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<麻生太郎外相>河野談話の可及的速やかなる撤回を!

tarosa000


アメリカの下院では「従軍慰安婦問題で日本政府に謝罪を求める決議案」が採択されかねない情勢らしい。この報道に接して私は、「ほらみなさい、嘘は嘘を呼ぶんだよ」と思わず呟いてしまった。1つ嘘をついたら、次にはそれを覆い隠すために2個3個と新しく嘘をつかなければならなくなる、と。

『広辞苑』によれば、「情けは人の為ならず」というのは「情けを他人にかけておけば、巡る巡って自分によい報いが来る」「他人に親切にしておけば、必ずよい報いがある」という意味らしい。けれども、支那・韓国・北朝鮮の特定アジアの三国を相手にしてはこの諺は通じない。このことは、最早、誰の目にも明らかではないでしょうか。米下院で「反日決議が採択の趨勢」を報ずる内外の新聞記事やその下院でワシントン現地時間2月15日に行われた公聴会の記録を読んで、少なくとも私はそう感じました(尚、米議会下院での2月15日の公聴会:United States House of Representatives, House Committee on Foreign Affairs, Committee Hearing Information, Subcommittee on Asia, the Pacific, and the Global Environmentの内容については漸次このブログで翻訳紹介していく予定です)。


この20年余りの間に日本は、「情けは人の為ならず」と思い、「嘘も方便」とばかりに幾つかの嘘をついてしまった。それらの1つが、所謂「従軍慰安婦」の存在であり、所謂「遺棄化学兵器」の責任の所在。そして、歴史教科書検定において「「侵略」→「進出」の書き換え指示があった」という嘘です。而して、日本が、特定アジア諸国の為に方便としてついた幾つかの嘘が、今、こうして太平洋とロッキー山脈を越え、大平原とアパラチア山脈を横切ったワシントンD.C.で重大な反日文書として採択されようとしている。

所謂「従軍慰安婦」なるものが吉田某という病的かつ職業的詐欺師の言説を鵜呑みにした朝日新聞の虚報に端を発すること。職業的売春婦の方々たる「慰安婦」は多数存在したが、所謂「従軍慰安婦」(the Japan's WWII sex slaves/Comfort Women)なるものがこの世に存在した事実はないこと(少なくとも、その事実の存在を証明できないこと)。あるいは、所謂歴史教科書問題は「文部省(現文部科学省)が、歴史教科書検定の中で、「侵略」の記述を「進出」に書き換えるように指示した」という事実に反する朝日新聞の報道が端緒となったこと、而して、その誤報に基づく特定アジア諸国からの抗議に応えて作成された日本政府の「歴史教科書の記述に関する近隣諸国条項」は空中楼閣の上に築づかれた自虐史観的の宣誓文書であること。これらのことは、現在では、日本国内では中学生でも知っている常識でしょう。

大西洋の波濤吼えるワシントンで、日本ではすでに大方の支持を失った<荒唐無稽な諸事実>に依拠して「反日決議」が採択されつつある。そんな現在、それらの<事実>の原泉の1つが、時々の日本の政治指導者が(「情けは人の為ならず」か「嘘も方便」かしらないけれど)ついた嘘:「所謂「従軍慰安婦」は存在した」「歴史教科書検定において「侵略」→「進出」の書き換え指示があった」という嘘であったことを想起するとき、私はこう言いたくなる。もう、嘘はやめましょう、と。人間も外交も正直が一番ですよ、と。

もう、嘘はやめましょう。最早、日本人は特定アジア諸国に対して「情けは人の為ならず」的な譲歩を繰り返すべきではない。そして、過去の嘘が「嘘」であったことを認め、今後は、事実と国際法ならびに確立した国際政治の慣習に従い我が国はフェアな外交を推進していくことを世界に宣言すべきではないでしょうか。蓋し、<嘘との決別宣言>を内外に対して行うのです。

しかし、その場合、こちらも無傷ではすまないだろう。そう予想します。而して、なぜにそんないずれバレるような「嘘」を日本の歴代の政治指導者が繰り返しついたのか、すなわち、河野談話を始めとする幾多の「嘘」の背景をも<嘘との決別宣言>と同時に内外に対して発信しなければ、世界も世間も(就中、特定アジアの国民と日本国民は)到底納得などしないでしょうから。

なぜ、日本の歴代の政権は「嘘」をついてきたのかの嘘でない説明。おそらく歴史教科書に関する宮澤談話(1982年)がそうであったように「単なる(他人を/相手国を見る目のない)善意の方便」だったのか、あるいは、日本の戦争責任に関する村山談話(1995年)、および、所謂「従軍慰安婦」に関する河野談話(1993年)がおそらくそうであったように「反日イデオロギーに基づく確信犯的所業」だったのか。更には、金丸信や野中広務氏等々の旧竹下派や旧社会党(社民党)の政治家を中心に幾度も「特定アジア利権疑惑」としてマスコミに取り上げられた「売国奴的破廉恥」が嘘の背景にあったのかなかったのか、等々。

