普天間問題:鳩山民主党政権を擁護する奇特な海外報道紹介-それでもこの程度なんですけどね(下)


先手9四飛まで、持ち駒はなし、どうする「後手玉=鳩山首相」!



They have held a series of increasingly large anti-base rallies, the largest on April 18, when more than half of the island’s 26,000 residents gathered, organizers said.

The mood on the island is now overwhelmingly against the plan. The main road along the coast is lined with hand-painted signs saying “No Base!” The mayors of the island’s three towns agreed on Saturday to meet with the prime minister, but only to express their opposition in person, they say.

In Tokunoshima, as opposed to Okinawa, the opposition is driven by more than just a simple case of not-in-my-backyard syndrome, say political experts and local residents. The islanders say they do not want to end up like Okinawa, where there is widespread discontent over the bases’ crime and noise. Older residents also have bitter memories of the war and its aftermath, when islanders staged hunger strikes against their American occupiers.


徳之島では数次に亘り基地移転反対の集会が開催されているが、その参加者の規模は回を重ねるに従い大きくなってきている。而して、集会の主催者によれば、4月18日の過去最大の集会には人口26,000の島民の半数以上が結集したとのことだ。

徳之島では基地移転反対の雰囲気が圧倒的である。実際、「基地はいらんばい!」と書かれた手書きのポスターが海岸沿いを走る島の幹線道路に沿って掲示されている。徳之島に三つある町の三人の町長は鳩山氏と月曜日に会談することを了承したのだけれども、それは鳩山氏に直接、基地移転反対の意向を伝えるためだけの会談になるということだ。

沖縄とは違い、徳之島の基地移転反対は【「火葬場は必要だろうがうちの隣に火葬場が建設されるのには反対」というような】「うちの裏庭には御免だもんね」的事態とは些か異なる事情も介在している。と、政治に詳しい識者や島民の中にはそう見ている論者が少なくない。要は、駐留米軍兵士の犯罪や騒音を巡る不満が渦巻いている沖縄のようにはなりたくないと徳之島の島民は考えているということ。更に、高齢の島民は大東亜戦争と大東亜戦争の戦後の苦い経験を忘れていない。戦後、この島ではアメリカの占領軍に対してハンガーストライキさえも敢行されたのだから。   


Residents and experts say Mr. Hatoyama’s troubles also reflect a broader weakening of Tokyo’s ability to impose its will on Japan’s regions. His predecessors, the Liberal Democrats, relied on generous public works spending and back-room bargains to push through big projects like this one. Mr. Hatoyama, who rode to power with vows to cut wasteful spending and increase transparency in politics, may find his ability to make deals thwarted by those very changes. ・・・


徳之島の島民や識者によれば、鳩山氏が窮地に陥ったについては、地域を政権の意向に従わせる民主党政権の能力不足が与して力あったの、鴨。すなわち、鳩山政権の以前の自民党政権は、太っ腹な公共事業投資と密室での談合を駆使して普天間基地移転のような大きなプロジェクトもなんなくやり遂げてきた。他方、無駄な予算の削減と透明性の高い政治の実現を訴えてそれが政権を手にしたことを鑑みれば、鳩山政権の交渉能力は鳩山政権が正に成し遂げた諸々の変化によって掘り崩されているの、鴨。と、鳩山氏はそう考えているのではなかろうか。(中略)    

★註:民主党政権の応援団NYTの鎧が衣から垣間見えるパラグラフ
このパラグラフは、明らかに、Fackler氏の希望的観測の吐露であろうと思います。①民主党政権になって、実は、政策決定に至る政府内部の討議過程の発表、あるいは、そのような討議のための資料の公表は自民党政権時代と比べて質量ともにシャビーになっている。このことは最早常識。また、②「大きな政府」に向けてひたすら突き進む民主党政権の政策が「無駄な予算の削除」と南極と北極の位置にあることも。蓋し、このパラグラフはFackler氏の日本国内のニュースソースが、このような「民主党-自民党」の認識を民主党政権発足から7ヵ月後の今日も維持している極めて特異な人々であることの反映なの、鴨。しかし、訳文はテクストに従いました。   



Still, not all islanders are against the base. A group of business owners led by Hidetada Maeda, an undertaker and former town council chairman in Amagi, one of Tokunoshima’s towns, released a list last week of incentives in exchange for accepting the base. They included subsidizing tourism and forgiving the $250 million debt of the island’s three towns.

“This is a one in a thousand chance to revitalize our island,” said Mr. Maeda, 62. He said the base has many supporters, but they are afraid to speak out in the current furor. However, most islanders said they did not want economic incentives, which they said would only make their island dependent on Tokyo.

“Once you start accepting that development money, it becomes addictive, like a drug,” said Koichi Tokuda, who owns a factory making vinegar from sugar cane. “We are not rich, but we are self-sufficient. We want to stay that way.”


