ、両党の全国大会においても、例えば、有力候補者が乱立して(「ドングリの背比べ」とも言う?)どの候補者も党の大統領候補のポジションを獲得するために必要な代議員の過半数を得られない場合には、代議員は地方の党員の意向には取りあえず拘束されなくなり、代議員間の話し合いで党の大統領候補が決定される仕組なのです。

而して、その代議員間の話し合いの結果が地方の党員の意志とねじれる結果になったとしても、①党員の総体としての意志が政治的決定の究極的な権威であること、および、②その党員の総意を具現する手続が踏まえられている限り、このような代議員間の話し合いによる候補者決定も/代議員間の話し合いによる候補者決定こそ民主主義の帰結と言えるのだと思います。

よって、「党員の民意vs党員を含む有権者の委託を受けた議員の意志」などの対比は社会思想的・憲法総論的には全く意味がない。まして、国会議員は地方党員から「強制委任」されてはいないのであり、ならば、非対象的な存在たる両者、地方の党員・党友と国会議員の意向を同列に論じるのは無意味。

加之、「政党」とは究極的には私的なもの(例えば、自民党の総裁選挙にも民主党の代表選挙にも公職選挙法は適用されず、票の売買も各陣営の派遣する運動員による投票依頼も毫も違法ではないのですから)。ならば、総裁決定において、100%党員票に基づき決定するにせよ、100%党所属の国会議員の投票で決定するにせよ、何が政党メンバーの<総意>であるかを決めるルールをどのようなものにするかも「政党」自体に委ねられている/委ねられるしかないのです(尚、「政党」と民主主義を巡る私の基本的理解については下記拙稿をご参照ください)。

・政党政治が機能するための共通の前提
 http://ameblo.jp/kabu2kaiba/entry-11142645831.html

・政治主導の意味と限界
 http://ameblo.jp/kabu2kaiba/entry-11142630431.html

・民主主義の意味と限界-脱原発論と原発論の脱構築
 http://ameblo.jp/kabu2kaiba/entry-11138964915.html


畢竟、石破茂氏や小泉進次郎氏がいみじくも述べたように石破候補は「ルール」に則って戦い敗れた。その過程で「地方の民意」によって、石原氏・町村氏・林氏は1回戦で姿を消したのではなかったか? そこに「地方の民意」が少なからず作用した。もし、そうでなければ、今回の総裁選は第1回目の国会議員票数で1位と2位を占めた「石原 vs 安倍」の構図での決選投票になったはずであり、件の石破候補は第1回投票の段階で敗退したはずなのですから。

すなわち、安倍総理の逆襲。蓋し、これこそ<民意>と<民主主義>の具現に他ならない。

6票の県の持ち票の中3票が安倍候補に寄せられた、
福岡県のコアな自民党員たる私はそう考えます。

而して、安倍総理の逆襲に、

б(≧◇≦)ノ ・・・乾杯~♪


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テーマ : 自民党
ジャンル : 政治・経済




ブログ仲間のSatti姉さんのほぼ1年前の記事(転載日・2011/2/28(月) 午前 10:24)を、今年が「政権再交代」の年になることを念じて再録させていただきます。蓋し、正に記事に同感。

畢竟、「真正」なる形容句を自称し、他者に「不真正」なるラベル貼りをすることは(もちろん、それはそれで論者の自由でしょうが)「真正」であるか「不真正」であるかのメルクマールが、例えば、刑法の「真正不作為犯vs不真正不作為犯」のように明確で公共的な定義によるものではない以上(自分が、「真正」と「不真正」の識別をする<力士>でありかつ<行司>でもあるような、)自己満足に過ぎない。少なくとも保守系有権者のマジョリティーにとってはそうであること。

このことを「真正保守」なりを自称する論者は自覚すべきである。そう私は考えています。蓋し、現実の政治過程においては、「真正保守」なるものは百害あって一利くらいのものでしょう、と。

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而して、私自身は、自民党は民主党の自滅による「棚ぼたでの政権奪回」ではなく、(外交政策は言うまでもなく)経済産業・金融財政・社会保障政策を一貫したものに錬磨した上で、中原に鹿を追うべく戦う野党に変身すべきであろう。そのためには執行部の再編も躊躇すべきではない。谷垣「現執行部批判→現執行部支持→現執行部批判」と紆余曲折の結果、「正規の手続きに則り可及的速やかな総裁の交代」を求めたい。と、現在ではそう考えます。

谷垣さんご苦労さん、と。 そして、小池百合子・稲田朋美・丸川珠代・山谷えり子の総裁・幹事長・政調会長・総務会長の新執行部カルテットでの、(甲)政権奪還と、(乙)小泉構造改革の再発進と地方再生の同時実現を。そう私は念じているということ。

