滑稽かつ義憤を感じる「生活保護制度」の実相

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>滑稽かつ義憤を感じる「生活保護制度」の実相

この記事タイトルを目にした方の中には、この記事では、おそらく、

>最低賃金より<生活保護>が優遇されている!
>生活保護受給者が「パチ」とか「個人病院」の主要な収益源なのはおかしくないかい?

とかのコメントを予想する向きもあるでしょう。
そうであれば、その予想とわたしのコメントはまったく異質です。

上の二点については、例えば、最低賃金制度(東京・932円~福岡・765円~宮崎・714円)と「生活保護制度」の制度目的はまったく別なので、最低賃金レートで額に汗して「じっと手を見る」ように、毎月、毎日毎日働いた成果と、他方、ある市町村で支給される生活保護の「生活扶助」の支給額を比べた場合、後者の方が上回るということがあったとしても、それは、必ずしも「生活保護制度」や「最低賃金制度」の杜撰や破綻を示すものではない。

また、「生活保護受給者はパチンコをするな/酒を飲むな/AVを買うな/ママ友グループのバザーの役員をしてはいけない」などは、自己責任の原則を奉じる保守系ブログの末端につらなる弊ブログの受け入れる主張でもない。米はなくとも酒を飲む。ガス・水道・電気は止められてもパチンコに興じる・・・。要は、餓死しようが好きなパチンコにいただいた生活扶助を投入するのも、それは個人の自由でしょう。もちろん、その惨めさ壮絶さの責任はご自分が引き受ける前提ですけれどもね。

念のために繰り返します。蓋し、「生活保護を受給しておいてパチンコで遊んでいるなんて許せない」などは、畢竟、社会主義的やリベラル派の発想であり保守主義の精神とはかなり異質なものと思います。上の二点についてはとりあえず私はそのように考えています。けれど、けれど、本稿はそのような「マクロ的な制度論」に関するものではありません。

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本稿の主張と指摘はシンプル。

それは、

>生活保護制度はミイラ化していないか?

というもの。最近そう感じた。
きっかけは、とある地方自治体のそこそこ親しい生活保護担当の教え子と、
これまた、かなり親しい「新参者の生活保護受給者」の方と、三人で飲んでいるときに感じた憤り。

>働ける人は、能力に応じて働かなければなりません

このセンテンスは、全国で配布されている(といっても、地元の川崎市・平塚市と町田市、郷里の大牟田市・柳川市・みやま市、荒尾市・南関町くらいしか現物は確認していないけれど、)「生活保護のしおり」の中の「保護を受けているひとの義務」という項目の第一番目に書いてあること。で、私が愕然とした事例は、

・今、携帯電話が壊れかけている
・新しい携帯電話が必要
・新しい携帯電話を入手するのに「真水」で最低2万円くらいは必要
(いまどきネット環境がシャビーな「携帯」は「ガラパゴス」ですらないだろうし・・・、でもって、
 この際、「タブレットも一緒にいかがですか?」に乗ったら3万円くらいかな・・・)

・よし、バイトでその分稼ごう~!
・バイトで稼いでも「その金額は自動的に生活保護の生活扶助」から減額される・・・???

あのー、--「自動車」や「バイク」も<贅沢品>として原則禁止されているのはぎりぎりの線引きとしても--いまどき、固定電話がないのが寧ろ普通だろうし、そこで、携帯電話もなければ就職活動もできないじゃん。水道や電気ほどとは言わないけれど、電話って、ひょっとしたらガスよりも枢要なライフラインの構成要素ちゃうんっかい。

なにより、すめして「働ける人は、能力に応じて働かなければなりません」と書いておきながら、あのー、いまどき、携帯電話がなくては就職活動もできんでしょうが。ちがうかね? 川崎市の麻生区役所と福岡県大牟田市役所の保護課の担当者の君~! どうなの? あん~?

別に、

>スマホがほしいと言っているのではない
>二台目がほしい、つまり、携帯をもう一台ほしいと言っているのでもない
>行政から「携帯電話入手費用」を補助してほしいと言っているのではさらさらない

固定電話もないし、あったとしても、いまどき携帯がなければ「社会生活」かなり不便だし、
だから、自分で頑張るからと。

で、
で、

>頑張っても、その収入は自動的に「生活保護の生活扶助」の金額から控除されます・・・
>頑張った分を、秘密にすればそれは「生活保護の不正受給」ですよ、てか・・・・

これおかしいんとちゃうんかい?

と、確かに「そこを認めれば、認められる分野と認められない分野の線引きが難しくなる」という役人的の心配はわかる。けどね、役人の心配などは、国民の財産である税金の適正配分の具現という目的の前には「風の前の塵」に同じの類ではないでしょうか。実際、

>働ける人は、能力に応じて働かなければなりません

と謳いながら、--バイト所得があるのにそれを隠すような--不正受給の横行を危惧するあまり、「病気」や「高齢」--最高裁が明示したようにもちろんそれは権利ではないにせよ、慣行として垂れ流しされている、日本語が母語ではない外国人の受給者の方の場合には「言葉ができない」こと--が生活保護受給決定の主な理由の受給者には「働くなんてまだ先のこと、当分はゆっくり治療-日本語習得に専念してください」と、ばかりに「働ける人が、能力に応じて働くこと」を思いとどめさせているのが、生活保護行政の最前線の様相ではないでしょうか。違いますか、傍ではあるけど現実を日々見ていらっしゃる、そこの平塚市と盛岡市の民生委員のあなた。この認識は間違っていますか?

行政がそんなありさまなら、
善良で従順な生活保護受給者であればなおさら

>パチンコ屋に行くか病院の待合室で暇をつぶすしかない

というのも「盗人の三分の理」よりはまともな流れでしょう。

而して、少なくない病院やパチンコ屋さんが生活保護受給者でもっている日本の現状は不思議でもないでしょう。実際、競争激化にさらされている、南関東のとある小田急線沿線の街の歯医者さんたちの間では「生活保護受給者最新名簿」が高値で取引されているとかいう、嘘か真かわからないけれど、誰もそれが本当でも不思議ではない現実があるのは間違いないのですから。竜頭蛇尾。本稿はこの程度にしておきます。

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でも、そんな(↑)不条理を引き受けながら今日も頑張っている
「生活保護制度運用」担当のみなさん~♪
頑張れ、ありがとう、日本はやっぱいい国だよ。と、そう私は思います。
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