安倍総理の歴史認識を批判する海外報道紹介(7)




(5)Japanese Prime Minister Stokes Wartime Passions

(WSJ記事・2013年4月25日)

Japanese Prime Minister Stokes Wartime Passions

Japanese Prime Minister Shinzo Abe stepped up his campaign to revisit Japan's wartime history, responding to criticism from Asian neighbors with a new round of comments that have further aggravated tensions with South Korea and China.

With emotions running high over visits by members of his cabinet to a wartime memorial, Mr. Abe stoked passions further by appearing to question whether Japan's World War II aggression and occupation of countries around the region could be labeled an "invasion."

"The definition of what constitutes an 'invasion' has yet to be established in academia or in the international community," Mr. Abe said in parliament on Tuesday, after a fellow lawmaker asked whether he supported a 1995 apology issued by Japan's prime minister at the time for Japan's colonial behavior. "Things that happened between nations will look different depending on which side you view them from."

The situation has become so prickly that South Korea's Foreign Ministry summoned Japan's ambassador Thursday to lodge a formal complaint about that comment—three days after the South Korean foreign minister canceled a planned trip to Tokyo over the weekend war-memorial visits.・・・


日本の首相が戦争の記憶を呼び起こし戦争を巡る情念を燃えあがらせる

自国の戦争中の歴史の見直しを日本の安倍晋三首相が加速させた。アジア諸国からの批判に応戦する形で新たに一連のコメントを発信したのだ。これらの所見表明により、安倍首相は韓国および支那と日本との緊張を一層鋭いものにしてしまった。

戦争を記念する施設への閣僚が訪問。それを契機に感情が高ぶったこともあろうか、第二次世界大戦中に日本がアジア諸国に対して行った侵攻や占領は「侵略」と看做されるべきなのか、と。この「侵略」規定に安倍首相が疑義を懐いていると広く受け取られたことが戦争を巡る激情を再点火させてしまった。

「「侵略」という定義は、学界的にも国際的にも定まっていない」。火曜日【2013年4月23日】、日本の植民地政策とその植民地支配の実際を巡って時の首相が1995年に出した謝罪【村山談話】を安倍首相は支持しているのかどうかを問い質した与党議員の質問に答えて彼はそう述べたのだ。更に、「【ある事態が「侵略」と看做されるべきかどうかは】国と国の関係で、どちら側から見るかで違う」とも。

ことほど左様に、安倍首相の発言が日本の外交を取り巻く状況を極めて刺々しいものにしてしまった結果、木曜日【2013年4月25日】には韓国の外務大臣が駐韓日本大使を呼びつけ公式に抗議する事態となった--ちなみに、この抗議の申し入れは、安倍内閣の閣僚が戦争を記念する施設を訪問したことに反応して、予定されていた日本訪問をこの外務大臣自身が取りやめた3日後のことなのである。(中略)


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Japan officially annexed Korea in 1910 and occupied the peninsula until the end of World War II in 1945.

While the actions and comments of Mr. Abe and his aides are stirring antagonism outside Japan, the popular leader has appealed to his political base in Japan for support for his stance.

His secretary posted a video of Wednesday's parliamentary debate on the prime minister's official Facebook page, highlighting his impassioned defense of parliamentarians' right to visit the Yasukuni shrine, where convicted war criminals are enshrined alongside more than two million others who died in Japan's modern wars.

The weekend visits to the Yasukuni shrine by cabinet ministers, including Deputy Prime Minister Taro Aso, were followed Tuesday by visits of 168 parliamentarians from various parties to commemorate the shrine's spring festival. It was the biggest group of lawmakers to visit since 1989.

日本が正式に韓国を併合したのは1910年のことであり、それ以来1945年の第二次世界大戦終結まで日本は朝鮮半島を占領し続けた。

而して、安倍首相は、自分と側近達の言動が諸外国では日本に対する敵愾心を煽り続けているとき、一方、日本国内では、自身の中核的な支持層に向けて、歴史認識についての自分の姿勢を支持してくれるように、世論からの高い支持を享受しているこの政治指導者は積極的に働きかけている。

例えば、安倍氏の秘書は水曜日【2013年4月24日】に行われた議会での討議の模様を収録した動画を首相の公式Facebookに投稿した。その動画とは靖国神社に参拝する国会議員の権利を安倍首相が熱烈に擁護する場面を強調するように編集されたもの。尚、靖国神社とは、戦争犯罪に関して有罪を宣告された戦犯もまた、近代日本が遂行した戦争でなくなった二百万を越えるその他の戦死者とともに祀られている神社である。

安倍内閣の閣僚による先週末の靖国神社参拝に引き続き--参拝した閣僚の中には麻生太郎副総理も含まれていたのだけれども--靖国神社の春季例大祭にあわせて火曜日【2013年4月23日】には超党派の168人もの国会議員が同社に参拝した。168という人数は靖国神社に参拝した国会議員集団としては1989年以降で最大のものである。



The Facebook post quickly garnered thousands of expressions of praise from conservative supporters applauding Mr. Abe for his stance. "There are many of those who were touched by your statement," wrote one supporter. "My 77-year-old mother thanks you for putting into words what other prime ministers wouldn't" about Yasukuni, said another. During the Wednesday debate, an opposition lawmaker asked Mr. Abe about the effects of visits by cabinet ministers to Yasukuni. The prime minister responded: "It's only natural to honor the spirits of those who gave their lives for the country. Our ministers will not cave in to any threats."

He added that it was "wrong to think chipping away" at Japan's right to honor its war dead would improve relations with neighboring countries, suggesting recent South Korean and Chinese complaints had domestic political motives.・・・

(to be continued)


さて、動画が投稿された安倍首相の公式Facebookのこと。この投稿には瞬く間に保守派の支持者から安倍首相の歴史認識を巡る姿勢に賛意や喝采を表明する数千余の賞讃が寄せられた。ある支持者は「あなたの所見に感動した人は少なくありません」と書き。また、「総理、靖国神社参拝についてのご発言、これまでの総理と違い、当たり前のことを言ってくださって、胸がすっきりした!と77歳になる母親が嬉しそうに言っておりました。多くの国民は支持しています!!」とはある別の支持者の書き込みである。さて、Facebookに投稿されたその動画が収録している水曜日【2013年4月24日】の討議の中で、野党のある議員【民主党の徳永エリ議員】は閣僚の靖国神社参拝が及ぼす諸々の影響について安倍首相を問い質した。而して、「国のために尊い命を落とした英霊に尊崇の念を表するのは当たり前だ。わが閣僚はどんな脅かしにも屈しない」【その自由は確保している。当然だろう】。と、これがその質問に対する安倍首相の答弁である。

加之、安倍首相は、韓国や支那の近時の日本批判の背景には両国ともに各々内政と結びついた動機があることを示唆しつつ、戦死者に敬意を表する日本の権利を「削りとれば」近隣諸国との関係が改善するなどという考えは「間違っている」【歴史や伝統の上に立った私達の誇りを守ることも私の仕事だ。それを削れば(特定アジアとの)関係がうまくいくとの考えは間違っている】と述べた。(中略、本記事続く)



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<続く>


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