中韓との友好関係構築の特効薬としての首相靖国参拝

yasukuni77


日韓中の友好関係はどうすれば実現可能か。ここ数日これを考えていました。「これは間違いないだろう」と思われる事柄をまず箇条書きにして、次にそれらの事柄をもとに、最も早く効果的で、かつ、他の国際政治や国際経済の諸要因から影響を最も受けにくいタイプの方法と工程を考えてみたのです。

今日、連休前の最後の休日の早朝。天照大神の神助か(あるいは、悪魔の囁きか)今朝6時頃アイデアが浮かびました。その後2時間の<検算>。真理はシンプルというのは本当だと思います。その解;中韓との間に友好関係を樹立するための日本の最適戦略は極めて常識的な線に落ち着くように思えたからです。けれども、何らかの計算間違いや条件の見落としがあるのかもしれない。よって、これを読んでいただいた方からコメントをいただければ大変ありがたいです。而して、その経路とは。


中韓との友好関係を構築するための日本にとっての支配戦略の経路は、(1)春例大祭における首相の靖国神社参拝であり、次に、(2)今夏の教科書採択において扶桑社『新しい歴史教科書』が粛々と予定通り10%前後の採択率をマークすること。最後に、(3)明治以降大東亜戦争終結まで日本が行った行為は何ら国際法に反するものではなく、かつ、日本の戦争処理は(国民の一部たる「ナチス」にすべての戦争の責任を押しつけておいて「解決した」と称するドイツの欺瞞とは異なり、戦争責任と戦後責任の双方とも)既に完全に日本は果たしていることを、今年8月15日に首相が「歴史認識に関する首相談話」として内外に(事実と根拠と出典を簡潔にまとめた資料の配布と同時に)発信することだ、と。

尚、歴史認識に関する首相談話と同時に配布される資料は、日本語・英語・北京語・広東語・韓国語・ドイツ語・フランス語・ロシア語・スペイン語・タガログ語・マレー語・ヒンズー語・アラビア語の最低でも13ヶ国語版が準備され配布されるべきであり、(3-2)今夏8月15日時点で内閣総理大臣が小泉純一郎氏から安倍晋三氏なりに代替わりしている場合には、「歴史認識に関する首相談話」は新首相の午前の靖国神社参拝の後、数時間の間を置いた上で落ち着いた雰囲気の中で行われるべきであろう。この戦略の主旨は、

(1)英霊の御霊にお参りするに本来もっとも相応しい礼大祭日の首相靖国参拝
これにより中韓の「反日」動向などに日本が豪も影響されていないことを内外に示す!
同時に、本来の祭礼日に参拝することで、中韓の政治ありきの「反日」戦略とは異なり、首相の靖国参拝は純然たる個人の信条のマターであり、よって、理由の如何を問わず一切の内政干渉を日本政府は認めるつもりはないという姿勢を内外に示す。

(2)扶桑社『新しい歴史教科書』の採択率10%程度の達成
日本の子供達にどんな歴史を教えるかは、中韓の「反日」動向や日本国内の戦後民主主義を信奉する朝日新聞を始めとする勢力の<雑音や妨害>にかかわらず、日本国民自身が決めるという姿勢を内外に示す。中韓の内政干渉にもかかわらず、良識ある日本国民が当初の予定通りの目標採択率(52%でも25%でも5%でもなく)を達成することで日本社会のマジョリティーが健全な歴史認識と国際関係認識を持っていることを内外に示す。

(3)歴史認識に関する首相談話
戦後、歴代政権がコトナカレ主義の外務官僚の悪影響もあり繰り返してきた、確立した国際関係の作法や国際法からは説明のつかない歴史認識をリセットする。宮沢喜一・教科書検定への近隣諸国条項密輸ならびに河野洋平・従軍慰安婦の捏造は、それらが詐欺師の妄想に基づいたものである限り完全に否定されるべきであるが、それ以外の歴代政権が発信したメッセージは総てこの「歴史認識に関する首相談話」に吸収されるべきである(それが責任ある政府の態度であろう)。そして、今後はこの「歴史認識に関する首相談話」に対してのみ中韓からの「歴史認識批判」を受ける旨を宣言するのだ。

(3-2)8月15日の新首相靖国神社参拝(首相が代替わりしている場合)
これは、「今までのコトナカレ主義に毒されてきた歴史認識を日本は本気でリセットするつもりですよ」という日本政府のコミットメントの強さを首相の代替わりに関係なく示すために必要と考えた。以上です。


上記の戦略採用により、中韓の「反日」動向は、少なくとも1~2年の間は現在よりもより激しくなるでしょう。否、冷却期間は5~10年ほど必要になるかもしれません。しかし、コトナカレ主義に導かれた曖昧なメッセージを対処療法的に出して当座の状況を糊塗し続けることでは中韓との友好関係など未来永劫実現不可能である。それは百年河清を待つ愚に等しい。

