北朝鮮に突きつけられらオバマの匕首☆「プラハ演説」に盛り込まれたの恫喝の意味




北朝鮮による4月5日の<長距離-飛翔体>の打ち上げと、5月25日の今回の核実験は、国際政治上のあの国の伝統芸能(よっ、「瀬戸際屋!!」)に質的な変化があったようでもあり、他方、北朝鮮の「瀬戸際」外交に対する世界の対応のパターンを変えかねないもののようにも思えます。それはなぜか。そう私が考えるについてはオバマ米国大統領のある演説が大きい。それは、北朝鮮が<長距離-飛翔体>を打ち上げたのと同じ4月5日にチェコの首都プラハの街頭で行なわれた演説。



オバマ大統領の「プラハ演説」
Obama Prague Speech On Nuclear Weapons





日本では「プラハ演説」は、「アメリカ大統領が廣島・長崎に遺憾の意を表明した平和主義的なもの」とか明後日な報道がされています。しかし、原文を読めば明らかなように、オバマ大統領の「プラハ演説」は核不拡散体制の再構築を目指す基本方針の再確認と、この体制を再構築するためには武力の行使も躊躇しない意志を宣言したものです。就中、この演説の中でオバマ大統領は「北朝鮮」「イラン」を名指しで批判している。しかも、「北朝鮮」への批判は(他のこの類の演説と比べても、そう、ブッシュ(子)大統領の「悪の枢軸」発言に準じる)極めて強いものでした。

これは、北朝鮮にとっては凄まじい「恐怖」を与えるものだったのではないか。そう私は想像しています。而して、5月25日の核実験、そして、「朝鮮戦争の休戦協定の破棄」発言は、このような北朝鮮の対オバマ外交認識-恐怖が底流にあるのではないか。少なくとも、北朝鮮のここ数ヵ月の行動にこのプラハ演説がなんらかの影響を与えていることは十分考えられることだ。そう私は考えています。いずれにせよ、なにより原文を押さえることが肝要。そう思いこの記事をアップロードすることにしました。



【原典完全スクリプト】
http://www.huffingtonpost.com/2009/04/05/obama-prague-speech-on-nu_n_183219.html


【オバマ大統領の「プラハ演説」 に盛り込まれた北朝鮮への恫喝】
--Obama Prague Speech On Nuclear Weapons

■原文
Some countries will break the rules. That's why we need a structure in place that ensures when any nation does, they will face consequences.

Just this morning, we were reminded again of why we need a new and more rigorous approach to address this threat. North Korea broke the rules once again by testing a rocket that could be used for long range missiles. This provocation underscores the need for action -- not just this afternoon at the U.N. Security Council, but in our determination to prevent the spread of these weapons.

Rules must be binding. Violations must be punished. Words must mean something. The world must stand together to prevent the spread of these weapons. Now is the time for a strong international response -- (applause) -- now is the time for a strong international response, and North Korea must know that the path to security and respect will never come through threats and illegal weapons. All nations must come together to build a stronger, global regime.And that's why we must stand shoulder to shoulder to pressure the North Koreans to change course.
・・・


■訳文
【核不拡散体制の】ルールを破ろうとしている国が幾つか存在している。よって、我々は、その制度に違反しようとする国家が必ず自己の行為の責任に起因する重大な結果に直面せざるを得ないような適切な制度枠組みを創り上げる必要がある。

今朝我々は、核の脅威に対応するためより厳しい新たな手法の必要を改めて悟らされた。北朝鮮が長距離ミサイルに利用できるロケットの実験を行い、再び規則を破ったのだ。 この挑発は、今日の午後の国連安全保障理事会のみならず、核拡散を防ぐという我々の決意にも行動を促すものであることをはっきりさせた。