けれども、以下再度転記させていただくSatti姉さんの主張には現在も強く共感しています。畢竟、「新しい酒=政権奪還とその後の自民党政権」「新しい革袋=新執行部」に入れなければならないのでしょうが、しかし、それらの酒も革袋も「真正保守」なるものではあり得ないだろうということです。

尚、自民党の再生を巡る私の基本的な考えについては
下記拙稿をご一読いただければ嬉しいです。

・政権奪還の順路☆自民党に期待すること/期待すべきではないこと
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/60891539.html

・再掲★海馬之玄関は自民党現執行部支持に舵をきります
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/60169583.html

・<改訂版>自民党再生の<切り札>はハートのロイヤル・フラッシュ!
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59903566.html

・覚書★保守主義と資本主義の結節点としての<郷里>(上)~(下)
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/60918924.html


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稲田氏を総裁にと言う声は、一昨年の衆議院選で、自民党が下野した直後から、
そういう声が一部で高まってきたと聞く。
しかし、稲田氏はまだ政治家としては若手、新人の部類だろう。
前途有望な政治家だと思う。強固な保守理念、国会質問の鋭さを持った人だ。
しかし、自民党が政権奪還すれば、総裁は、総理となる。

総理は、党内をまとめるだけではない。野党との交渉能力が必要だし、
官僚にバカにされずに、言いなりにならずに、けんかをせずに使いこなせ
なければならない。行政経験がものを言う。

立派な政治理念を語るだけでは、到底つとまらない。
まだ議員二期目の行政経験では、いくら弁護士出身でも無理だと思う。
安倍氏を後見人にして、稲垣氏を総裁にという意見がある。
政治に後見人などという甘ったるいことは通用しない。
菅首相の後見人だった仙谷氏の例を見ればわかる。
所詮総理は自ら決断するしかない。

それに、自民党が真正保守政党になるべきと言う、強固な保守層の意見は、
一見もっともに聞こえるが、自民党が強固な保守だけの政党になれば、
少数政党に落ちてしまうことは明白だ。

それでいいのだろうか。そこから大きくしていくことは、到底不可能だろう。

どこかのブログで読んだが、社会党が、意見が異なる人を排除していき、
その結果、離党者が相次ぎ、筋金入りの極左だけの少数政党に落ちてしまった、
現在の社民党の悲惨な姿がある。自民党がそうなることを望んでいるのだろうか。

大きな政党は、考えが異なるところもある人たちが、緩やかに団結している、
そういうものなのではないか。

強固な保守層の中には、民主党の工作員が紛れ込んでいると思う。
そして、真正保守政党を目指す、聞こえはいいが、
自民党を少数政党に貶めようとする謀略が
あるような気がする。それは結局、民主党を利することになり、
民主党の長期独裁政権を樹立させることになる。

自民党のリベラル議員を批判する保守層は、民主党の反日、売国ぶりが見えない
のだろうか。自民党のリベラルなど足元にも及ばない、筋金入りの危険な、
反日、売国サヨクたちであることを、本当にわかっているのだろうか。

真正保守だけで自民党が小さくまとまることは、結局、民主党独裁政権を、
存続させるだけだと言うことを、肝に銘じるべきだ。
理想ばかり追わず、この危険な民主党を早く倒すことに全力を注いでまとまるべきだ。 


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テーマ : 保守主義
ジャンル : 政治・経済




民主党政権は、政権奪取の高揚感からか、今般の政権交代を「明治維新」になぞらえ、而して、「鳩山政権→菅政権」に至らぬ所が散見するとしても(というか、内政・外交とも目を皿のようにして捜しても「至らぬ所」しか見当たらないのではありますが)、再度、自民党に政権を渡すなどという「時計の針を戻すようなことをしてはならない」と当の鳩山氏ご自身が述べておられる。蓋し、本稿は民主党政権誕生の歴史的性格を論じた随想です。


■明治維新と建武新政
民主党政権の誕生は、「明治維新」ではなく、日本史上、「最も愚劣な天皇-後醍醐」による「建武新政」に擬えるべきものだ。これが本稿を貫く私の認識です。

蓋し、自分が説明したい何かを他の何かに喩えることは論者の自由であろうと思います。けれど、その比喩が自己正当化の域を超えて、比喩に反映されている偶さかかもしれない「類似」を「必然」であると思い込むのは滑稽というものでしょう。そして、

制度疲労に陥った旧体制を打破すべく、統治能力的には旧体制にかなり劣るかもしれない、しかし、旧体制のしがらみに縛られない新しい指導体制が不可避となり実現した政権交代


こう明治維新を捉えるとき、確かに、「明治維新≒民主党政権誕生」の主張は満更間違いでもない、鴨。もっとも、それを言うなら、巨人軍やサッカー日本代表の監督交代もなにがしか<明治維新>的ではあるのでしょうけれども。ならば、民主党が明治維新に今般の<8・30>政権交代をなぞらえたいのならば、彼等は上の認識を超えるより本質的な類似性を提示しなければならない。


