「民に信なくんば立たず」、民主党政権は即刻退場せよ!




天災を奇貨としての政権批判は美しくない。けれども、国家権力の機能の最優先事項である食糧供給と安寧秩序維持に破綻をきたしている。よって、国家権力の機能の核心である社会統合に破綻を引き起こしかねないでいる政権を批判することは当然のことでしょう。而して、現下の民主党政権こそその典型例ではないかと思います。ならば、民主党政権は即刻政治のマーケットから退場させられるべきである。と、そう私は考えます。

私は1週間前(3月25日)このブログで、天災を奇貨としての政権批判は美しくないと述べました。もちろん、その主意は、「大震災という国家の緊急時においては民主党政権の批判は封印しよう」という呼びかけではありません。そうではなく、その主意は、

国難の緊急時には、①揚げ足取り的な政権批判は控え、また、②(当然、コアの自民党支持者としては、本来、一秒でも早い政権再交代を希望しているものの)とりあえず、事態が沈静化するまでは、可及的速やかな政権交代の要求を前提とした主張も控えよう(民主党政権にせよどの国のどの与党も政権を大人しく禅譲することなどなく、この非常時に総選挙を実施するのも、総選挙が危機管理施策だけを争点にできるものでもない以上、)というだけのこと。    


・原発事故を奇貨とした保守派の民主党政権批判は見苦しい
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/60347126.html

畢竟、危機管理施策に関しても国難中も政権批判は原則自由。まして、日本は国民主権下の民主主義国。いわば、オナーたる国民有権者が、危機管理に関しても、施策やパフォーマンスを巡り時の政権を批判するのは当然中の当然であろう。と、1週間前も現在もそう私は考えています。

しかし、事態の悪化は私の予想を遥かに超えるものでした。正直、行政の素人の民主党政権といえどもまさかここまで酷いとはというレベル。 本記事末に転記した朝日新聞の記事を読んで身震いするほどの怒りを覚えました。

而して、東日本大震災から2週間余り経過した昨日も、川崎市麻生区新百合ヶ丘と百合丘のスーパーにはお米がありません。ガソリンスタンドもその多数は稼動していないに等しい状態。そして、何時来るか分からない停電。蓋し、これが世界第三位の経済力を誇る民主主義国の危機管理の状態とはとても思えません。否、これまさに<政治>の不在ではないか。


政治の果たすべき機能を論じて『論語』顔淵篇に曰く、

子貢問政、子曰、足食足兵、民信之矣、子貢曰、必不得已而去、於斯三者、何先、曰去兵、曰必不得已而去、於斯二者、何先、曰去食、自古皆有死、民無信不立。

子貢、政を問う。子曰わく、食を足し兵を足し、民をしてこれを信ぜしむ。子貢が曰わく、必ずやむを得ずして去らば、斯の三者において何れをか先きにせん。曰わく、兵を去らん。曰わく、必ずやむを得ずして去らば、斯の二者に於て何ずれをか先きにせん。曰わく、食を去らん。古より皆死あり、民は信なくんば立たず。   


畢竟、「政治-政権」は「民に信なくんば立たず」です。而して、自己の避難指示の不備が引き起こした人為的な「食糧不足」と「ガソリン不足」について、いまだに、何の手立ても講じないでいる民主党政権、否、その指示が不備であったことさえも認めようとはしない民主党政権への「民の信」は最早存在しないというべきではないでしょうか。ならば、一刻も早い民主党政権の退場を求めたいと思います。

б(≧◇≦)ノ ・・・頑張れ、東北!
б(≧◇≦)ノ ・・・君は一人/独りじゃない!
б(≧◇≦)ノ ・・・共に闘わん!