徳之島は基地移転反対一色に見えるかもしれないが、しかし、すべての島民が基地に反対しているわけでもない。建設会社社長で徳之島の三つの町の一つ天城町の元町議会議長、前田英忠氏率いる中小企業経営者グループは、先週、基地を受け入れる見返りの一覧表を公表した。その見返りには、島の観光事業に対する補助金と島の三つの町の合算で総額2億5千万ドルに達する負債の棒引きが含まれている。

「今回の基地移転話は島の再活性化のための千載一遇のチャンスばい」と前田氏(62歳)は語っている。前田氏によれば、基地受け入れを支持している島民もけして少なくないが、島全体を覆っている基地反対派にあらずんば徳之島島民に非ずの如き現在の雰囲気の中では口を開くことはできにくいということ。しかし、経済的見返りは欲しくないというのが島民の大多数の声である。すなわち、経済的見返りなどは徳之島を東京の従属物にするだけのものと彼等は考えているのだ。

「開発資金ば一旦受け取ったらくさい、もうそれんなかげっとやっていけんごつなっとたい。そっは薬物中毒と一緒ばい」と徳田公一氏は語ってくれた。彼は、サトウキビからお酢を醸造する工場を経営している方。而して、「おっどん達は金持ちじゃなかばってんがくさい、今の状況に満足しとっと。おっどん達は今のままの暮らしば続けていこうごたっとたい(We want to stay(in)that way)」とも。    


hatoinokinawa1.jpg



■参考記事

・ワシントンポスト速報「鳩山政権が現行案に回帰」は誤報ではなかった(上)(下)
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59498532.html

・米国誌タイムが見た等身大の「鳩山民主党政権」
 -<善意>の上に咲き乱れる奇天烈と危険性(壱)~(五)
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59434923.html

・鳩山<理系首相>の非論理性☆ゲーム理論から見た普天間問題
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59471010.html

・民主党の狂気と純情☆鳩山New York Times寄稿論稿紹介(壱)~(四)
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/58602990.html



■総評的産経新聞記事収録


◎迷走招いた鳩山首相の「言葉の軽さ」…その8カ月間を追う
4日の沖縄訪問で、ついに「県内移設」を打ち出した鳩山由紀夫首相。県外、国外移設という持論と、猫の目のように変わる発言が、日米同盟と沖縄を振り回した8カ月間だった。

野党時代に民主党代表として発した一言が、首相を縛り、現在に至る米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題の迷走の始まりだった。だが、首相がその気になれば、現実路線に戻るチャンスはいくらでもあった。

昨年11月13日に首相官邸で行われたオバマ米大統領との日米首脳会談。日米合意に基づき米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)にV字形滑走路を建設する現行案の「早期履行」を求めた大統領に、首相は約束した。

 (県内論)「私を信じてほしい(Please trust me)」

大統領は「もちろん信じます」と早期決着に期待感を表明した。だが、首相は14日、シンガポールでの記者団との懇談で正反対の発言をする。

 (県外論)「大統領とすれば日米合意を前提と思っていたいだろうが、それが前提なら作業グループを作る必要がない」

この首相の一言に大統領は不信感を持ち、首脳間の「信頼関係」は失われた。もっとも、作業グループでは「現行案の検証」という枠内で日米協議が進み、首相も一時は現行案一部修正での年内決着に傾いた。

 (県内論)「当然ながら辺野古は生きている」

かねて現行案を排除しない考えを示していた首相は12月4日、記者団に強調した。だが、社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相が県外、国外移設を求めて連立離脱をちらつかせると、首相の判断はまた揺らぐ。結論先送りを決めた同月15日には前言を忘れたかのような言葉を放った。

 (県外論)「辺野古ではない地域というものを模索する」

もっとも、首相が一日のうちに持論を百八十度変えることは珍しくなく、同じ日の夜にも、首相官邸で会談したルース駐日米大使に、現行案に沿った決着を図る考えを伝えたことが後に明らかになった。

今年に入ると、首相にさらに頭痛のタネが持ち上がった。沖縄の民意だ。決着先送りが引き起こしたものだが、今年1月24日の名護市長選で、現行案への反対を訴える稲嶺進氏が当選。沖縄県内で「県外、国外移設」論が強まった。

今年に入り「ゼロベースで検討する」と白紙からの検討を強調し続けてきた首相は3月26日の記者会見で、再び県外移設を目指す考えを明確にした。

 (県外論)「極力、鳩山としては県外に移設させる道筋を考えたい」

首相はそのころ、鹿児島県・徳之島に極力多くのヘリコプター部隊を移転させることで、沖縄の基地負担を軽減する「腹案」に自信を持っていた。

ところが、米政府は海兵隊の運用上、陸上部隊とヘリ部隊は65カイリ(約120キロ)以内に配置しておく必要性があると強調。陸上部隊がいる沖縄本島から約200キロ離れた徳之島にヘリ部隊を移転させるのは難しいという意思が伝わった。米側の不信感は、4月12日、核安全保障サミットの夕食会冒頭での日米非公式首脳会談がわずか10分だったという形で表れた。

追い込まれた首相は4日の仲井真弘多沖縄県知事との会談でようやく「最低でも県外」の旗を降ろす。

 (県内論)「海外という話もなかったわけではないが、日米同盟や抑止力の観点からすべてを県外にというのは難しい」

首相の言葉の軽さが普天間問題の迷走を招いたのは明らかだ。首相は同日の高嶺善伸県会議長との会談で自らに言い聞かせるように語った。

 「言葉の重みはしっかりとかみしめなければならない」

(産経新聞・2010年5月4日)    




hatoyamashougi2s.jpg

(上)の詰め将棋回答表示。同様に、鳩山政権も詰みです。ただ、あの「精神異常者-鳩山由紀夫」はそれでも自分からは辞任しないの、鴨。   

尚、この記事(下)冒頭の盤面は、ヘボ将棋の後手を「お付き合い=接待将棋の先手」が詰ませたもの。正に、鳩山首相とアメリカ政府の間の普天間交渉のようなもの、鴨。後手の「9三桂=徳之島移転」は「8二金=部隊の運用上不可能だから拒絶」で即詰み。「8三玉=抑止力は必要なのか論議の蒸し返し」も「8ニ金=自分の力だけで日本を守ることが可能と思うんならそうすれば」で即詰み。 
 






(2010年5月7日:yahoo版にアップロード)

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