蓋し、実相は逆ではないか。すなわち、

経済政策の観点から見た場合、あきらかに大きな政府を志向している民主党政権は「55年体制=社会主義体制」に立ち戻ろうとするものであり、ならば、今般の政権交代は、言うなれば明治時代から江戸時代に戻ったようなもの。あるいは、田沼意次首班体制から松平定信首班体制に移行したようなものであり、それは時代の逆行に他ならない
    

と、そう私は考えます。蓋し、<8・30>で生起した事態は、小泉政権が先鞭をつけた保守主義に基づく日本再生の始まりの終わりではなく、55年体制的な古い近代主義の本格的な終わりの始まりである。民主党の実質的な支配者が、「田中派-竹下派」の直系たる小澤一郎氏であり、彼の民主党内での力の源泉の一つが旧社会党系分子からの支持であることが、なによりも、この経緯、「民主党政権誕生=55年体制への回帰」を雄弁に物語っているのではないでしょうか。

而して、<8・30>は、民主党のマニフェスト、否、民主党という選択肢の存在が、自民党支配の中で閉塞感に鬱々としていた有権者・国民に<倒幕>の機会と大義名分を与え、もって、この社会に充満していた自民党に対する不満のガスに火がついた結果である。蓋し、<8・30>をこのように把握するとき、それは、「建武新政」と極めて似たものだと思います。蓋し、私は「建武新政」をこう捉えています。

農業以外の商工業・流通サービス業の発展、および、交易活動の全国的ネットワークの形成、それら非農業経済セクターを守護する寺社権門の強化等々の社会経済の変遷、すなわち、私の言う「生態学的社会構造」(自然を媒介にした人と人とのある歴史的に特殊な社会的関係のあり方の総体)の変容が生起していた鎌倉時代後期

逆に言えば、「武家の棟梁家=貴種の職能的武士血縁集団」が「御家人=武装農民」を束ねた政治体制としての鎌倉幕府がこれらの生態学的社会構造の変容に正面から対応することができず、単に、鎌倉幕府の権力支配の実効性のみを時代の趨勢から守るべく、一種の歴史的必然として北条得宗家の独裁に純化していった鎌倉幕府の末期

鎌倉時代初期・中期に農地争奪競争の中でいち早く没落していた旧御家人層を「身内人=鎌倉将軍の陪臣」として吸収しつつ独裁の純化を進める北条得宗家と鎌倉幕府のエスタブリッシュメントとも言うべき有力御家人層との利害が鋭く対立するに及び、「史上最低の天皇=後醍醐」の倒幕の綸旨が、六十餘洲に充満していた「反得宗独裁体制」のガスに火を付けた
    


而して、建武新政の推移は「history:誰もが知っているつまらない話」でしょう。蓋し、

①北条得宗家中枢も「史上最も無能な天皇=後醍醐」も、当時の生態学的社会構造のあり様を理解できていなかった点ではなんら変わらなかった

②曲がりなりにも人口の過半を占めるに至っていた(皇室・公家・寺社という権門の直轄荘園と国衙領を除く)「武装農民と武装農民が囲い込んでいた農民」の利害を一応代表していた鎌倉幕府と違い、建武新政は、政治と経済の仕組みを(武家支配を生ぜしめた源平争乱期以前の生態学的社会構造に適合的なsomethingに戻そうとした
    

この①②を踏まえれば、建武新政が極めて短期間に瓦解して「史上最も間抜けな天皇=後醍醐」の妄想が画餅に帰したことは、そして、南朝・後南朝の惨めな末路は悲劇ではなく喜劇であり、歴史的必然であったと思います。そして、民主党政権も、

①国際政治経済を含め、生態学的社会構造のあり様が「55年体制」が機能した冷戦期と現在の日本では変化していること

②曲がりなりにも労働人口の過半を占める「中小企業経営者」「建設業者」「地方在住者」の利害を一応代表していた自民党政権と違い、民主党政権はバブル期以前の生態学的社会構造に適合的なsomethingに政治と経済の仕組みを戻そうとしている
    


畢竟、『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』でヘーゲルの言葉としてマルクスが引用している如く「歴史は二度繰り返される。最初は悲劇として、そして、二度目は喜劇として」という傾向が歴史にあるとすれば、民主党政権は「史上最も滑稽な天皇=後醍醐」の凋落をなぞる<喜劇の北斗の拳>に他ならない。と、そう私は考えています。而して、保守主義に基づく日本再生を期す我々保守改革派は、平成の「足利尊氏」を棟梁に据えて民主党政権を一日も早く打倒しなければならない。もっとも、我々が棟梁に戴くべきは平成の「持統天皇」か「二位の尼=北条政子」かもしれませんけれども。


