海外報道紹介☆普天間問題でまたまた鳩山民主党に援護射撃する稀有な米国紙




普天間基地問題が9ヵ月遅れてようやく現行案回帰で結着しました。而して、結論は同じでも、この9ヵ月の遅滞とその間の支離滅裂な民主党政権の統治能力のシャビーさ、および、精神異常を通り越す性格異常振りを世界にさらした鳩山氏による日本の国際的評価の低下は取り返しのつかないことではないか。普天間問題に関する英米独の報道をほとんどすべてフォローしている私にはそう思われます。本稿で紹介するのは、その中で極めて稀な鳩山氏擁護の記事。しかし、例外的なこの記事でさえ日本の左翼色の強いマスメディアに比べればまだまだギリギリ論理的にはストライクゾーンに納まっているの、鴨。と、そう私には感じられました。

普天間基地問題に関して鳩山民主党を一部とはいえ擁護する記事の出典はもちろんNew York Timesです。”Japan Relents on U.S. Base on Okinawa”「沖縄の米軍基地を巡り軟化した日本政府」(May 23, 2010)筆者は、Martin Fackler氏。2009年2月に、支那のエージェントとも言うべきあのNorimitsu Onishi(大西哲光)氏を引き継いだ後任の東京支局長。

New York Timesは、健全な英米流の保守主義が息づくアメリカでは、その保守主義を信奉する健全なサイレンとマジョリティーからはほとんど相手にされていないアメリカの朝日新聞とも言うべきリベラル紙。而して、前任の大西氏ほど「職業的反日分子」ではないかもしれないけれど、現在のこの東京支局長も、朝日新聞や共同通信、ジャパンタイムス等々の反日メディアを始め左翼の識者から情報を得て反日記事を垂れ流しています。

尚、Fackler氏のものの見方の特徴については下記拙稿、また、日本の民主党政権に対する一般的なアメリカ世論の不信感と憤りに関しては記事末尾の参考記事をご参照ください


・民主党政権を評価する稀有な海外報道
 ☆鳩山政権は脱官僚支配ですでに成果を上げている?(上)~(下)
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59421755.html

・普天間問題:鳩山民主党政権を擁護する奇特な海外報道紹介
 -それでもこの程度なんですけどね(上)~(下)
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59505724.html


24japan-map-articleInline.jpg



Reneging on a prominent campaign promise, Prime Minister Yukio Hatoyama told outraged residents of Okinawa on Sunday that an American air base would be moved only to the north side of the island rather than off the island.

The announcement, a victory for the Obama administration and a humiliating setback for Mr. Hatoyama, confirmed what the Japanese media had been reporting for weeks: that he would accept Washington’s demands to honor a 2006 agreement to move the United States Marine Air Station Futenma to the island’s less populated north.・・・


先の選挙の公約の目玉の一つを反故にしてまで、日曜日【2010年5月23日】、怒れる沖縄県民に向けて鳩山由紀夫首相は、懸案の米軍航空基地は県外ではなく単に沖縄の北部に移転することになると述べた。

これはオバマ政権の勝利であり、鳩山氏にとっては屈辱的な後退である。而して、鳩山氏が表明した見解はここ数週間に亘り日本の各種メディアが伝えていた通りのもの。すなわち、米海兵隊の普天間航空基地を沖縄島内のより人口が密集していない北部地域に移転するという2006年の日米合意を尊重すべきだというアメリカの要求を鳩山氏が受け入れるということだ。(中略)   


Mr. Hatoyama’s historic election victory last August, ending a half-century of nearly unbroken Liberal Democratic Party leadership, had raised concerns in Washington that Japan would withdraw support for American priorities like the war in Afghanistan. He had opposed the war in Iraq, spoken out against American-led globalization and, after decades of reflexive Japanese support for American policies, promised to redefine Tokyo’s relationship with Washington as an “equal partnership.”

The concrete symbol of that new relationship was his vow to move the Marine airfield off Okinawa, home to nearly half of the 50,000 United States military personnel in Japan, or even out of the country. While the promise was popular in some quarters, especially on Okinawa, where relations with the Marines have been tense since three American servicemen raped a 12-year-old girl there in 1995, keeping it was another matter.

Once in power, facing a nuclear-armed North Korea and an increasingly assertive China, Mr. Hatoyama gave greater weight to the risk of damaging Japan’s critical security alliance with the United States. But his efforts to seek some kind of accommodation proved politically damaging, fueling a perception of indecisiveness that could still bring down his government.

Ultimately, Washington’s insistence that Tokyo honor the 2006 agreement to move Futenma and its noisy helicopters to a new base in Camp Schwab, near the northern Okinawan fishing village of Henoko, won out.