正に、そのことを我々はこの半年余りの中韓との関係の中で目撃しているではないでしょうか。ならば、中韓との友好関係の樹立のためには、互の立場を遠慮なくぶつけ合えるような外交関係と交渉のスタイルを構築するしかない。激しくも率直な論争の中で妥協点が合理的に導き出せるような関係の構築が肝要だと思うのです。

そのためには、(A)日本が過去に発信した間違ったメッセージは(それが「なぜ間違いなのか」「なぜそのような間違いを発信してしまったのか」の理由と経緯を提示した上で)破棄し、(B)「反日」動向の激化によっても日本が譲れない線を彼等に明示することが(要は、領土・靖国参拝・歴史教育・拉致被害の完全な解決等々です。)不可避であると私は考えたのです。

而して、中韓の対日戦略の選択とは独立に日本が単独で決定できる戦略メニューの中で、(A)と(B)を満たしつつ中韓との関係再構築のコミットメントの強さを示す(かつ、最もコストパフォーマンスの優れた)戦略を考えた。蓋し、日中韓の友好関係構築の特効薬は首相の靖国参拝である、と。


首相の靖国参拝=日中韓の友好関係構築の特効薬



現下の中韓の「反日」動向に対抗する日本の戦略。それは同時に、中韓との友好関係を構築するための支配戦略でもある;(1)→(2)→(3)∨(3-2)の検証はゲーム理論からも可能です。しかし、所詮それは思考の遊戯に過ぎない(戦略の全要素;プレーヤー・利得・戦略・ゲームの木はすべて恣意的なものにすぎないですから)。よって、ここでは戦略の検証は割愛して、戦略経路を考案する際に私が前提にしたポイント;私にとって「これは間違いないだろう」と思われる事柄をまとめて本記事を終えることにします。それは、以下の6点。

(甲)入国を認めた外国人の保護は受入国の義務である
論じるまでもない。国際法と国際政治の常識だ。

(乙)内政干渉はいかなる理由があろうとも許されない
これも論じるまでもない。私には、扶桑社の歴史教科書に反対する<プロ市民>の言動が不思議でならない。彼等は、検定制度を家永教科書訴訟ではあれだけ攻撃しておきながら、『新しい歴史教科書』については検定不合格にするよう主張している。そして、その際、「検定を通すな」「採択させるな」という中韓からの赤裸々な内政干渉を利用しこそすれそれらに対して何ら批判しない。正直、内政干渉を批判しないような人間に明日の日本社会を背負う子供達の教育についてとやかく言われる筋合いは全くないと思う。

(丙)個人間の<友情>のようなしみじみとした関係が国家間でも可能と考えるのは幻想である
国家間には利害対立と紛争が常に存在し、諸国民は各々独自の国民国家のアイデンティティーを信奉している。ならば、経済活動においても安全保障においても何の紛争もなく、歴史認識においても齟齬のないような関係が諸国民の間で実現することはない。もしあるとするならば、それはそれらの諸国民が歴史の試練の中で共通のリスクを負い協同でその運命に対処した経験があるからに違いない。しかし、そのような場合、それらの国々は実はそれら諸国を覆う一国に既に統合されているのである(アメリカ合衆国の諸州と連邦の関係)。逆に言えば、独自の国民国家のアイデンティティーを信奉する人々が一国に統合されることは難しい。チェコとスロバキアを見よ。旧ユーゴ諸国を見よ。第2次世界大戦後半世紀近くこれらの人々は一国に統合されていたが、社会主義体制崩壊後そう日を置かずして彼等は複数の民族国家に分かれたではないか。

ならば、実現可能な中韓との友好関係とは個人間のしみじみとした関係ではなく(つまり、「俺の目を見ろ、何にも言うな♪」式の非言語コミュニケーションで紛争や利害を調整する関係ではなく)、互いに言いたいことを言い合う中で紛争や利害が調整される類の言語コミュニケーションが取り仕切る関係であろう。そして、(一国に統合されない以上)究極的には利害の調整が不可能な国家間の関係においては、「ここから先は論議不可能だ」というタイプのイシューの明確化とそのようなタイプのイシューが存在していることに対する相互承認がなければコミュニケーションは早晩機能不全に陥るに違いない。


(丁)地球国家も世界市民も(少なくとも現在においては)願望もしくは妄想である
日中韓の三国を覆い一国に統合することが現実的に困難と想定する場合、個人間のしみじみとした関係が国家間でも成立して欲しいと考える論者は観念の世界に逃避する。それが、地球規模の単一の政治社会の成立を条件とする<世界市民>の妄想である。しかし、国際関係が主権国家をその正式のプレーヤーとしている事実を忘れない論者は、<地球国家>や<世界市民>を前提にした中韓との友好関係構築など真面目に考えることはしない。