規則は拘束力のあるものでなければならない。法の違反は罰せられなければならない。言葉は何ものかを意味しなければならない。世界は核兵器拡散の阻止のために共に立ち上がらなければならない。厳しい国際対応が今こそ渇望されている。北朝鮮は脅しや違法な兵器によっては、安全と敬意は決して入手できないことを理解することになろう。よって、すべての国々は共に、より強力で地球規模な世界の秩序と体制を築きあげなければならない。而して、我々は北朝鮮にその不埒な方針を撤回させるべく手に手をとって立ち上がらなければならない。(中略)
    

【資料】
以下、少しまとまったYoutubeの動画と朝日新聞の記事を併せて収録しておきます。下の二つの動画とも「北朝鮮への恫喝」から4パラグラフ位前の箇所。当日のプラハの雰囲気を味わっていただくために収録しました。また、朝日新聞の記事はそれが国際政治を理解する感覚がかなりずれていることがよく分かると思います(笑)。


■Youtube


Now, one of those issues that I'll focus on today is fundamental to the security of our nations and to the peace of the world -- that's the future of nuclear weapons in the 21st century.・・・

But now we, too, must ignore the voices who tell us that the world cannot change. We have to insist, "Yes, we can." (Applause.)


http://www.youtube.com/watch?v=QKSn1SXjj2s





To renew our prosperity, we need action coordinated across borders. That means investments to create new jobs. That means resisting the walls of protectionism that stand in the way of growth. That means a change in our financial system, with new rules to prevent abuse and future crisis. (Applause.)・・・

And to cut off the building blocks needed for a bomb, the United States will seek a new treaty that verifiably ends the production of fissile materials intended for use in state nuclear weapons. If we are serious about stopping the spread of these weapons, then we should put an end to the dedicated production of weapons-grade materials that create them. That's the first step.

Second, together we will strengthen the Nuclear Non-Proliferation Treaty as a basis for cooperation.


http://www.youtube.com/watch?v=6gW8x6Tp8sU



■朝日新聞の記事-オバマ大統領、核廃絶へ具体的な目標示す演説 プラハで
オバマ米大統領は5日、チェコの首都プラハで演説、「核のない世界」の実現に向けた新政策を打ち出した。包括的核実験禁止条約(CTBT)を米国が批准することをめざし、核兵器原料の生産を停止する新条約交渉など具体的な施策に取り組む意向を表明した。

オバマ氏は、広島・長崎への原爆投下を指す「核を使用した唯一の保有国としての道義的責任」にふれ、「核のない、平和で安全な世界を米国が追求していくことを明確に宣言する」と述べた。

その目標に向けた道筋として、核軍縮や核不拡散の国際的な制度強化を主導する考えを打ち出した。具体的には、(1)核軍縮(2)核不拡散体制の強化(3)核テロ防止を柱として挙げた。

(1)核軍縮 ロシアとの間で第1次戦略兵器削減条約(START1)の後継条約を12月までに結ぶ目標を確認した。議会の一部に反対が根強いCTBTの批准実現には「早急かつ意欲的に取り組む」と表明。核兵器の原料となる兵器級核物質の生産を停止する新条約(カットオフ条約)交渉の妥結を目指す考えを示した。

(2)核不拡散 国際的な核査察体制を強化するのに加えて、北朝鮮やイランのようなルール違反の国への対応として、国連安保理に自動的に付託する措置など、罰則強化に取り組む考えを示した。一方、原子力の民生利用促進のため、核燃料供給を肩代わりする国際的枠組みも提案した。

(3)核テロ防止 4年以内に世界中の核物質防護体制を確立することをめざすと表明。核の闇市場の撲滅に向けて、核管理に関する首脳級の国際会議を1年以内に主催する方針を明らかにした。

全体として、核廃絶は「すぐに到達できる目標ではない」と、核抑止力を当面維持する方針も示した。だが、「世界は変わらないという人の声に耳を貸さず、『イエス・ウィ・キャン(我々はできる)』と言おう」と、時間をかけてこぎつける考えを示した。 (2009年4月6日0時55分)





(2009年6月7日:yahoo版にアップロード)

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