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■民主党政権は社会主義政権である
明治維新に<8・30>を喩える場合、()自民党政権がなぜ崩壊したのかの説明は比較的スムースですが、()旧政権が対処することに失敗した生態学的社会構造の変容の特定という点では、即、比喩の射程距離外に出てしまう。ならば、民主党議員が「民主党政権の誕生=明治維新」と規定するのは勝手だけれども、それは、単なる(教育心理学で言う所の)「自己拡大化:子供が縁日で買ってもらったお面を被るとウルトラマンになったと思い込む症状」にすぎないのではないか。実際、そうなりつつあるのではないでしょうか。

而して、(当時、「日本=世界で唯一成功した社会主義体制」と皮肉な称賛を寄せられていた如く)民主党政権は「55年体制」への回帰を志向する社会主義政権である。ならば、民主党政権が呪文のように繰り返す「官から政へ:官僚支配の打破と説明責任をより十全に果たす政治家主導の政府の構築」とはこの民主党政権認識からはどう理解すればよいのか。私はこう考えています。以下、過去記事からの引用。

 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59422241.html


民主党政権は「脱官僚支配」を標榜しながら、その実、官僚と労組が猖獗を極める社会主義国家を目指している。而して、民主党政権が唱える「政治主導」とは、行政実務を任せる宛先を人脈的に自民党の与力だった「官僚A群」から民主党に尻尾を振る「官僚B群」に変更するだけのものに過ぎない。ならば、「脱官僚支配」は(大統領が変われば、特に政権与党が交代すれば、3000人以上の高級官僚が交代する)アメリカの猟官制的な官僚の人事制度を議院内閣制の我が国において導入する、すなわち、行政に赤裸々な権力闘争を持ち込む不適切な政策指針ではないか。・・・民主党政権は赤裸々な猟官制を行政機構に導入しようとする、古い古い自民党よりも更に古い政権である。

畢竟、高校償化にせよ、子供手当てにせよ、それは財源論から言えば、「A:生活が苦しくて子供も産めない/結婚もできない層」から所得を奪い、「B:Aグループ層よりは豊かな、結婚もでき子供も産める層」に所得を配分する(世代間負担の移動モデルを考えてもそう言わざるを得ない)凄まじい悪制です。而して、日本国内に住んでいない外国人の子供への支援の出鱈目さと相まって、このような、子供でも分かる、憲法無効論なみの馬鹿げた施策法案がなぜ堂々と主張され国会を通過するのか。

蓋し、それは、(イ)民主党の政策のお粗末さと、パラドキシカルながら(ロ)自民党政権の時代に比べても遥かに大きな官僚依存の結合である。すなわち、コトナカレ主義の官僚が「注文主=民主党政権」の注文に従い出した法案に対して、「注文主=民主党の政治家」も「料理人=官僚」も、本質的に誰もその中味がわかっていないという構図である、と。 而して、この滑稽な悲惨の源泉は那辺にあるか。

蓋し、それは、しがらみを断ち切り制度を変えれば政治はうまく行く。要は、多少の混乱はあったとしても、旧政権下で培われた富や技術は丸のまま生かせるはずだという単純な思い込みがあったのではないか。けれど、旧政権下の<社会的&産業的な資産>は旧政権という特定の社会の約束事を前提にしてのみその額面通りの機能を果たし得るものだった。この、建武新政において「史上最も愚かな天皇-後醍醐」が陥ったのと同じタイプの誤謬に民主党も絡めとられているのではないか。

更には、実は、失われた90年代以来、日本は「構造改革の推進と地方再生」という相矛盾する課題を背負い、弥縫策と言えばそれまでだが自民党政権の自転車操業的対処策でやっと綱渡りしていたのを、民主党は「日本にはもっと余裕がある」と勘違いしていたこと。それで、麻生政権の暫定予算を凍結し、すなわち、景気回復のための貴重な財政出動のチャンスを逃した。これらが、現在、民主党政権が晒している悲惨と滑稽の構図ではないだろうか。(以上、自家転記終了)
    

蓋し、「既存の官僚機構の硬直化」を打破するという主張と、「民主党政権=社会主義政権」の認識は矛盾しない。そして、その政府が社会主義を志向する限り(旧政権が代表していた利害から新政権が代表する利害が変化することはあったとしても、基本的に)「官僚支配」は強化され、「新しい官僚機構の硬直化」に至るに違いない。

畢竟、民主党政権は(民主党に尻尾を振るメンバーに官僚層を純化させつつなされる)「官僚支配の強化」を志向する政権ではないか。もし、こう考えることが満更間違いではないとすれば、小澤支配の拡大深化、すなわち、「党内民主主義の欠如=党内官僚制の強化」が露になっていることも(スターリン体制確立期のソ連や、「史上最も下劣な天皇=後醍醐」が建武新政の初期、足利尊氏公をその政権運営から疎外した故事を紐解くまでもなく)、あるいは当然のこと、鴨。と、そう私は考えています。


