認知症介護の経験を通して知る政治の実相--<最悪の首相>は自分の言動を覚えていない人達--




認知症が進む実母。その母の介護をしていて、
つくづく感じたことがあります。


それは、


泣く子と地頭には勝てないかもしれないが、
何も覚えていない人とは勝負にさえならないということ。


完敗です。乾杯じゃなく完敗。
JR両国駅で下車できず、不戦敗。


ガスオーブンは使わないようにしてねと再々約束していて、その時も、またそれを約束したその直後(20分後)、小腹がすいたからカップ麺でも食べようかとケトルでお湯を沸かす母の後姿・・・。


いやー、怒りとかよりも、
まじ、怖いです。


野良猫が増えて町内の問題になっているから、うちの猫ちゃん達には屋内でごはんやってねと注意して、「わかっとる」という返事をもらった刹那(6分後)、玄関前にどーんと山盛りの餌を置こうとする母。でもって、注意したら、餌に寄ってきたがっている猫ちゃんを見て「あれはうちの猫やけんよかろうもん」て。

あのー、お母さん、うちの猫は白黒と黒と白、その餌を凝視している猫ちゃんは
綺麗な(茶黒白)三毛猫さんだよ・・・。



彼女は今でも会話している間、簡単に言えば--どの瞬間でも--会話し始めて3分間は聡明な人。というか、年齢のわりには、--経理畑勤務30年以上だったこともあり--暗算も得意で聡明。そして、会話し始めて5分間は普通の後期高齢者との違和感も特に感じない会話が続く。

でもね、--どの瞬間でも、ある時点の--5分15秒後には5分前の記憶はない。でもって、認知症患者の常として、自分が「物忘れの度合いが異次元の水準」--要は、忘れていることを忘れている水準--に達しているという自覚が皆無。だって、本人にとっては、ウルトラマンが地球上で生きられる<普通の3分間>が続いているだけだものね。でもね、6回前どころか3回前の「3分間」の会話の記憶はない。100%ない。

だから、何があっても本当は怒るだけ無駄。大声を出すのは喉が渇きお腹が空くだけのエコじゃない不毛な営み。あのー、ルールや約束事を紙に書いたって無駄ですからね(苦笑)。なぜならば、まず、6分後には紙に書いて約束したという事実を忘れ、そして、間違いなく10分後には紙に書いてある内容を読んでもなんのことかまったく思い出せませんから。

でもね、火事、あるいは、自傷・他傷を避けるためには、絶対駄目なことは、無駄を承知でアピールし続けるしかない。そうしないと、一度でも例外を許すと、完全に元の木阿弥状態に帰るから。要は、条件反射トレーニングを終了(修了?)した「パブロフの犬」よりも凄まじいということ。


と、こんな哲学的思索のヒントてんこ盛りの<楽しい介護ライフ>を送っていて、年末のせいもあり--つまり、この1年間の安倍政権による日本復活の鼓動を肌で感じて--痛感したことがあります。それは、覚えていない人には--事象を一旦は認知しているはずなのだろうけれども、その事象を<重要な事象>とは感じることができず思い出せない人には--何を言っても無駄だということ。

蓋し、だから、おそらく、本人には何程かやましいところがあるがゆえなのか、それを払拭すべく強面で強弁する<菅直人>が最低の人間であり、最低の首相であったのに対して、おそらく、自分のやったことが拙かったという自覚が完全に欠落している<鳩山由起夫>は、好人物かもしれないけれど(皮肉)、間違いなく最悪の首相だったのだろうということ。而して、この<鳩山由起夫>に関する経緯は、「河野談話」を巡る河野洋平氏にもあてはまること、鴨です。



