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日本李登輝友の会初春講演会「中国海軍の海洋進出の脅威と狙い」に参加!

chinasub



平成20年1月5日:14時~16時+懇親会
於:神奈川県かながわ労働プラザ3階
(JR石川町駅から徒歩3分)

講師:川村純彦氏
 元海将補-防衛大学4期:
 元対潜哨戒機パイロット, 在米大使館武官,
 第5および第4航空司令, 統幕学校副校長を歴任。
 川村純彦研究所代表, 岡崎研究所副理事長

演題:「アジア太平洋地域の安定と中国の海洋進出」



支那軍拡の脅威と滑稽。
それを笑ってはおられない日本の国内法体制の不備。
それらが淡々と陳述された2時間の講演会。

支那の空母艦隊創設計画が規定事実であること、日本本土どころか「南シナ海-東シナ海」の日本のシーレーンをほぼすべて攻撃可能な戦略爆撃機を支那は配備していること。あるいは、ベトナム・フィリッピン・マレーシア等々との間のこれまでの支那の行動パターンを鑑みれば、支那が領土問題で武力の行使をためらわない国であること。

更には、日本に資源や食糧を運び入れる船舶のほとんどは外国船籍であり(日本船籍の船舶は95隻! 日本人船員は2,650人! それに対して1年間に日本に入港する船舶は延べ129,000隻!)、シーレーンが危うくなった際には、「集団的自衛権」は憲法上行使できないなどの【これは国際法-憲法論的には噴飯ものの戯言なのですが、その戯言の】政府見解を政府が改めない限り、日本は現状ではその生命線たるシーレーン防衛さえ法的には満足にできない状態にあること。

そして、なにより、台湾と日本が(少なくとも)軍事的には「運命共同体」であること等々。軍事や国際法に関心のある方なら誰しもが知っていることばかりだったかもしれませんが、「専門家中の専門家」のお話には新鮮な感慨を受けました。流石はプロ。これは、例えば、<ワイドショー専門の時事軍事問題専門家>である青山繁晴氏などの面白いがいかがわしい怪説とは月とスッポンでした。

【支那が空母をもったところで、アメリカの空母艦隊に対抗できるはずもない。よって、支那の「空母」は「有事を引き起こすことなく、外交で勝つための小道具」である。例えば、支那が「我々は徹底的に外交交渉するつもりであり、空母の派遣は現場海域で作業している支那人の安全確保のためである」と宣言して、空母を東シナ海の海底油田に張りつかせたら、福田若旦那総理など「主導権が支那側にある共同開発合意書」にサインをすることは火を見るより明らかではないでしょうか。

だた、空母は、「空母1隻:(空母を守る、できれば1隻はイージス艦を含む)護衛艦2~3隻:補給艦1隻」の最低でも4隻セットでなければ作戦行動はできません。また、「空母艦隊」を現実に軍事力として運用したいのならこの1セットの空母艦隊を「(1)作戦行動←2)訓練←(3)修理&オーバーホ-ル」のローテーションで動かすしかないから(つまり、最低12隻が必要になるから)、このための予算措置も半端じゃないけれど(陸上サポート要員を入れて)合計5000名を越える要員の養成と訓練は至難。而して、支那が空母を建造することはあっても、空母を空母艦隊として使うのは早くて15年先になると思います。というか、まず、無理ですよ。】

畢竟、純軍事技術的には、支那の空母や戦略爆撃機など、日米台湾にとっては、【人民元の切上とバブル崩壊前の徒花にせよ】絶好調&向かう所敵なしの如き支那の経済成長とその国家財政にとってさえも極めて高価な張子のトラにすぎないが(笑)、支那の毎年前年比10%を越える軍拡が今後も続くならば、【「支那=張子のトラ」、あるいは、「支那人民解放軍=世界最大の軍事博物館」(アエラの田岡俊次氏)などと】いつまでも笑っていられないかもしれない。

まして、日本の武力行使を縛る法制の欠陥は忌々しき問題であり、他方、台湾を日米から切り離そうとする支那のエゲツナイ策動【やその策動のお先棒を担ぐ、大東亜戦争終結後のこの社会で跳梁跋扈し猖獗を極めた戦後民主主義を信奉する朝日新聞等の反日勢力の不埒な世論操作】は要注意である、と。これらの骨太の主張を何人も無視できない事実を示しながら平易に説く技は、正に、名人芸。

而して、その名人芸が、冒頭の20分、昨年の北京や上海で支那軍の高官-支那共産党の軍付き政治委員と情報交換された裏話。加えて、「北京オリンピックは大丈夫なの」「そりゃー、支那は支那で国の威信をかけてやるのだから競技は成立するだろうけれど、世界中から駆けつける観客の健康は大丈夫なの」「なにより、水と空気と食物の安全性は大丈夫かしらん」「北京の水道水は飲めないのは常識だが、街で買う<ペットボトルの水>もまた危ないらしい」(爆)、あるいは、元練達のパイロットでもある川村元海将補は、長年の習い性でいつも気象条件に気を配るとのことですが、支那に滞在した5日間で(毎日晴れていて風も強かったのに)視界5キロ以上の日は一日もなかった(つまり、スモッグが半端じゃないということ。ちなみに、日本で晴天時に視界5キロを切る日などまずないということです)等々、現地で見聞きされ感じられた率直な感想を枕にして話されたのだから堪りません。

そうなれば、講師の朴訥な話しぶりというか、正直、上手とはいえない話し方はむしろ講演を、軍事というどちらかと言わなくとも殺伐&無味乾燥な講演内容に人間的な暖かさを付け加える「個性」と言うべきものだったでしょう。そして、「所詮、日本はというか人類は、女が男より優れている」という私の持論を更に確信した、佐野た香高座日台交流の会会長のこれまた暖かく凛として落ち着いた閉会の挨拶も印象的でした。要は、「台湾と日本は運命共同体」である、と。とにかく、アッ、という間の2時間でした。

その後の、懇親会では、日本李登輝友の会千葉県支部の皆さんとも歓談できて楽しかったです。畢竟、有意義な講演会でした。このような機会を与えてくださった、日本李登輝友の会神奈川支部の皆さん、特に、質疑応答のコーナーで、家で「粗大ゴミ」扱いされているためか(笑)、会場で滔々と8分間自説を演説された質問者(?)をキリリと捌いた神奈川支部の司会の方(talk hostess)お疲れ様でした。彼女の司会振りにも「所詮、日本はというか人類は、女が男より優れている」との感を覚えた次第です、他の男どもは「演説させるなー」とかブチブチ言うだけで何もできなかったのだから、私を含めて(苦笑)。



(2008年1月5日:yahoo版にアップロード)

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