尚、政権交代の背景と自民党再生のための施策に関する私の基本的な考えについては、下記拙稿をご参照いただければ嬉しいです。

・自民党解体は<自民党>再生の道
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59411956.html


hatoyamagodaigotogether






(2010年4月17日:yahoo版にアップロード)

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テーマ : 保守主義
ジャンル : 政治・経済




【解題】

ブログ友のアリス姫の記事。この記事にも背中を押されて、「左翼」と「リベラル」というものの異同について(ただし、言葉の意味に重心を置いたものを)弊ブログでも近々アップロードしたいと思います。

というか、アリス姫はきちんと使っておられますが、保守系ブログには「真正保守」とか「真正護憲論」とか、やたらと「真正」の二文字を自称するものがある。大体、世間では「自分は正直者です」という人物に限って詐欺師なのは常識(笑)。また、相手を「左翼」と言えばそれで「相手に対する批判の終了のご連絡」ができたと考えているお目出度い向きもある。いくら、社会主義体制が不可能なことが歴史的に証明されたからといって、それは、左翼思想が100%駄目なことの証明ではないのにね。と、筋違いながらこの記事を読んでそう思いました。

しかし、それにしても、民主党政権というのは、「左翼」でさえない無知で不遜な存在でしょうね。それは、天動説的蒙昧を苗床とする傲岸の顕現である。

蓋し、計画経済と生産手段の国有化を通して国家社会の経済的・文化的な発展を成し遂げた上での国家権力の死滅を志向する社会主義体制が歴史の遺物になった現在。

ある意味、国家権力を否定する心性と理論を「左翼」、国家の個人に対する文化的介入を忌避しながらも(資本主義下の)資源と所得の再配分の領域では国家権力の積極的な活動を要求する心性と理論を「リベラル」と名づける場合、日本の民主党に代表される立場は、国家権力ならぬ国家自体を否定しながら国家権力の機能の拡大を目指す思想ではないか。

要は、それは性善説的と天動説的な予定調和の国際政治認識に基づき、他方、同じく天動説的に国家権力の機能に万能感を感じつつ、国家や民族を否定するもの、鴨。それ正に、鼓腹撃壌の政権なの、鴨。ならば、一刻も早くこの国の政権は<地動説>を基盤とする政権に戻されねばならない、と。そう私は考えています。

以下、アリス姫の記事転載。尚、民主党政権の本性に関する私の基本的な理解については下記拙稿をご参照いただければ嬉しいです。而して、「地動説=コペルニクス的宇宙観」に帰れ!



・海馬之玄関は自民党現執行部支持に舵をきります
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59982629.html

・民主党政権の誕生は<明治維新>か<建武新政>か
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59444639.html

・政治主導の意味と限界
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59888125.html

・「事業仕分け」は善で「天下り」と「箱物」は悪か
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59556356.html


・自民党<非勝利>の構図-保守主義とナショナリズムの交錯と乖離(上)(下)
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59722931.html



tendousetsu88



◎岡崎公安委員長「反日デモは国益にかなう」
産経新聞 10月22日(金)22時14分配信

岡崎トミ子国家公安委員長は22日の衆院法務委員会で、自身が通常国会の会期中の平成15年2月、ソウルの在韓日本大使館前で韓国の慰安婦問題支援団体主催の反日デモに参加したことについて、「私は国益にかなうという思いを持っている」と強調した。菅直人首相はこれまで「本人は過去の言動に配慮に欠けた面があり、誤解を招いたことを深く反省している」(6日の衆院代表質問)と答弁しており、閣内不一致の様相を呈している。

岡崎氏はデモで韓国人参加者と大使館に向かってこぶしを振り上げた。現場には日の丸に「×印」をつけた看板も並べられていた。

岡崎氏は「私の活動が『反日』だといわれたことが誤解だ」と主張。「×印」付きの日の丸については「後方にあったので気付かなかった。日本の国旗国歌を尊重することは大事だと考えている」と弁明。デモで訴えた内容については「人間の尊厳回復を訴えた」と述べた。

質問した自民党の稲田朋美氏は「日本の国会議員として適切ではない。(岡崎氏が)日本の治安のトップにいることは不適切だ」と厳しく批判した。

これに先立つ法務委理事会では、民主党側が稲田氏の岡崎氏への質問通告の内容が「法務委になじまない」として質問取り下げを求めた。自民党側は「国政にかかわる重要な話だ」と反論。稲田氏に質問させないなら委員会を流会にすべきだと主張し、最終的には民主党側が折れた。(以上、引用終了)



