凛々と北京で開いたなでしこの花一輪☆なでしこジャパンは世界標準の日本の華の蕾だ!

nadeshikomiyamaback


なでしこジャパンは北京で100%の力を出し切り、世界の女子サッカーファンに強烈な印象を残しました。これは私の贔屓目ではおそらくない。海外のサッカー専門サイトやプレスが(下にそのほんの一部を紹介したように)、3位決定戦で敗れたにすぎないサッカー女子日本代表の今回のオリンピックでの戦いを破格の扱いで取り上げているのですから。

日本は女で持っている。これは、天照大神以来の日本の国柄であろうと思います。蓋し、マルクス主義フェミニズムとラディカルフェミニズムが欧米社会を強襲した1970年代前半からすでに30有余年、(日本を含む東アジアの儒教文化圏、就中、)日本ではついにフェミニズムが根づくことはなかった。畢竟、これも「女で持っている国」というその国柄に起因しているのかもしれません。

儒教文化圏においては表層の男尊女卑のスローガンとは裏腹に家庭内-親族内での女性の発言権は強い。すなわち、フェミニズムとは儒教文化を呼吸して育った女性にとっては「女の地位と発言権を男並みに引き下げる」ことを主張するトンデモな思想であり、而して、日本はそのような表裏一体の儒教的の文化コードに加え(家庭内-親族内を越えて)、公共的-社会的に「女で持っている国柄」が連綿と続いている。ならば、男子サッカーの日本代表がFIFAの世界ランキングでお情けの30位前後であるのに対して、なでしこジャパンは実力で10位前後の地位を保持しているのも当然の結果と言うべきかもしれません。

私は何を言いたいのか。それはJリーグとなでしこリーグの待遇格差を見るまでもなく男子に比べて軽視されてきた女子サッカーの強化に日本は本腰を入れるべきだということです。

世界のサッカー先進国でも女子サッカーの制度が確立したのは1970年代半ば。日本では1989年には女子のサッカーリーグが誕生し、その後、1991年に第1回のFIFA女子ワールドカップの開催、1996年のアトランタオリンピックからは女子サッカーがオリンピックの正式競技種目になる。要は、現在、女子サッカーはその黎明期の終末にある。畢竟、この黎明期に滑り込めた日本はシドニーオリンピック(2000年)を除きすべてのワールドカップとオリンピックに出場しています。ならば、世界の頂点を射程に入れ得る女子サッカーに日本が国力を注ぐことはクレバーな政策選択ではないでしょうか。

では、女子サッカー強化の施策は如何。すべての人材開発戦略と同様、それはプルアップとボトムアップの併用、すなわち、(選手と指導者の両面で)エリート育成と裾野の拡大の同時遂行の他に道はないでしょう。而して、サッカーはボールという記号を使って戦われる国家間の戦争なのですから、政府と国民が女子サッカー強化に対する政策プライオリティーを対自的-目的合理的に見直さない限り、例えば、オリンピックでのメダルの獲得という果実の享受は到底不可能なことだと私は考えます。

宮間あや姫のような天才の早期発掘→優れた指導者と好敵手のいる環境での育成。プルアップの必要性は言うまでもないでしょう。而して、ドイツが85万人の女子サッカー人口を抱え、アメリカには(正式な統計はありませんが)数百万人のサッカー少女&淑女がいると言われている。それに対して、日本サッカー協会に登録している女子選手は2003年の段階で21,032人にすぎない(特に、中学生段階での凹みが顕著である)現状を鑑みればボトムアップの必要性もまた明らかだと思います。

華麗にパスをつなぐ美しいサッカー。これが日本女子サッカーの世界での認識です。けれども、強いフィジカルを持つ相手、隙あらばどんな態勢と体勢からも果敢にシュートを放ってくる優れた判断力を持つ相手(そして、アメリカやドイツといったこの両方を兼ね備えた相手)には「惜しい負け=必然的な惜敗」を積み重ねてきたのも日本の女子サッカー。

スピードとパワーの不足。脆弱な判断力と想像力。これらの構造的弱点を克服できない限りなでしこが世界の頂点に立つことは難しいのではないか。畢竟、澤穂希と宮間あやという才能を擁し仁将池田浩美がイレブンを統率した、現状では最強のチームで臨んだ北京オリンピック。しかも、100%の力を出し切ったなでしこジャパンの淑女達がメダルを手にできなかったのも蓋し当然なのかもしれません。

ならば、世界の女子サッカー界がグローバルコンペティションが激化する次の時代に入ろうとしている今、新興の強国の続出が確実視される次の時代をにらみ、日本は国力を女子サッカーの強化に傾斜配分すべきである。(サッカーをも含む)オリンピックよりもサッカーワールドカップの方が遥かにその観衆視聴者が多い事実を想起するとき私はそう言わざるを得ません。サッカーは戦争なのですから。尚、以下の報道はすべてFIFA公式サイトからの引用です。


