安倍総理靖国神社参拝を批判するニューヨークタイムズ社説紹介(2)




【この所謂「従軍慰安婦」なるものに関するNYTのeditorial boardの理解は歴史的にも完全な間違いですが、訳は本文テクストに従っています。尚、所謂「従軍慰安婦」なるものに関する私の基本的な理解、そして、米英のマスメディアや議会のこのイシューに関する無知の凄まじさ、そして、それらの無知が世界に拡散したについての朝日新聞と河野談話の万死に値する責任については下記拙稿をご参照いただければ嬉しいです】


・石原知事-橋下市長が「河野談話」を一刀両断
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/61346852.html

・「慰安婦は必要だった」--慰安婦問題を巡る橋下氏の発言は妥当である--
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/61865685.html

・橋下「慰安婦発言」批判の海外報道紹介
 --歪んだ論理の磁場の確認とその消磁化の契機として(1)~(9) 
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/61938729.html


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Paradoxically, it is Chinese and South Korean pressure on these fronts that has allowed Mr. Abe to think a visit to Yasukuni is a good idea. China’s belligerent moves in the past year over Japanese-administered islets has convinced the Japanese public that there is a Chinese military threat. This issue has given Mr. Abe cover to ignore all the signals from China and to pursue his goal of transforming the Japanese military from one that is strictly for territorial defense to one that can go to war anywhere. The visit to Yasukuni is part of that agenda.

South Korea’s continuing and sharp criticism of Japan’s grudging stance on the comfort women issue and the refusal by President Park Geun-hye to meet Mr. Abe to discuss the issue have sown distrust of South Korea among Japanese citizens, nearly half of whom, polls say, also see South Korea as a military threat. Such views among voters have effectively given Mr. Abe license to act without regard to the reactions in Beijing and Seoul.

逆説的な理解に聞こえるかもしれないけれど、靖国神社参拝は悪くない一手と安倍首相に思わせたのは、これら領土や従軍慰安婦を巡る支那と韓国の圧力だったかもしれない【加えて、朝日新聞や毎日新聞といった日本国内の反日リベラル側の情報を単に英語にしただけのNYT等の安倍首相に対する数多の誹謗中傷的の記事も原因、鴨(笑)】。日本が統治している島礁に対するこの1年間に亘る支那の好戦的で喧嘩上等というか喧嘩常套の行動は、軍事的な脅威としての支那の存在を日本の公衆一般に確信させるに至っている。すなわち、東シナ海で繰り広げられている支那の好戦的な行動は、支那からの交渉再開の意向のシグナルを安倍首相が無視することを正当化させるものであり、もって、その軍事力運用の範囲が日本周辺での防衛行動に厳格に限定されている現状から、世界のどこの戦争にも運用できるように日本の軍事力を変質させたいという安倍首相の目的をも正当化するものだ。而して、今般の靖国神社参拝は安倍首相の目的遂行の一斑をなしている。

従軍慰安婦問題を巡る日本の不承不承な姿勢に対して韓国が繰り返し投げつけてきた激しい批判、および、この問題を話し合うべく安倍首相との会談を朴槿恵大統領が拒否している事態は、日本の有権者国民の中で韓国に対する不信感を決定的にしつつある【所謂「従軍慰安婦」なるものが存在しないことは明らかであるけれども、いずれにせよ、所謂「従軍慰安婦」なるものを巡る問題は法的に完全に解決済みであり、「従軍慰安婦問題を巡る日本の不承不承な姿勢」などとNYTのeditorial boardに言われる筋合いは毫もないのですが、訳は本文テクストに従っています】。而して、各種世論調査によれば、現在では、日本の有権者国民の半数近くが支那同様に韓国もまた日本にとっての軍事的脅威と看做している。有権者国民の間におけるこのような両特定アジア諸国認識の浸透は、支那政府や韓国政府との関係を考慮することなく安倍首相が行動する上で恰好の免罪符を首相に与えるものと言えよう。



The three major national newspapers — Yomiuri, Asahi and Mainichi — have been editorializing against a prime ministerial visit to Yasukuni, especially in the year since Mr. Abe took office. And more important for Mr. Abe and his nationalist supporters, Emperor Akihito has refused to visit Yasukuni, as did Emperor Hirohito before him.