政権交代はいわゆる「革命」ではありません。政治的には自民党から民主党へ、合法的に政治権力移譲が行われたのであり、本質的には守旧派である自民党支持母体から、同じく守旧派である民主党支持母体への権益移譲がなされただけです。国民的には「より優れた政治」をしてくれるなら自民党であろうが民主党であろうがどちらでも良いのですが、残念ながら民主党には国家意識やそれに付随する危機管理能力、経済成長戦略やそれに付随する景気対策、総じて統治能力や政権担当能力が著しく欠如しているため、今後国民にとってこれを選択することは自国の不利益を招くということが、この一年二ヶ月の間に証明されたと考えています。

さて、民主党議員は率先してこの政権「後退劇」を「革命」と位置づけようとしたわけですが、その「革命賛美思想」を持っている民主党議員が、民主党リベラルと言われている方々です。「リベラル」と言ってもアメリカ型の国益にコミットメントするリベラル思想ではなく、旧社会党勢力が便宜上自称して「リベラル」といっているにすぎません。

実態は反日サヨクそのものなんですよね。

その代表が今やその地位にいることすら疑問視されている岡崎トミ子国家公安委員長です。この方は「現代の価値観」で戦時中の日本を批判するのが大好きなようで、韓国人と一緒になって反日デモに参加したツワモノです。

で、当人はこの時の自分の行為を踏まえて「国益にかなう」と言っている。正当なビジネスが成立していた商売女を今になって「従軍慰安婦」として被害者扱いする活動のどこが「国益にかなう」のか全くわかりませんね。

また、証拠となる「日の丸に×印」には気づかなかったといっているわけですが、そんなことはないはずです。「日本の国旗国歌を尊重することは大事だと考えている」なら、その異常な光景に「気がつかないはずがない」でしょ。日常的にそんなデモに参加しているから「気づかなかった」、国旗国歌なんてどうなっても良いと考えるから「気づかなかった」だけです。どの道「気づかなかった」ならそれこそ問題でしょう。政治家としての資質が問われるのですからね。

「人間の尊厳回復」を訴えるなら、今でも深刻な中国の人権侵害に対して声を上げているはずですが、「ノーベル平和賞」をとった監禁中である劉氏の解放を求める民主党議連にも参加していないようでは説得力さえありません。
何から何まで後付けばかりで無様なんですよね。






稲田議員の質問にも答えられない行為をしたのは間違いないようですね。
岡崎委員長「人間の尊厳の回復を訴えた」
稲田議員「抽象的、個人補償を日本国政府に対して訴えたのではないか?」
岡崎委員長「人間の尊厳の回復を訴えた」
稲田議員「答えてない、個人補償を日本国政府に対して訴えたのではないか?」
岡崎委員長「人間の尊厳の回復を訴えた」
稲田議員「答えてない、個人補償を日本国政府に対して訴えたのではないか?が質問」
岡崎委員長「答えました」
稲田議員「答えてない、個人補償を日本国政府に対して訴えたのではないか?訴えたのか訴えてないのか」
岡崎委員長「7年前のことなので正確なことを覚えていない」
民主当議員拍手←??



馬鹿かと。




◎仙谷氏、国会での謝罪に「ノーコメント」6連発

産経新聞 10月22日(金)22時14分配信

仙谷由人官房長官は22日、参院議院運営委員会理事会に出席し、自身の国会答弁に批判が出ていることについて「不適切な答弁があったことを陳謝する」と述べた。しかし、その後の記者会見では、どの答弁が不適切かを聞かれても「ノーコメント」を6回も連発し、理事会で「真摯な答弁に努める」と約束したのとはほど遠い対応をみせた。

記者「どういう点が不適切だったのか」

仙谷氏「ノーコメント。はい、(次)どうぞ!」

記者「謝罪の感想は」

仙谷氏「ノーコメント」

記者「議運理事から発言はあったか」

仙谷氏「それもノーコメント」

記者「与野党協議のあり方が議論されている中、自身の答弁が議運で問題視されたことについては」

仙谷氏「ノーコメント」

記者「長官、なぜノーコメントなのか」

仙谷氏「ノーコメントだからノーコメントだ」

仙谷氏は会見で、理事会での謝罪内容を読み上げた後、記者団の質問に対し、このような対応をみせた。

21日の参院内閣委員会では、報道機関による答弁の“つまみ食い”を避けるため、記者会見の一問一答全文を首相官邸のホームページ上で公開する考えを明らかにした仙谷氏だが、日ごろから強弁やはぐらかしも多い。

公開によって、この日のやりとりのように、傲慢さをみせる仙谷氏の実態も赤裸々にさらされることになりそうだ。

(以上、引用終了)



