「似て非なるもの中国の今と80年代の日本」☆Washington Post 掲載AP記事紹介

chinanight


◆China Today Differs From Japan in 1980s
Washington Post-The Associated Press(AP):Friday, August 19, 2005
By RACHEL BECK

It sounds like history repeating itself: The United States faces a huge trade deficit with an Asian country, which is also under intense scrutiny for its interest in buying U.S. assets and having a currency many deem undervalued.

Today, that best describes how China is viewed. Two decades ago, Japan came under U.S. criticism for its growing global presence, and that spurred all sorts of protectionist talk out of Washington.・・・

The United States' trade deficit with China hit $162 billion last year, making it the largest imbalance ever recorded with a single country. This year's deficit is already running 32 percent above last year's pace, and political pressure is heating up to put tighter restrictions on imports from China.・・・


歴史は繰り返すのだろうか。アジアのある国に対してアメリカが巨額の貿易赤字を記録し、それにともない、そのアジアの国によるアメリカの資産買収の企てとその国の通貨レートの妥当性に対しては極めて厳格な調査が行われることになる。

アメリカの巨額な貿易赤字とそれにともなう厳格な調査の実行というこの経緯は、現在の支那が置かれている状況の適格な描写であろう。20年前、日本がその存在感を地球規模で高めるに従い日本はアメリカからの批判に晒されるに至った。そして、その増大した存在感によってか、アメリカの議会や政府筋は日本に対してありとあらゆる保護貿易主義的な言辞を発することになったのである。

昨年、アメリカの支那に対する貿易赤字は1620億ドルに達した。この額は単一の相手国に対するものとしては史上最高の規模である。そして、今年の対中貿易赤字はすでに昨年を32%上回るペースで拡大しており、「支那からの輸入にはより厳しい規制をかけるべきだ」という政治的圧力は漸次激しさを増しつつある。


But while China today looks a lot like yesterday's Japan _ before its asset bubble burst and it headed into a prolonged economic slump _ Morgan Stanley global economist Stephen Roach sees big differences. "In terms of the scale of their economies and financial markets, China and Japan are like day and night," he said in a recent note to clients.

Among the distinctions: Japan's equity-market capitalization amounted to 41 percent of the world's total market capitalization in 1989; by contrast, China's equity markets currently account for only 0.5 percent of the value of global equity markets.

He also notes that China has a much more outward-looking growth and development model than Japan. In 2004, exports and imports combined equaled 74 percent of Chinese GDP, more than three times Japan's 23 percent share.・・・

"The last thing China wants is to go down that road _ placating U.S. politicians on the currency front while, at the same time, sowing the seeds of an increasingly dangerous liquidity bubble of its own," Roach said.


今日の支那が数十年前の日本と似ているとしても(特に、資産バブル崩壊前の、そしてその後、長らく続く経済停滞に陥る前の日本にそっくりに見えたとしても)、そこには大きな違いがある。そうモルガン・スタンレーの国際経済専門家Stephen Roach氏は考えており、顧客向けの経済状況説明書の中で彼は「経済と金融市場の規模を鑑みるならば、支那と日本とは<昼と夜>ほど違っている」と述べている。

幾つかある相違の中でも、特筆すべき違いは、日本の株式時価総額が1989年には世界の株式時価総額の41%を占めていたのに対して現在の支那のそれは0.5%にすぎないことだ。

支那は日本に比べて国外志向の成長と開発のモデルを採用している。というのも、2004年には輸出入を合わせた貿易総額は支那の国内総生産(GDP)の74%に達しており、23%の日本のそれは実に3倍なのだから。(中略)

「支那が絶対にやりそうにないことは次のような路線の推進であろう。即ち、通貨レートの面で支那がアメリカの政治家をなだめること、それは同時に徐々に危険性を増す支那の流動性バブルの種を蒔くこと(KABU註:元の対ドルレートの切り上げにより支那が「金余り現象」に陥ること)である」とRoach氏は述べている。


There are also significant political differences between the two. While the Chinese have been more open to foreign investment than Japan, there are some concerns that the communist political structure means that the Chinese won't embrace all kinds of foreign involvement such as an American company buying a big Chinese company.

In addition, Standard & Poor's chief economist David Wyss points out that China's huge population _ which he estimates is 10 times as large as Japan's _ means that China has the capability of taking over world production of just about everything.

So talking about China today as though it were Japan 20 years ago might not accurately size up the situation of this fast-growing empire. China's might just be beginning to build its power as an economic force.

To the dismay of many Americans, that will likely mean a bigger, bolder China to contend with for many years to come.


更に、日中間には重大な違いがある。日本に比べて支那は外資により開かれているけれども、他方、その共産主義的な政治制度のゆえに支那は、外資によるすべての投資(例えば、アメリカ企業が支那の大企業を買収ことなど)を快く受け入れるわけではないのではないかという懸念が払拭されてはいないのである。
支那
スタンダード・アンド・プアーズのチーフエコノミスト、David Wyss氏は、加えて支那の巨大な人口を指摘している。Wyss氏はそれを日本の10倍と見積もっているけれども、この巨大な人口は支那がほとんどすべての品目について世界の生産のかなりの部分を分捕りかねないことを意味している、と。

今日の支那を20年前の日本とあたかも同じであるかのように話すのは、急激に成長しているこの経済帝国の現状を正確に評価するものではなかろう。支那は自己を一大経済勢力として構築し始めているのだろうから。

多くのアメリカ人を茫然とさせながら、経済帝国としての支那の出現は、それとアメリカがこれから何年もの間にわたって競争することになる今よりも巨大で今よりも一層大胆な支那の登場を意味しているであろう。


(2005年9月4日:yahoo版にアップロード)

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