海外報道紹介☆ユーロファイターという選択肢




ユーロファイターが軍事的には拙い選択肢であることは素人の私にもわかるのです。実際、軍事専門家の同志からも「艦船でも戦車でも同じですが、戦闘機を武器体系として見た場合、補給品、整備機材、教育訓練などなど、たいへん多くの要素がぶら下がっています。現場としては、正面機材の変更は大変な体力仕事です。極力同系列の機材と補給経路がありがたい」との声をいただいています。けれども、この同志も戦略的な観点からはユーロファイターという選択肢も残るとされている。

蓋し、3年-5年先の憲法改正を踏まえ、核武装・敵基地先制攻撃能力の整備、軍事法的・スパイ防止法を含む自衛隊関連の法整備を含む自主防衛体制への移行を考えれば、ここはアメリカonlyから兵器とその運用体系も準複線化しておく方がトータルな政治的のリスクとコストは逓減できるのではないか。

而して、実際、第二次世界大戦後生産された兵器・武器の99%は「実戦では使用されないままスクラップになる現実」を鑑みるとき、ユーロファイター選定が(イ)日米関係を決定的に毀損させるものでなく、(ロ)同機がF22以外の選択肢とそう遜色がないのならば、私はユーロファイターもありだと考えるのです。

以下、この問題を考える上で参考になる英文記事の紹介。出典はJapan Timesの“BAE pitching Typhoon as F-22 eludes-Europeans make move amid U.S. export ban on stealth fighter”「BAEシステムズ、F22の導入が困難な隙を突いてタイフーンの売り込みに邁進-欧州の航空機メーカー、アメリカのステルス戦闘機に関する輸出禁止措置に商機をつかむ」(June 12, 2009)です。



taifu.jpg


Japan should consider adopting the Eurofighter Typhoon as its next mainstay fighter jet even if the U.S. lifts its ban on exporting the stealthy F-22 Raptor, representatives of a U.K.-based defense and aerospace company said Thursday in Tokyo.

The Air Self-Defense Force is eager to replace about 50 of its aging F-4s with the high-tech F-22 for its agility and high stealth capabilities.

But recent reports indicate Washington is unlikely to sell its latest and greatest airplane to just anyone, while others say the \25 billion plane is too expensive.

Andy Latham, BAE System Inc. vice president in charge of Typhoon exports, told reporters that since the Typhoon costs only about \10 billion, it presents "an effective non-U.S. solution" with significant benefits for Japan.


日本は、アメリカがステルス戦闘機F22ラプターに関する輸出規制を解除したとしても、次期主力戦闘機の選定においてユーロファイター・タイフーンの採用を真剣に考慮しなければならなくなってきている。英国を本拠とするある防衛航空企業の代理人達は、木曜日【2009年6月11日】、東京でそう述べた。

航空自衛隊は旧式化したF4【ファントム】系の約50機の航空機をハイテク技術の結晶たるF22に交替することを熱望している。それは、F22の機動性の高さと高いステルス性に彼等が魅せられているからである。

しかし、最近の情報によれば、アメリカ政府はその保有する最新鋭かつ最優秀なこの航空機をいかなる国にも販売することを望んでおらず、他方、【田母神元空将の如く】1機250億円の費用はあまりにも高額であるとする意見もある。

BAEシステムズ社でタイフーンの輸出を担当するアンディ・レイザン副社長は、タイフーンの費用は1機あたり100億円にすぎず、「非アメリカ製戦闘機という効率的な解決案」は日本にとって大きな利益をもたらすという点を同社はアピールしていると語ってくれた。


The Typhoon, made by a consortium of European manufacturers, is already used by the air forces in Europe. Although export of the F-22 would be strictly controlled to prevent its military technology from falling into the wrong hands, Latham said selling the Typhoon will take a "no black box approach."

The biggest difference between the two planes will be the "ability to offer Japan's industry a significant package of work," he said, explaining that the consortium could allow licensed manufacturing of the fighter in Japan and integration with Japanese equipment.

As for the Typhoon's lack of stealth capability, however, BAE System's Craig Penrice said stealth technology should not be considered an issue.

"Stealth is not the silver bullet answer that some might have you think," the former Royal Air Force pilot said, adding that the Typhoon has overall countermeasures against radar detection, including reduced infrared emissions. ・・・


欧州メーカーが構成する共同企業体が開発したタイフーンは、すでに欧州の空軍で使用されている。而して、F22の輸出は、その軍事技術が悪者の手に落ちることを防ぐために厳しく管理されざるを得ないのに対して、タイフーンは「ブラックボックスを含まないやり方」【情報開示を拒む部分のないライセンス生産】を通して販売可能であるとレイザン副社長は述べた。

タイフーンとF22の最大の違いは「日本の防衛産業にそれなりの規模のまとまった仕事をもたらすか否か」だろうとレイザン副社長は語った。而して、タイフーンの開発にかかわった欧州の企業連合は、日本におけるタイフーンのライセンス生産、すなわち、日本の物的資源を統合活用してタイフーンを日本で生産することを認める用意があることを同副社長は明らかにした。

また、タイフーンの比較的低いステルス性に関して、それは機種選定の考慮要因にはならないのではないかとBAEシステムズ社のクレイグ・ペンライス氏は語ってくれた。

すなわち、「ステルス性なるものは、一般に思われているように、この世に存在しうる完全無欠な防御機能などではないのですよ」と、この元英国空軍のパイロット、クレイグ・ペンライス氏は語る。而して、タイフーンは、放出される赤外線量を削減する機能等、レーダー探索に抗する包括的対応装置を備えているとも。(中略)


In total, Tokyo is considering six candidates to replace its F-4EJ fighters, including the U.S. F-35, which is still under development.・・・

Despite recent reports indicating the U.S. is unlikely to provide the F-22 to Japan, Defense Minister Yasukazu Hamada said Tuesday the fighter "remains an option that will be pursued."

Japan's strong interest in the aircraft is based not only on its capabilities but also on its compatibility with the U.S. Air Force, which the ASDF would work closely with in the event Japan is attacked.

Some observers also say Tokyo is eager to update its aircraft with the most up-to-date fighter available so it can claim air superiority over China, which is continuing to build its military power. Japan's current mainstay fighter is the U.S.-designed F-15 Eagle.


日本政府は、F4EJ戦闘機の後継機種として6個の候補から選択しようとしているが、その中には現在まだ開発中のアメリカ製F35も含まれている。(中略)

アメリカが日本にF22を提供することを躊躇しているという最近の情勢にもかかわらず、浜田精一防衛大臣は、火曜日【6月9日】「F22は今も選択肢だ」と語った。

日本のF22に対する強い執着の原因は単にその性能の高さだけでなく、アメリカ空軍との当該機材運用の互換性にある。畢竟、日本が攻撃された場合、航空自衛隊は同空軍と緊密に連携をとらなければならないのだから。

識者によれば、日本政府はその戦闘機を可能な限り最新鋭の戦闘機に交替したいと考えている。というのも、そうすれば、軍備増強に余念がない支那に対して空における優位性を日本が確保することができるからということ。而して、現在の日本の主力戦闘機はアメリカ製【当時、世界でも最新鋭の】F15イーグルなのだ。




(2009年6月25日:yahoo版にアップロード)

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