菅改造内閣の閣僚には自称「リベラル」が多いのですが、仙谷健忘長官のために他の自称リベラル閣僚は随分影が薄いですね。

どこの世界に反省して謝罪した後、上記引用記事のような態度をとる人間がいるのでしょう。
仙谷官房長官は、政治家としてより社会人として失格ですね。おかげで、自称「リベラル」の社会性のなさが国民にアピールされることにはなっていますが、ここまで空気読めない方を官房長官にしている菅総理も菅総理。総理は無能、官房長官は傲慢不遜(野党や国民に)ではこの内閣は既に末期でしょうね。

仙谷無双も大概にしないと。


転載元:
http://blogs.yahoo.co.jp/kira_alicetear/26950118.html

aho3


(2010年10月23日:英語と書評 de 海馬之玄関 goo 版にアップロード)

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テーマ : 民主党・菅直人政権
ジャンル : 政治・経済

royalflush


今日、9月21日、自民党は所謂「影の内閣=シャドーキャビネット」のメンバーを発表。蓋し、この<影の閣僚リスト>を見る限り、正直、大方の予想の通りではありますが、自民党の復活はまだまだ当分先のことのように思われます。畢竟、数人を除けば、そこには、政策の骨格策定に踏み込むことにならざるを得ない党内論争を回避した、安全運転の地味な面子と、些か色あせた客寄せパンダOG若干1名の名前が並んでいるだけだったから。

土台、「権力」という求心力装置を失った以上、国粋馬鹿右翼からリベラル左派まで、社会主義的統制経済を志向する論者から新自由主義の信奉者まで、ある意味、多様さにおいては民主党と比べてもそう遜色のない自民党が、党内の路線論争を回避した以上、党勢が<自然死>に向けて衰退&衰微していくことは、それこそ、むしろ<自然の流れ>と言うべきでしょう。

けれども、①グローバル化の昂進著しい、かつ、②行政権の肥大化した福祉国家における、③大衆民主主義下の政治においては、国民の意志を統合する政治政党は、資源と所得の社会的に適正な配分と再配分を具現しつつ社会の統合を維持する上での必須の<社会的制度インフラ>であることも事実。

更に、政権交代をもたらし民主党政権を樹立せしめた先の<8・30>総選挙、そして、その2年前の<7・29>参議院選挙でさえ、自民党支持者と保守系民主党支持者を合算すれば、この国の有権者の圧倒的多数が所謂「保守派」である事実を鑑みるに、自民党が<衰微>するのは必然としても、我々保守改革派の有権者・国民が保守政党の再構築と保守政権の再興を期待するのもまた当然であり、而して、()人材の豊富さ、()国家経営と国政運営、すなわち、政権担当能力から見て再生され再興されるべき保守政党と保守政権の中核は現下の自民党以外には見当たらないのも事実。以下、そのような現下の<自民党自然死前夜>の情勢を報じた新聞報道です。

●河野氏を「行政刷新担当相」に 自民、影の内閣内定
自民党は21日、新設する「シャドーキャビネット(影の内閣)」の担当を内定した。首相に谷垣禎一総裁、官房長官に石破茂政調会長が就くほか、河野太郎前幹事長代理を行政刷新担当相に起用した。また、山本一太参院政審会長が政調会長代理に就く。22日の総務会で正式決定する。シャドーキャビネットの担当は以下の通り。(敬称略)

▽首相=谷垣禎一
▽官房長官=石破茂▽総務相=岩城光英
▽法相=平沢勝栄▽外相、沖縄・北方対策相=小野寺五典
▽財務相=林芳正▽文部科学相=下村博文
▽厚生労働相=田村憲久▽農林相=宮腰光寛
▽水産相=野村哲郎▽経済産業相=西村康稔
▽国土交通相=山本公一▽環境相=田中和徳
▽防衛相=岩屋毅▽国家公安委員長、金融・経済財政・消費者・国家戦略担当相=竹本直一
▽防災担当相=長島忠美▽行政刷新・公務員制度改革担当相=河野太郎
▽少子化担当相=橋本聖子

(産経新聞・2010年9月21日)
    


inadasan2



自民党<衰微>は不可避。けれど、保守政党の再構築、而して、その再構築されるべき保守政党の中核は現在の自民党以外にはありえない。この一見相矛盾する現実から目を逸らさない場合、では、我々保守改革派はどのように行動すべきなのか。一体、日本はどこへ行こうとしているのか。そもそも、自民党はなぜにこのような状況に追い込まれたのか。自民党が苦境に陥った原因と自民党を取り巻く現下の状況に関する私の基本的な状況認識については下記拙稿をご参照いただくとして、本稿はこの「Japon, Quo vadis?」の問題意識から、「自民党解体→自民党再生→政権奪還」のための処方箋。その結論部分の走り書きです。

・自民党解体は<自民党>再生の道
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59586792.html

・自民党<非勝利>の構図-保守主義とナショナリズムの交錯と乖離(上)(下)
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59722931.html



而して、その結論とは、

・保守政党による政権奪回の道は自民党の再生であり、
・自民党再生の道は自民党の解体である。而して、
・自民党再生の切り札は<Royal Flush Hearts>に他ならない