これらにまつわる事実が明らかにならない限り、<嘘との決別宣言>は片翼での飛行を強いられて、所期の効果も目的も達成できないのではないか。そう私は危惧するのです。ならば、「嘘」に係わった何人かの政治家の政治生命を絶つことになったとしても、「嘘」の背景の解明と説明は不可避であると私は考えます。漱石の『草枕』ではないけれど、「知に働けば角がたつ、情に竿を指せば流される、意地を通せば窮屈だ、とかくこの世は住みにくい」ですよ、国際関係も。

と、そんな陰鬱な気持ちでいるとき、少し元気になるニュースを目にしました。現在の安倍政権、正確には、安倍ー中川酒豪ー麻生の「ANA連合政権」の一角を占める麻生太郎外相が、「米「慰安婦」謝罪決議案に不快感」「米下院決議案に不快感=麻生外相、慰安婦問題「事実に反する」-衆院予算委」というニュース。もちろん、政治的センスも皆無であり度胸もない塩崎恭久内閣官房長官は「政府として河野談話を受け継いでいる」としか発言していないらしいけれど(塩崎さん、貴方にはもう何も期待してないから、「ANA」の邪魔だけはしないでね)、大いに心強い気持ちになりました。以下、記事を引用しておきます。

●米下院決議案に不快感=麻生外相、慰安婦問題「事実に反する」-衆院予算委
麻生太郎外相は19日午前の衆院予算委員会で、従軍慰安婦問題をめぐり、米下院で日本政府に謝罪を求める決議案を採択しようとする動きがあることについて「客観的な事実に全く基づいていない。日本政府の慰安婦問題に対する対応を踏まえていないので、はなはだ遺憾だ」と不快感を示した。外相はまた、「日本の立場について理解を得るため努力する」と述べ、関係者に採択阻止を求める考えを表明。さらに「決議は法的拘束力は全くない」と指摘した。(時事通信:2月19日13時1分)


●<麻生外相>米「慰安婦」謝罪決議案に不快感
「麻生太郎外相は19日午前の衆院予算委員会で、従軍慰安婦問題で日本政府に謝罪を求める決議案が米下院に提出されていることについて、「決議案は客観的事実に基づいていない。日本政府の対応を踏まえておらず、はなはだ遺憾だ」と不快感を示した。稲田朋美氏(自民)の質問に答えた。稲田氏は「決議案は日本軍が若い女性を強制的に性奴隷にして、あげくの果てに殺したり、自殺に追いやったとしている。外相は同じ認識なのか」と質問、外相は「そのような事実を認める立場にはない」と答えた。

ただ、従軍慰安婦問題について、政府は93年の河野洋平官房長官談話で(1)慰安所の設置、管理及び慰安婦の移送は旧日本軍が直接、間接的に関与した(2)慰安婦の募集は、軍の要請を受けた業者が主として当たった(3)甘言、強圧などで本人の意思に反して集められた事例が数多くあり、官憲が加担したこともあった――ことなどは認めている。

稲田氏は同談話について「安倍晋三首相も(首相就任)以前は問題だという認識を示していた」と指摘し、政府として撤回する考えはあるかと質問したが、塩崎恭久官房長官は「政府として河野談話を受け継いでいる」と否定した。(毎日新聞:2月19日11時14分)



背景もきちんと説明した上で、「嘘」が嘘だったことを認める。而して、日本の社会にいまだに蠢く自虐史観を払拭し、国際法と確立した国際政治の慣習に則り特定アジア諸国との関係をフェアで対等なものとしていく。そのような特定アジア関係と整合的な対米関係をも再構築する。蓋し、大東亜戦争後の外交をそのように再編すべき時期に日本は来ているのではないでしょうか。そして、そのような日本外交の再編のために河野談話の撤回が必要ならば、河野派を発展的に解消した上で引き継いだ麻生氏こそ、実は、河野談話撤回の適任者であり、また、そうする責任を最も負う一人であろうと思います(尚、対米関係の再構築に関して、この「下院「反日決議」採択の趨勢」はむしろ「好機」とさえ捉えられることに関しては下記拙稿を参照ください)。

<慰安婦問題>米下院の決議案採決こそ日本外交再建の好機
 
今回の下院「反日決議」採択の趨勢の事態において、日本は特定アジアとアメリカから「降り掛かる火の粉を払わざるをえない」、しかも、欧米の目の肥えた識者と市民が注目する中で、所謂「従軍慰安婦」の存在を否定する主張を日本は展開しなければならない/主張を展開できる。そう捉えれば、今回の事態は、正に、日本外交再編のために天照大神から与えられたとも言うべき「天の時」であり「地の利」ではないでしょうか。孟子曰、「天時不如地利。地利不如人和」、と。後は「人の和」だけです。而して、安倍総理-麻生外相-中川酒豪政調会長のラインで一体となり日本の外交を前進させていただきたいものです。


嘘と嘘の背景も認めて正直になれ、日本!
明治のラクビー部じゃないけれど、
           一歩前へ、日本外交!




(2007年2月19日:yahoo版にアップロード)

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