・FIFA女子サッカー公式サイト
 http://www.fifa.com/aboutfifa/developing/women/index.html

・宮間あや姫特集記事
 http://www.movin-you.com/back/05_0812/index.html


nadeshikomiyama


●Miyama: We want a medal
Although Homare Sawa arrived at the Olympics with a big reputation, her midfield partner Aya Miyama is quickly making a big name for herself. The Japan No8 has been wowing the crowds with her free-kick taking ability as well as her vision, pace and hard work.

It was largely due to her influence that Japan recovered a two-goal deficit to draw with New Zealand, and she was unlucky not to score in the 1-0 defeat by USA. Thereafter, former FIFA Women's World Cup-winning coach, Tina Theune-Meyer, rated her performance as 'outstanding' in the 5-1 win over Norway. ・・・【August 14, 2008】


●宮間:うちらぼっけメダル欲しいんじゃ
澤穂希は北京オリンピック開幕時点ですでにその評価を確立していたけれど、彼女の同僚のミッドフィールダー、宮間あやは瞬く間に、かつ、自力で名声を手にしつつある。この日本の背番号8。宮間あやの広い視野と判断力、変幻自在で適確な動き、疲れを知らない勤勉さ、そして何よりフリーキックを操る彼女の能力の高さには観衆から賞賛の歓声が浴びせられている。

2点差を挽回して引き分けに持ち込んだニュージーランド戦では彼女の存在感は際立っていた。また、彼女は1-0で破れたアメリカ戦でも決定的なシュートを放っている。而して、ノルウェーを5-1で降した一戦を見た、監督としてワールドカップ優勝経験のある(ドイツの元闘将)Tina Theune-Meyerは宮間のパフォーマンスを「傑出無双」と評価した。(後略)


●USA-Japan: Quotes-Pia Sundhage, USA coach
I don't think the win was comfortable. Japan played well, if you see how they kept possession of the ball, that could be a role model for women's football in the future. ・・・【August 18, 2008】


●日米戦:コメント録-Pia Sundhage米国代表監督
この(4-2での)勝利はけして楽なものではありませんでした。日本は見事に戦った。この試合を通して、日本がボールの支配権をいかにして保持したかを目にした方は、それが将来の女子サッカーが到達すべきあり方について一つのモデルを提示したものと感じたのではないでしょうか。(後略)


●Supersub earns Germany bronze
An opportunistic double from substitute Fatmire Bajramaj sealed a 2-0 win over Japan and ensured Germany claimed bronze for the third successive Women's Olympic Football Tournament.

The youngster's well-taken brace put paid to a spirited Japanese challenge that only faded in the second half as the impressive Asians began to tire, but the Nadeshiko nevertheless emerged with huge credit from this closely-matched encounter.

Japan certainly dominated the opening period, outpassing and at times outclassing the world champions, who were once again forced to rely on their outstanding goalkeeper, Nadine Angerer. ・・・【August 22, 2008】


●殊勲! 控えの切り札がドイツに銅メダルをもたらす
途中交代で起用された控え選手 Fatmire Bajramajの挙げた2得点が決め手となりドイツは日本戦での2-0での勝利を我がものとした。而して、この勝利によってドイツは、オリンピックの女子サッカーで三大会連続の銅メダルを掌中にしたのである。

目下売り出し中の小娘(女子サッカー界現役最高のストライカー、ゲルマンの不沈空母 Birgit Prinz の後継者に彼女を擬す向きもある、コソボ難民の娘にして芳紀20歳のしなやかな美獣Bajramaj)がもぎ取ったこの2ゴールが日本の魂のこもった果敢な挑戦に引導を渡した。躍動感溢れる日本の挑戦は試合も後半に入ると、見るものに鮮烈な印象を与えたこのアジアの淑女達にも疲れが見え始めるとともに、正直、いささか精彩を欠いてはきていたのだけれども。しかし、(結局、一敗地に塗れたとはいえ)なでしこ達はこの緊迫したゲームを通してそのポジティブな評価を確たるものにした。

そうなのだ。なでしこジャパンは間違いなくこの試合の序盤を支配していた。すなわち、質量共に豊潤果敢なパスにおいて日本はドイツを圧倒していたし、時にはこのワールドチャンピオンチームを形勢において凌駕さえした。実際、ドイツは世界に誇るゴールキーパーのNadine Angererに頼るほかなす術がない状況に幾度となく追い込まれたのだから。(後略)





(2008年8月28日:yahoo版にアップロード)

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