日本を考える<夏>はまだ終らない☆総選挙海外報道-Financial Times 総括記事(下)

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“The Japanese people have for the first time bravely selected a new government, and I would like to thank them for that,” said Yukio Hatoyama, DPJ president, and Japan’s prime minister presumptive. “We humbly accept their mandate.”・・・

“This election is not about a ruling party with an unpopular prime minister in a bad economy, this is about the end of the postwar party system in Japan,” said Gerald Curtis, professor at Columbia University in New York. “It’s the beginning of a different party system.”

While the DPJ fell short of a two-thirds super-majority in the Diet’s lower house, which would have allowed it to enact legislation without the approval of its coalition allies there, its victory was a vindication of its strategy of focusing its campaign on the simple theme of a “change of government”.

The result tore off one corner of the famous “iron triangle” established in the postwar era, which featured a close and co-operative three-way relationship between the LDP, the bureaucracy and Japanese business.


「日本の国民は始めて勇敢にも新しい政府を選んだ。そういう選択をしたことについて国民に感謝申し上げたい」と、民主党の代表であり日本の次期首相になると見られている鳩山由紀夫氏はそう述べた。「我々は謹んでこの国民の信託に応えるものである」とも。(中略)

「この選挙では悪い経済状況下の不人気な首相を抱えた与党の是非が問われたものではなく、戦後一貫して続いてきた日本の政党制の是非が問われたのだ」「而して、この選挙の結果を受けて新たな政党制が始まることになろう」と、ニューヨークにあるコロンビア大学の教授、ジェラルド・カーチス氏は語ってくれた。

民主党が、【両院制を採用する】衆議院の議席の三分の2にもう僅かという、すなわち、もし、三分の2に達すれば民主党は他の連立与党の合意を得ることなく国会であらゆる立法を行なうことも可能になったのだけれども、畢竟、【日本の現行憲法上】特別な意味を持つ三分の2の議席に近い勢力を民主党は得たのだが、その圧倒的勝利は民主党が選挙の争点を平明単純な一つの命題に収斂させた選挙戦略が正しかったことを証明している。而して、その命題は「政権交代」である。

今般の選挙の結果は、戦後形成された所謂「鉄の三角形」の一角を崩したことになる。而して、「鉄の三角形」とは緊密かつ互恵的で協調的な、自民党と官僚機構と日本の財界という三者間の相互依存関係のことである。


For the LDP, this defeat was far more profound than its only previous fall from power, suffered in 1993 when it lost its lower house majority after senior members including some of the DPJ’s current leadership left the ruling party to create opposition groups.

The anti-LDP coalition government that resulted proved fractious and the LDP returned to power within 11 months. Analysts said Sunday’s result was likely to usher in a new political era featuring two dominant political parties competing for the favour of an impatient electorate wanting the government to revitalise the economy and tackle demographic challenges.

Taro Aso, defeated LDP president and prime minister, said he would step down as party leader after a poll that had “shown people’s disappointment”.

Other people were blunter. In remarks at LDP headquarters, where the mood grew ever more sombre as vote counting progressed, Yoshihide Suga, deputy-chairman of the LDP’s election strategy council, said the defeat suggested “the LDP has passed its use-by date”.


自民党にとって今回の敗北は、前回、1993年に被った野党への陥落に比べて遥かに深刻な事態である。尚、自民党が衆議院での多数を失った前回は、現在の民主党指導部の何人かを含め中堅のメンバーが野党を結成するために自民党を離党したことが機縁となって惹起した。

前回の非自民連立政権は、畢竟、自民党内部の仲間割れの中で生まれ、そして、連立政権内部の仲間割れの中で破綻した。而して、自民党は11ヵ月足らずで与党に返り咲いたのである。専門家は、日曜日【8月30日】の選挙結果は二大政党制として特徴づけられる新しい政治の時代に我々を導きいれたものではないかと見ている。而して、その二大政党制においては、経済の再活性化を行なうことと社会の高齢化に対応することとを政府に求める、かつ、その成果の達成度合や成果が達成されるまでの時間に関してもそう鷹揚とは言えない有権者の支持を有力な二つの政党が奪い合うことになろう、とも。

敗北した自民党の総裁にして内閣総理大臣たる麻生太郎総理は、自民党政権に対する「有権者の失望」を見せつけた選挙の後、党総裁の地位を辞任する旨表明した。

自民党の他のメンバーは一層悄然たる状態。開票が進むにつれて益々沈痛な雰囲気が濃くなってきた自民党本部での会見で、菅義偉・自民党選挙対本部副委員長は、今回の背負う選挙の敗北は「自民党の賞味期限切れ」が以ってなせる事態ではないかと述べた。


The DPJ’s manifesto promised better welfare and a shift away from support for big business and construction spending. It is unclear how far the incoming party can deliver in the face of budget constraints and bureaucratic resistance.

DPJ calls for a rethink of Japan’s half-century alliance with the US have raised concerns in Washington, but Mr Hatoyama has also stressed the need to win the trust of the US.

In a White House statement, Barack Obama, US president, said he looked forward to “working closely” with Tokyo following the DPJ’s victory in a “historic election”.・・・


民主党のマニフェストには、より手厚い社会福祉と大企業や公共建設工事への投資の取り止めが謳われている。しかし、予算の制約と官僚の抵抗に直面する中で新政権がこれらの公約をどれほど達成できるかは不明のままと言うべきである。

また、民主党は半世紀に亘るアメリカとの同盟関係の見直しを唱えているが、この民主党の見解を懸念する声もアメリカ政府から出ている。しかし、鳩山氏は、アメリカとの同盟関係の見直しとともに、アメリカからの信頼を勝ち取ることにも並々ならぬ意欲を示している。

ホワイトハウスから出された声明の中で、アメリカのバラク・オバマ大統領は、「歴史に残る選挙」における民主党の勝利にともなって成立する日本の新政権と「緊密に連携しながら仕事」ができることを楽しみにしていると述べた。(後略)



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【打倒、民主党!」参考記事】

・民主党の狂気と純情☆鳩山New York Times寄稿論稿紹介(壱)~(四)
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/58602990.html

・麻生内閣メールマガ最終号☆捲土重来、麻生総理を平成の足利尊氏公に!
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/58624863.html

・民主党「国家論」の姑息と愚劣☆日本は誰のものか?
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/58608406.html

・民主党監視塔☆教育の核心は強制であり国家の本質は演出である
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/58613695.html

・民主党監視塔☆既得権としての戦後民主主義的な教育論の滑稽と害毒
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/58611097.html

・民主党監視塔☆子供が学校を仕切れば教育も日本も良くなるという幻想の姑息と危険
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/58615607.html







(2009年9月6日:yahoo版にアップロード)

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