半世紀もの間ほとんど途切れることなく続いた自民党支配に終止符を打った昨年8月の選挙での鳩山氏の歴史的勝利以来、アメリカ政府内部では、例えば、アフガニスタンにおける戦争というアメリカにとって重要な政策に関して日本がアメリカへの協力を手控えるのではないかという懸念が浮上していた。実際、鳩山氏はイラクにおける戦争に反対していた人物であり、アメリカ主導のグローバル化に対する批判を公言してきた人物、而して、何十年間もアメリカの政策にほぼ無条件に追随してきた日本のあり方を踏まえて、日米関係を「対等な提携」に見直すことを約束している人物なのである。

新たに模索されるそのような対等な提携関係というものの具体的な旗印が、駐日米軍将兵50,000人のほとんど半分が駐留する沖縄の県外に当該の海兵隊基地を移転すること、あるいは、可能ならば日本国外に移転させるという鳩山氏の公約だったのだ。もちろん、鳩山氏のこの公約を歓迎する向きも、特に、1995年に起こった三名の米軍兵士による12歳の少女レイプ事件以来、海兵隊部隊を巡る緊張関係が続いている沖縄では少なくはないのだけれど、この公約を守ることは公約を支持する人々が一定数いるからといってすんなりと実現するようなものではなかった。

政権交代によって権力を手にするや否や、核保有国としての北朝鮮と益々自国の意志を押し通す傾向を強める支那と対峙しなければならない状況を鑑みるに、鳩山氏はアメリカとの死活的に重要な安全保障上の同盟関係を損なう恐れに対してより配慮するようになった。しかし、なんらかの妥協点を見出そうとする鳩山氏の努力は政治的には日本を危うくすることが明らかになる。他方、この努力の過程で、鳩山氏には優柔不断という烙印が押されてしまい、実際、決断のできない指導者という鳩山氏に対する評価のために鳩山民主党政権は崩壊する可能性さえでてきているのだ。

而して、とどのつまりは、沖縄の北部に近い漁村、辺野古のキャンプ・シュワブに新たに作られる基地に普天間基地と普天間基地に配備されている騒音問題の原因たるヘリコプターを移転するという2006年の合意を日本政府は尊重すべきだというアメリカ政府の主張が勝利を収めたのである。   



Visiting Okinawa for the second time this month, Mr. Hatoyama said that since taking office, he had learned to appreciate the role that the Marines play as a deterrent in the region, and that Okinawa was the most strategic location for them. As if to underscore that point, he made the announcement on a day the region was grappling with a response to the sinking of a South Korean warship.

“We came to the conclusion that we have to ask local residents to accept the base in an area near Henoko,” he said during a meeting with Okinawa’s governor.

He also said he had opted for the original plan of moving the base to Camp Schwab in order to hasten its move from the middle of the city of Ginowan, where residents have long complained. ・・・


今月二度目となる沖縄訪問に際して、鳩山氏は、首相に就任してから、東アジア地域における米海兵隊が持つ抑止力の役割が大切なであること、そして、米海兵隊にとって沖縄が戦略的に最も望ましい立地であることを学んだと述べた。而して、この学習した内容を強調するためだったのだろうか、鳩山氏のこの発言は、韓国の戦艦沈没の事態に東アジア地域が対処しなければならなくなった時期になされたのである。

「辺野古近辺に新たに基地を建設することを沖縄県民の皆様にお願いしなければならないという結論に達した」と沖縄県知事との会談で鳩山氏はそう述べた。

また、鳩山氏は、近隣の住民が長年に亘って不満を抱いている宜野湾市の中心部から米海兵隊基地の移転を急ぐべく普天間基地をキャンプ・シュワブに移転する現行案を選択することに決めたとも述べた。(中略)  


While the Obama administration appeared to prevail over Mr. Hatoyama, analysts have warned that the victory could prove a hollow one, especially if Washington’s insistence on the original agreement is seen here as an effort to lord it over a weaker ally. However, for now, opinion polls suggest most Japanese back their nation’s security alliance with the United States.

Since taking office last September, Mr. Hatoyama has failed to take a clear stand on the issue, at times saying he wanted the base off Okinawa, but at other times saying he wanted to heed Washington’s concerns.

This apparent flip-flopping fed criticism of Mr. Hatoyama as indecisive and aloof. There is growing speculation among political observers that he may be forced to step down if his Democrats fare poorly in Upper House elections scheduled for July 11.