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少し話の筋が変わりますけれど--そう、三間飛車の飛車を四筋に一筋だけ廻すとすれば--ここ数日、吃驚仰天とまでは言わないけれど唖然呆然としたブログ記事を何本か読みました。それは、「日本・ASEAN特別首脳会議の際の祝宴で(at a Gala Dinner of the special summit of ASEAN-Japan)、AKB48が安倍首相や各国首脳の前でミニスカートで歌って踊ったのは北朝鮮の喜び組みたいで文明国としては恥ずかしい」とかとかいう主張。


うみゅー、
ふみゅー、正直、


AKB48よりも乃木坂46の方が、
乃木坂46よりも北朝鮮の喜び組のメンバーが
美人さんが多いと思うけれど。

(尚、この経緯に関しては下記拙稿をご参照ください)
・日本人の究極の美意識としての<ほどほど>が一番可愛い?
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/62128652.html



でもね、この批判は、
はみゅー、

所謂「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の類の批判ではないでしょうかね。要は、「憎き安倍首相が推し進める「地球儀外交-支那包囲網構築」の外交戦略に「加担」したAKB48やEXILEは許せん!」という言い掛かりの類である。と、そう私は考えます。

あのー、北朝鮮の小学校でも、おそらく、「1+1は2」と教えているでしょうし、「3×6は18」と教えているのではないでしょうかね(多分)。また、「認知症の患者の言動に対しては、介護担当者は可能な限り異を唱えず穏やかに接する方が、患者の認知症の進行度合いは緩やかになるんですよ」とか「認知症、特に、アルツハイマー症の患者には有効な内服薬が数種類ありますが、患者さんによっては体質に合わないとか、効果がほとんどないというケースも少なくなく、現在の所--日本やアメリカで現在開発中の新薬を我が国が密輸できるようになるまでは、少なくとも、--薬物治療は万能とは言えませんよ」とか介護系の学校では北朝鮮でもそう教えているのではないかと思います(多分)。


私は何が言いたいのか。それは、北朝鮮にも存在するあるものと似たものが(その多くは「似て非なるもの」にしても、)日本にも存在するとして、だからといって、例外なく、直ちに、その日本にあるあるものの価値や合理性、利便性や効率性が否定されることはないだろうということです。

ならば、「安倍政権は国家安全保障戦略(NSS)の中に愛国心の涵養強化政策を盛り込むつもりのようだけれども、それは北朝鮮と同じような国に日本を変えようとするものだ」とかの批判は、逆に言えば、北朝鮮でさえ認めないわけにはいかない価値や合理性のある施策を、水戸黄門の印籠の如く、「北朝鮮」というネガティブシンボルだけを根拠に否定する杜撰な言説と言えるのではないかということです。

而して、北朝鮮の喜び組の最重要もしくは主要なタスクが北朝鮮のロイヤルファミリーやそのメンバーが招待するゲストの慰問・接待であるのに対して(多分)、AKB48の本分はAKB劇場での公演であり、つまり、一般のファンに対して<身近ないつでも会いに行けるアイドル>としての最高のパフォーマンスを提供することであること。この違いは、両者を一括りにする「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の人達には--すなわち、一旦は認知しているはずの事象を<重要な事象>としては覚えていない人達には--見れども見えずなの、鴨です。と、私はそう考えます。



3_20131225181608701.jpg



で、ミニスカート・・・。
ミニスカートね・・・(笑)


ふみゅー、
あのー、


30年程前の京都大学あたりのフェミニストグループの中では、ミニどころかスカートをはいている所を見られた1~2回生(←関西では学年を「1年生」とか「2年生」ではなく「1回生」とか「2回生」と呼びます。)は、怖い3~4回生とかOGの大学院生のお姉様方に、後日、呼び出されて、「あなた、この前、スカートとかはいてたんやて。それ、男に媚びてるん。まー、そんなプライベートなことまで詮索する気はあらへんねんけどな、あんな、ちょっと、そんな服装するちゅーんは思想性が低いんちゃうか」とかとか叱られたらしい(実話です)。