(戊)現在の中韓の「反日」動向の責任は戦後の日本外交にある
戦後一貫してコトナカレ主義に牛耳られてきた<日本外交のツケ>が現在噴出している。中韓の「反日」動向である。「南京大虐殺」や「従軍慰安婦」を歴史的事実とする(トンデモ本作家も裸足で逃げるような)支那や韓国の言動、あるいは、日本の植民地支配の蛮行や日本軍の残虐行為を<展示>する中韓の諸施設に対して日本政府は何らの抗議も行ってこなかった。国際法的にはどう見ても不当な韓国の竹島占拠に対して日本政府は何の対抗措置も講じてこなかった。これらが現下の情勢の直接の原因である。私は、(支那国内の政治事情が多分に影響しているにしても、また中韓の国際関係認識を規定している中華思想の無根拠さ(★)は別にしても、)支那の若者が「反日」を叫んでいることを非難することはとてもできないとし、韓国の若い友人達が竹島(独島)を韓国領土と信じて疑わない経緯も不思議とは思わない。

(己)ここ1~2ディケードの中韓のカントリーリスクを考慮すれば現時点の中韓との関係冷却は天啓かもしれない
中華思想に規定された現在の中韓の「反日」動向を見るにつけ、この両国が国際法や国際政治のマナーに従って自国の外交政策を遂行することは少なくとも次の世代までは難しいのではないかと私は思う。中韓はともに北朝鮮という安全保障上の不安定要因と、遅くとも北京オリンピック後のバブル崩壊という経済的な時限爆弾を抱えている(中韓間の貿易と直接投資の総額が韓国GDPに占める割合を鑑みれば、支那のバブル崩壊という<巨大津波>を受けて韓国経済が水没することはおそらく間違いないだろうし、自然環境破壊の昂進が支那経済の発展に早晩限界を画することもほとんど確実であろう)。ならば、経済を含めた中韓との関係冷却は天啓と言うべきかも知れない。

chukashisou


★註:中韓の「反日」動向は世界標準の規格外
今日(2005年4月15日)の読売新聞「読みトーク」の記事。我が意を得たりの感想だった。筑波大学の古田博司さんのコメント「「反日」拡大 中華思想背景 論争恐れずに」である(以下、引用開始)。

東アジアでは、儒教文化を分有していきた。それは「礼」という行儀作法を共通の規範とするもので、世界の中心にあると自任する中韓から見ると、日本は「礼」も知らない野蛮な国で、教え諭すべき相手を位置づけられる。その論理の中では、戦争に敗れながら、一足先に経済発展した日本は、矛盾した存在となる。

批判の対象としての日本は「道徳性が欠如」しており、道徳的に優位に立つと考える彼らは、日本に対しては何を言っても、何をやってもいいということになる。それが彼らの伝統的な思考パターンだが、今、歴史認識、日本の国連安保理常任理事国入りの動きにかこつけて騒ぎとなっている。(中略)

過去の歴史に対する認識はどこまで行っても平行線だ。謝罪を繰り返しても、足りないと言い続けられるから解決策にならない。(中略)こうした東アジアでの隣国とのつき合い方は、相手の主張をよく聞いて、相手の誤解はただして、主張すべきはきちんと主張することだ。無視することが一番よくない。当然、論争になるだろう。そして結論はでない。その状況が出発点で、互いに前向きな知恵が出る。「和をもって貴しとなす」というのは、日本国内でだけ通用するもので、論争こそがつき合いの始めだ。(以上終了)


まさに同感である。私の見解については下記拙稿を参照していただきたいが、韓国の植民地支配もなんら国際法に反していたわけでもなく、支那との戦争処理も国際法的には完全に処理済みであるにもかかわらず、彼等が日本に「謝罪と反省」を言い続ける理由がここに簡潔に指摘されている。要は、中韓は、中華思想とは無縁の西洋列強から受けた損害と屈辱は国際法で解決するしかないにしても、中華思想を分有しているはずの(「承認しているはずの」かな。)日本から受けた損害と屈辱に関しては、中華思想のパラダイムの中で解決しなければならないと考えているということ。

あのね、日本は(足利義満の例外を除いて、)菅原道真(845-930)の建白以来、そう、10世紀前半からは中華思想のパラダイムから離脱してるんですよ。他国を「野蛮な国」と思うのは自由ですがね、自分の国際関係認識のパラダイムが日本にも適用されると思い込むのは強引でしょう(笑)。こんなんは、例えば、日本の裁判所が上海の日本語学校で起こった支那人と韓国人の暴力沙汰を裁く管轄権を持っていると思い込むのと同じくらい馬鹿げたことでしょう。つまり、中韓の「反日」の動向を正当化する論理は、世界標準の国際認識の規格外のものである。

・盧武鉉・韓国大統領ありがとうございます

 http://www31.ocn.ne.jp/~matsuo2000/E/E58.html



(2005年4月17日:yahoo版にアップロード)

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