ソフトバンクホークス秋山幸二監督に見る<指導者の器>と保守主義の精神(上)




ちょうど一月前(2014年10月30日)、私達の郷里のチーム、秋山幸二監督率いる福岡ソフトバンクホークスが二度目の日本一の栄冠を掌中にしました。いや、嬉しい。最初の優勝のとき(下記URL記事参照)より数倍嬉しい。

ヽ(^o^)丿ヽ(^o^)丿

・ソフトバンク優勝! 熊本県出身の秋山監督悲願の日本一達成、ダ!!
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/60883364.html


しかし、
ここに至るまでは、
はい、

(><)

パリーグの優勝マジックに王手をかけてからまさかの1勝9敗、終わってみれば2位オリックスとはゲーム差なしの薄氷のパリーグ優勝。おいおいおい、東京の某巨人軍と同様、巨大戦力をオーナーから与えられながら、なんなのこの結果は。

б(≧◇≦)ノ ・・・秋山、おのれはアホか!
б(≧◇≦)ノ ・・・秋山、おのれは無能か!

と思わないではありませんでした、正直。


でもね、結局、ゲーム差なしだろうが勝ちゃーいいのです。
そして、勝ったチームは強く、その監督は運がいいか指導者として優秀なのです。

而して、チームが勝ち続け、よって、「監督はあの人しかいない」と周りに自ずと感じさせること。このことこそその監督には<指導者の器>が備わっていることの証拠というもの。

聞けばその「監督はあの人しかいない」という秋山監督は今シーズン限りでユニホームを脱がれるとのこと。而して、本稿は、「秋山幸二」を念頭に「指導者の器」ということの意味を考えてみたものです。

ちなみに、この記事自体は野球とはほとんど無関係。よって、ネット検索を通して、野球についてのなにがしかの認識や主張を期待してご訪問いただいた方には、申し訳ないのですが至急退出されることをお勧めします。おそらく退屈ですし、お互いに時間の無駄ですから。

と、まずは事実の確認。もう一月前のことですからね。
と、朝日新聞には嘘が書いてあるかもしれないので、
以下、Japan Timesの記事で確認しておきましょう。

尚、野球の英文記事は専門用語に慣れていない方には、法律記事同様に難解。
ただ、あなたが中学1年生でも、毎日、最初は1センテンスから2センテンス読んでいけば、
高校を卒業する頃にはこんな記事は斜め読みできることを保証します。
そうなれば、他の分野でも、最早、朝日新聞に騙されることもなくなるというもの。
これ美味しい話ではないですか。

ウマウマ(^◇^)


Hawks eliminate Tigers on bizarre game-ending double play, capture Japan Series title
Manager Koji Akiyama's club wins four straight games to earn championship


It wasn’t the ending anyone envisioned, but the Fukuoka Softbank Hawks aren’t complaining.
They’re the 2014 Japan Series champions, and that’s the only thing that matters.・・・

The Tigers staged a frantic rally in the top of the ninth, loading the bases with one out for Tsuyoshi Nishioka, who hit a grounder to first. Softbank’s Kenji Akashi threw to catcher Toru Hosokawa for the force out at home, and Nishioka was called out for running outside the lane on his way to first while trying to beat out the double play.

Confusion reigned for a few seconds, until the Hawks realized they’d won and spilled out of their dugout to begin their celebrations.・・・, and the Hawks threw outgoing manager Koji Akiyama into the air during the traditional celebratory doage. It was the third doage in front of the home fans for Akiyama, who was also tossed after the team clinched the Pacific League pennant and PL Climax Series titles.・・・

世にも奇妙な幕切れ、ホークス、ダブルプレーでタイガースを撃破し日本シリーズを制覇
秋山幸二監督率いるソフトバンクが結局4連勝で日本一に輝く


こんな結末を予想した人など誰もいないだろう。けれど、福岡ソフトバンクホークスの選手もベンチもその結末に異を唱えなかった。2014年の日本シリーズはホークスの優勝、結局、記録に残るのはこの事実だけなのだ。・・・

9回の表、【0-1で崖っぷちに追い込まれた】タイガースは鬼神もかくばかりの反撃をみせる。すなわち、ワンナウト満塁。バッター西岡剛の放った打球は一塁ゴロ。ソフトバンクの明石健志はホームでのホースアウトを取るべく捕手の細川亨に送球、これでツーアウト、ところが、ダブルプレーを阻止すべく一塁に向かって走っていた西岡が守備妨害を宣告されアウトになったのだ【本文テクストの「outside the lane」は「inside the lane」の間違いだと思います。野球規則6・05(k)のコピペミス?】。

戸惑いがしばらくグラウンドを包みはしたものの、自分たちが優勝したことを理解したホークスの選手と関係者は自分たちの祝祭を執り行うべく一斉にダグアウトからグラウンドに飛び出す。・・・そう、日本の伝統的な祝祭様式の胴上げだ。ホークスナインは退任が決まっている秋山幸二監督の体を中空高く投げ上げた。而して、パリーグのペナントレース優勝とパリーグクライマックスシリーズの制覇の際に続き、これは本拠地ファンの前でおこなわれた3度目の秋山監督の胴上げとなった。・・・


The Hawks’ win sent Akiyama out on top. The 52-year-old manager announced his intention to step down before the Hawks began the postseason and he’ll leave as a champion.