すなわち、

執行部を一新して、稲田朋美・小池百合子・丸川珠代等の諸氏に自民党と日本の保守政治の、畢竟、日本の将来を託すこと。重要なことは、単なるお神輿や選挙目当ての看板としてではなく、彼女達に党内の人事権を始めすべての党内権力を集中すること。

更に、森喜朗・福田康夫の両元首相等の引退。安倍晋三・麻生太郎の両元首相を始め、町村信孝・額賀福志郎・谷垣禎一・古賀誠・伊吹文明・二階俊博・高村正彦等々の有力者は、率先して新執行部のための<球拾い>と<バッティングピッチャー>、あるいは、<マネージャー>に専念すること。もちろん、この<マネージャー>とは、「監督」という意味ではなく、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』の「マネージャー」の意味です。

これが、江戸幕末の如き、あるいは、鎌倉幕末の如き、(イ)能力的には遥かに倒幕勢力を幕府側が上回りながらも、(ロ)時代の流れの中で、「資源と所得の適正な再配分」、そして、国民意識の統合をなしえなくなった自民党を再生させる道であろうと私は考えます。 

  

自民党<衰退>の原因は、複雑に絡み合った既得権的利害調整が政治のほとんどすべてを占めるに至った<しがらみ>であるとすれば、そのようなしがらみから相対的に距離を置いてきた、また、自民党の結党の理念をより率直に政治に反映させるモティベーションが高い、女性政治家を抜擢するに如くはない。と、そう私は考えるからです。

而して、鉄血宰相ビスマルクが喝破したように、(立憲主義の支配する近代国家においては)「政治とは予算」であり、その政治を動かす「権力とは人事権」に他ならない。ならば、我等がハートのロイヤル・フラッシュ(royal [straight] flush hearts)が、「党内の人事権」を適宜行使しながら、(a)下記の指針を堅持して、(b)国民に新生自民党の政策を分かりやすく語りかけることができたならば、そして、(c)組織の呈をなした組織に自民党を生まれかえらせるのであれば、「お雛様執行部=選挙目当ての執行部」などという為にする批判は早晩雲散霧消するものと私は考えます。尚、私の考える「保守主義」の内容については下記拙稿をご一読いただければ嬉しいです。

・保守主義の再定義(上)~(下)
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59891781.html

・憲法における「法の支配」の意味と意義
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59879748.html

・読まずにすませたい保守派のための<マルクス>要点便覧
 -あるいは、マルクスの可能性の残余(1)~(8)
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/57528728.html



・構造改革と地方再生を同時に確実に具現すること
・戦後の権門体制、すなわち、「政官財+労組」と自民党のしがらみを断ち切ること

・冷戦構造下の欺瞞に満ちた惰眠から国民を覚醒させること、
 就中、集団的自衛権の解釈変更と憲法改正の断行
・アメリカとの同盟強化、特定アジアとは「政凍経冷」を目指すこと

・英米流の中庸を得た言葉の正確な意味での<保守主義>を具現すること
・皇室をその不可欠の一部とする日本の国柄を自覚的に復活強化し、世界の保守勢力との連携を強化すること


而して、「自民党解体→自民党再生→政権奪還」を期した、
自民党の執行部として私が期待する「Team of royal flush hearts」
は次の通り、




◆KABUの希望する再生自民党の新執行部


inadasan6

総裁:稲田朋美
DOB:1959年2月20日
POB:福井県今立町(現:越前市)
EDU:早稲田大学法学部
OCC:弁護士
CID:衆議院議員(当選2回:財務金融委員会)     




koikesans.jpg

幹事長:小池百合子
DOB:1952年7月15日
POB:兵庫県芦屋市
EDU:カイロ大学社会学部
OCC:ニュースキャスター
CID:衆議院議員(当選6回:予算委員会)     




marukawasans.jpg

政調会長:丸川珠代
DOB:1971年1月19日
POB:兵庫県神戸市
EDU:東京大学経済学部
OCC:テレビ局社員
CID:衆議院議員(当選1回:厚生労働委員会)     




yamatanisans.jpg

総務会長:山谷えり子
DOB:1950年9月19日
POB:東京都武蔵野市
EDU:聖心女子大学文学部
OCC:ジャーナリスト
CID:参議院議員(当選1回:元衆議院議員(当選1回), 内閣委員会)    





sakuraisanbig.jpg

最高顧問:櫻井よしこ
DOB:1945年10月26日
POB:ベトナム・ハノイ
EDU:ハワイ大学マノア校史学部
OCC:ジャーナリスト
CID:N/A    







(2010年9月21日:yahoo版にアップロード)

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2007年9月10日以降の新記事を随時、厳選した過去の自薦稿を漸次アップロードしていきます♪

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