而して、「日本・ASEAN特別首脳会議の際の祝宴で、AKB48が安倍首相や各国首脳の前でミニスカートで歌って踊ったのは北朝鮮の喜び組みたいで文明国としては恥ずかしい」とかなんとかの「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の人達の主張の中で「ミニスカート」はどんな意味があるのでしょうか。まさか、30年前の京都大学あたりのフェミニストグループのロジックがいきなり時空を超えて<ワープ>してきたもの。まさかね。まさかとは思うけれど・・・。


でも、

もしそうなら、


もしそうなら、AKB批判記事を発信されている論者には、例えば、「性別役割批判」や「性の商品化批判」、あるいは、「言語やファッションの中に埋め込まれている家父長制的イデオロギー批判」とか(←懐かしい!)が--それらの思想性の高低の吟味判定は武士の情けで、というか、年末で忙しいので割愛しますけれど、30年前の京都のお姉様方の「脱スカート論」の主張が--この30年程の幾星霜の中で、彼等の援軍であるはずの同性の女性から全く支持されなかった事実が見れども見えず--すなわち、一旦は認知しているはずの事象を<重要な事象>としては覚えていない--ということであろう。と、そう私は思います。

実際、例えば、東川篤哉『謎解きはディナーのあとで』のヒロイン、大富豪令嬢の刑事さんも勤務中はそれを装っているように、日本では今でも若い女性ビジネスパーソンの定番のパンツスーツも、彼女達が一度アメリカ勤務を経験すれば多くの場合クロゼットの肥やしになること。このことをAKB批判記事を発信している論者は看過しているの、鴨。

敷衍すれば、彼女達の赴任先のアメリカ、その彼の地では--まして、欧州では--、マネージメントクラスやそのクラスへの昇進を虎視眈々と狙っている層の女性ビジネスパーソンのほとんどはスカートをはいていること。そして、日本から来たそのパンツスーツ姿の彼女に対しては、オフィスでも社員食堂でも、ひそひそと「あの人、東京の本社から来た幹部候補てことだったけど、いつも秘書--この場合の「秘書」はコピー取りとかの補助事務スタッフさんの意味ですよ--みたいなかっこしてるわよね」と噂されていること。

よって、そんな女性マネージメントのファッション事情を見るにつけ、また、自分の噂を聞きつけた段階では、どんな鈍感な日本のフェミニストのビジネスウーマン(←これ日本語の「ビジネスウーマン」です。)もパンツスーツを脱ぎ捨てるということ。実際、自分の服装に関する噂を聞いた刹那、「最寄りのデパートに脱兎の如く駆け込みスカートを購入、そして、デパートの顧客用更衣室で高校卒業以来実に10数年ぶりにスカートにはきかえました」と告白してくれた方は1ダースもいないけれど半ダースよりは多いですから。

そんな日本人女性ビジネスパーソンのクロゼットの内部で火花を散らすスカートとパンツスーツの争いがこの30年間、ニューヨークでも東京でも、大阪でもロンドンでも繰り返されてきたこと。そして、それらとその結果を、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の人達は反芻すべきではないか。と、老婆心ながら私はそう思います。

まあ、<鳩山由紀夫>に反省を求めるようなもので、それは無駄でしょうけどね。而して、けれども、日本の<火事、あるいは、自傷・他傷>を避けるためには、絶対駄目なことは、やはり、無駄を承知でアピールし続けるしかないのだろうな、と。そう私は諦観しています。


いずれにせよ、覚えていない人は強いです。
それを痛感している年末のこの頃です。


お粗末様でした。


<(_ _)> <(_ _)>





P/S

冒頭の画像は、「介護に根詰めたらでけんばい」、
ということで、友人がドライブに連れて行ってくれた
熊本県宇土の有明海の海辺(島原湾)です。


熊本とはいえ寒かった。そして、
他人の情けが身に染みるぜ、です。






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大東亜戦争終結後のこの社会で跳梁跋扈し猖獗を極めた戦後民主主義の批判を果敢に推進するための
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