“We all heard he was leaving before the Climax Series, and we were shocked by that,” Uchikawa said. “We were certainly saddened by that, but it was great to end our season this way.”

Akiyama leaves having won three Pacific League pennants and two Japan Series crowns. Akiyama was 456-368-40 in the dugout, and the team had five A-Class finishes in his six seasons in charge.・・・

日本シリーズ第5戦の勝利によって秋山監督は頂点を極めた。52歳のこの監督は、ポストシーズンが始まる前に今期限りでの退任の意向を表明していたから、彼は王者として去っていくことになる。

「監督が退任されるという話は、ナイン全員、クライマックスシリーズの前に聞きました。もの凄い衝撃だった」と、内川選手は語ってくれた。「ナイン全員、本当に悲しかった。けれど、だからこそ、こういう形で今シーズンを終えられたことは感激一入です」とも。

秋山監督は3度のパリーグ優勝と2度の日本シリーズ制覇を達成して退任する。監督としての通算成績は、456勝-368敗-40分【王監督がシーズン途中で退任した2008年のシーズンに「監督」として1敗しているからここは正確には「369敗」。ただ、おめでたい記事なんだからそんな細かいことはどうでもいいのです】、指揮を執った6年間でAクラス入りを逃したのは1回だけだった。・・・

(Oct 31, 2014、以上引用と翻訳紹介終了)


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私が「指導者の器」という言葉から連想する人物は次のようなラインナップでしょうか。プロ野球界では西本幸雄と鶴岡一人の両監督、文化領域では黒澤明天皇と文壇の大御所井上靖。政治家では、足利尊氏公は別格として、桂太郎、岸信介、佐藤栄作といった長州出身の首相達と宰相・吉田茂・・・。

では、「指導者の器」とは何か。多くの人々が居酒屋で、「彼は剛直かつ臨機応変だ」「彼女は肝が据わっている」「彼の言葉はロジカルだが暖かみがある」「彼女は寡黙だが、ここぞという時のその一言は実に鮮烈かつ適格」等々とか評しながら「上司=指導者」について論じているのでしょうから、<指導者の器>という性質が存在しているだろうことは多分間違いない。

つまり、あるタイプのリーダーには<指導者の器>が憑依しており、あるタイプのリーダーにはそうではないということ。それは、日本の有権者の誰しもが、鳩山由起夫氏や菅直人氏、細川護煕氏にもう金輪際二度と宰相の印綬を帯びさせようとは思わないだろうし、逆に、安倍晋三総理を再登板させたことを反芻すれば思い半ばに過ぎるというもの。

けれども、結論から先に書けば--それが、金融業界で法人営業部門の指揮者等々、ある分野であるタイプのマネージメントの専門性が要求されるケースの用語法は別にして--「指導者の器」をなんらかの要素に還元することは無理である。要は、結局、「剛直かつ臨機応変」「肝が据わっている」「寡黙かつ明敏」などは、文字通り「指導者の器」という言葉を別の言葉に言い換えているにすぎないのではないかということです。これ、同語反復、論理的に無意味。

>彼女には指導者の器がある
>なぜなら、寡黙かつ明敏だから
>そして、指導者の器とは寡黙かつ明敏ということ
>だから、彼女には指導者の器がある

はい、一周してきましたね。

ならば、この主張の妥当性は、「指導者の器=寡黙かつ明敏」という事柄が
論証されない限り同語反復のトートロジーにすぎない。そして、
その論証は「指導者の器→寡黙かつ明敏→大胆不敵→無芸大食→・・・」
という無限後退の道を辿るしかないでしょう。多分。

要は、定義不可能な概念を定義しようという試みは、
失敗が確約されている、と。


蓋し、ならば、<指導者の器>なるものは、それをまずまちがいなく備えていると感じさせるある一群のリーダーとそれを露ほども感じさせない姑息な輩達。つまり、足利尊氏・桂太郎・佐藤栄作等々を要素とする前者の集合と、鳩山由起夫・菅直人・細川護煕等々によって構成されるある集合を想定して、どんな事態が生じたときに私達は前者には<指導者の器>を感じ、後者には感じないのかを分析することによってしか<指導者の器>を理解できないの、鴨。と、そう私は考えるのです。換言すれば、<指導者の器>を巡る言語ゲームを観察・記述することによって我々はそれを理解することはできる。けれども、<指導者の器>自体を説明することはできないの、鴨とも。


<続く>

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