Mr. Abe’s ultimate goal is to rewrite Japan’s pacifist Constitution, written by Americans during the postwar occupation, which restricts the right to go to war. Here, too, Emperor Akihito disapproves, though he has no political power under the Constitution. A few days before Mr. Abe visited Yasukuni, the emperor, in comments marking his 80th birthday, expressed his “deep appreciation” toward those who wrote the post-1945 constitution in order to preserve the “precious values of peace and democracy.”

So, if history is the problem, Chinese and South Korean leaders will find allies in Tokyo, and they should meet Mr. Abe to confront, to negotiate and to resolve these issues. Their refusal to meet will only give Mr. Abe license to do what he wants. Japan’s military adventures are only possible with American support; the United States needs to make it clear that Mr. Abe’s agenda is not in the region’s interest. Surely what is needed in Asia is trust among states, and his actions undermine that trust.

日本の三大紙--読売、朝日、毎日--は、いずれも、その社説で安倍首相の靖国神社参拝を俎上に載せ安倍首相の行動を批判している。就中、なぜ、【カレンダーイヤーではないとしても】首相に就任したその年に参拝したのか、と。安倍首相と彼の民族主義的な支持者達にとって、しかし、より重要なことは、明仁天皇が靖国神社に参拝することを拒否していること、そして、今上天皇の前の裕仁天皇も同様に参拝を拒否していたことなのだ【この箇所「visit」は「ご親拝」と表記すべきであり、かつ、「Emperor Hirohito」は「昭和天皇」と訳すべきでしょうが、本文テクストのニュアンスに従いました。ちなみに、「Emperor Akihito」という言葉遣い自体は、例えば、「Queen ElizabethⅠ」や「Queen Victoria」と同様、必ずしも「不敬」なものとは言えないと思います】。

安倍首相の究極の目標は現行の非戦主義の憲法の改正である。日本の非戦主義の憲法とは、戦後の占領期にアメリカが起草した戦争に打って出る権利を制限しているものなのだけれども。而して、もちろん占領憲法上なんらの政治的の権力を帯びてはいないものの、明仁天皇は現行の占領憲法の改正の是非についても賛成ではない。安倍首相が靖国神社に参拝した数日前、自身の80歳の誕生日【2013年12月23日】の声明の中で今上天皇は、「平和と民主主義の崇高な価値」を保護すべく1945年の戦後に制定された現行の占領憲法を起草したアメリカ側関係者に「深い敬意」を表すると述べているのだから。

蓋し、歴史認識が問題ならば、支那と韓国の指導者は日本国内、就中、皇居にその友軍を見つけることができるのだ。ならば、彼等両国の指導者は安倍首相と正面から話し合い、上記の諸問題を解決すべく交渉に臨むべきなのではないか。会談拒否の姿勢を貫く支那と韓国の行動は、安倍首相が自身の目標と目的を達成するべく行動する上での免罪符、すなわち、フリーハンドを進呈しているようなものなのだから。而して、日本の軍事的行動はアメリカの支援が見込める条件下でのみ可能である。ならば、アメリカ政府は、安倍首相がその具現を期している政策課題は東アジア地域の利益と相矛盾するものであることを明確に発信する必要があろう。畢竟、アジアにおいて必要なことは諸国間の信頼でないはずはなく、安倍首相の行動はそのような諸国間の信頼関係を掘り崩すもである【「アジアにおいて必要なことは諸国間の信頼」などとは、国際法と確立された国際政治の慣習を完全に遵守している日本に対してではなく、それらを逸脱して毫も恥じることのない支那と韓国に言いなさい。と、そう反論すべきなのでしょうが、訳は本文テクストに従っています】。

(NYT社説紹介終了)


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<続く>



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