オバマ政権が鳩山氏を粉砕したように見える一方、識者の中には今回の鳩山民主党政権に対するオバマ政権の外交的完勝は、実は、中味の乏しいものになるかもしれないと警告する向きもある。特に、日米合意に基づく現行案を押し通したアメリカ政府の対応が弱小の同盟国に対して顎で指図したようなものと日本の世論が受け取るようならその可能性は高いのではないか、と。もっとも、現在の所、世論調査によれば日本国民の大部分はアメリアと日本の安全保障上の同盟関係を支持しているのだけれども。

昨年9月に首相に就任して以来、この普天間基地問題を巡って鳩山氏が明確な立場を表明することはついぞなかった。すなわち、時には沖縄の県外に基地を移転したいと語り、またある時にはアメリカ政府の懸念に配慮したいと語った。

この、少なくとも他から見ればくるくると主張が変わる朝令暮改振りを見せられて、鳩山氏には決断力がなく当事者意識を欠いているという批判が浴びせられている。政界の動向に詳しい識者の中では、7月11日に予定されている参議院選挙で鳩山氏率いる民主党が思わしい結果を残せなかった場合には、鳩山内閣は退陣に追い込まれるという推測が広がっている。   


Washington and Tokyo first agreed to relocate the base in 1996, after the schoolgirl was raped, but the move was delayed as Japan struggled to find another community to accept it.

Helped by offers from Tokyo of generous public works projects, the city of Nago, where Camp Schwab is located, finally agreed to host the replacement base. In January, however, the city’s pro-base mayor was defeated by an opponent who was against the base and who rode a wave of voter expectations that it would be moved off Okinawa.

In a meeting on Sunday, Nago’s new mayor, Susumu Inamine, told a grim-faced Mr. Hatoyama that he was not welcome. After the meeting, the mayor denounced Mr. Hatoyama as “betraying” his city and Okinawa. He warned that local opposition meant that “there is zero chance” of the base being built. ・・・


日米両政府は、前述の女子中学生レイプ事件の後、最初、1996年に普天間基地を移転することで合意した。しかし、この合意に基づく移転は、新たに基地を受け入れてくれる地域を日本側が見つけることが困難だったことにより遅延する。

ところが、中央からの手厚い公共投資に動かされて、そこにキャンプ・シュワブが位置する名護市は、結局、基地移転の受け入れに同意した。しかし、この1月、基地受け入れ賛成派の市長は、名護市への基地移転に反対する、而して、普天間基地の沖縄県外移転に期待する有権者のうねりに後押しされた候補に敗れたのである。

日曜日行なわれた会談で、名護の新しい市長、稲嶺進氏は顔面がこわばった鳩山氏に対して、鳩山氏は歓迎されざる人物だと述べ、また、会談終了後には、鳩山氏は名護市と沖縄県を「裏切った」と公然と稲嶺市長は批判したのである。而して、名護市の地元が反対しているということは移転先となる新しい基地建設の「実現可能性はゼロ」ということばいと稲嶺氏は警告した。(後略)    


futenma62s.jpg



■後記

・普天間問題★ワシントンポスト速報
「鳩山政権が現行案に回帰」は誤報ではなかった(上)(下)
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59498532.html

・米国誌タイムが見た等身大の「鳩山民主党政権」
 -<善意>の上に咲き乱れる奇天烈と危険性(壱)~(五)
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59434923.html

・密約と民主主義の正常な関係(上)(下)
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59441266.html

・民主党政権の対中国<前のめり>を懸念する米国世論(上)(下)
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59428358.html

・天まで舞い上がるか鳩山政権の中国片思い
 ☆民主党政権を見る海外の冷たい視線(上)~(下)
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59197639.html

・レディ「安全保障を巡り広がる日米の亀裂」紹介
 ☆国民を危険に曝しつつ<夢>と戯れる民主党政権(上)(下)
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/58824703.html

・「東アジア共同体構想」という鳩山首相が投げた<驚愕の波動>(上)(下)
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/58823884.html

・民主党の狂気と純情
 ☆鳩山New York Times寄稿論稿紹介(壱)~(四)
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/58602990.html





(2010年5月28日:yahoo版にアップロード)

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
戦後民主主義を批判する営為の一環として、ブログランキングに
参加しています。結構、真面目に取り組んでいます。よろしければ、
下記リンク先【FC2ランキング】及び【人気blogランキングへ】
にクリックを二つお願いいたします。

fc2rankbanner
(↑)【FC2ランキング】

img35475
(↑)【人気blogランキングへ】
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


スポンサーサイト

テーマ : 民主党・鳩山政権
ジャンル : 政治・経済

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

KABU

Author:KABU
大東亜戦争終結後のこの社会で跳梁跋扈し猖獗を極めた戦後民主主義の批判を果敢に推進するための
yahoo版のミラーブログ。
2007年9月10日以降の新記事を随時、厳選した過去の自薦稿を漸次アップロードしていきます♪

百人一首 de 海馬之玄関
問い合わせ先
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
使用状況de電気予報
人間が好きになる名言集

presented by 地球の名言

人生が輝き出す名言集


presented by 地球の名言
夢を叶えるための名言集


presented by 地球の名言
仕事が楽しくなる名言集

presented by 地球の名言

全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

ブログ内検索
検索 de 記事リスト
最新の記事
最近の記事
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2ブログランキング
fc2rankbanner
miniTube