◆参考記事
・地震と政治-柘榴としての国家と玉葱としての国民(上) ~(下)
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/60340034.html

・民主党政権とは何だったのか
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/60333201.html

・続・民主党政権とは何だったのか-国家なき国家論の稚拙な暴走
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/60337052.html


・東日本大震災現地状況☆福島は雪
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/60343727.html

・福島県浪江町で被災したブログ友の記事転載
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/60347337.html

・被災地で、欲しいもの
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/60354908.html



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◆資料
◎「届かぬ食材、閉まる店…福島・南相馬、深刻な食料不足」

 福島第一原発の北にある福島県南相馬市。放射能を恐れる人が次々と街を離れた。人口7万人の市に、残るのは2万人。物資の輸送が滞り、各世帯の食料は尽きかけている。市の関係者は漏らす。

 「このままでは餓死する人が出かねない」

 「避難した人も不安、残った人も不安だよ」。同市鹿島地区の農家鈴木浩さん(65)は語る。原発の半径20~30キロ圏に一部がかかる1万1千人の同地区。残っているのは1300人ほどという。

 近隣の店も閉まり、食材は隣の相馬市まで車で20~30分かけて買いに行く。走行距離は平均40~50キロ。食事は自分の家で作った米と缶詰、ソーセージなどが多い。

 もうすぐ種まきの時期だ。「でも、誰も買わないなら作っても意味がない。どうやって暮らしていけばいいか」

 人口7万人の同市は、避難指示の半径20キロ圏▽屋内退避の20~30キロ圏▽何も指示のない30キロ超の区域――の三つに分断された。市は、避難指示の地区以外も含め、希望する住民を新潟県、群馬県、長野県などにバスで送り出した。

 「国には30キロ圏まで避難を指示してほしかった」。桜井勝延市長は残念がる。「屋内退避」という政府の判断が市民の放射線への不安を助長した。「言葉が独り歩きして『南相馬市は危ないのではないか』と思われてしまった」

 ガソリンのタンクローリーの運転手が南相馬市のはるか手前で乗り入れを拒んだため、市は大型免許を持つ職員や市民に取りに行かせた。食料品などの生活用品が届かず、スーパーやコンビニが次々と営業をやめ、市全体が深刻な物資不足に陥った。市の関係者は「各家庭の食べ物は底をつきはじめていると思う」と話す。相馬市の相馬総合卸売市場を貸し切って、運送業者が24時間常駐し南相馬市内への食料供給に対応している。ここが命綱だが、届く食料は先細りだ。


南相馬市立総合病院の金澤幸夫院長は、急患に対応するため、今も病院に残っている。「ここには救急車すら入ってこない。30キロ圏内に入る手前で救急車から自衛隊の車に患者を乗せかえている」と憤る。

 暮らしたくても暮らせない。街は風前のともしびだ。

      ◇

 一部地域が屋内退避の対象となった福島県いわき市では、市民の流出が止まらない。市は人口34万人のうち、すでに5万人超が市外へ避難したとみている。

 23日午前、市内の常磐道いわき中央インターチェンジでは、関東方面へ向かう乗用車が目立った。近くに住む橋本将夫さん(63)は「21日から、ずいぶん車が増えた。みんな逃げてるんだ」。

 橋本さんの家の前には飲み物の自動販売機などがある。高速に入る前に立ち寄るドライバーたちと話してみると、みな「放射能が怖いから避難する」と言う。「特に赤ちゃんがいる人は心配しているよ」

 11日の地震で通行止めになっていた常磐道は、21日からいわき中央インターから関東方面の通行を再開。ガソリンも届き始め、20日から営業を始めたスタンドもある。待望の燃料だが、マイカーの給油を終えると、そのまま県外へ出る人も。東京行きの高速バスでも満席が続く。

 そもそも市域の大半は原発から30~50キロ圏におさまる。市内の大気中の放射線量も一時高まったが、17日以降は比較的低い水準で推移している。それでも、市は15日、国が20~30キロ圏に屋内退避を指示した際、広報車や地元FM局を通じて市全域に「外出自粛」を呼びかけた。

 鈴木英司副市長(59)は「15日は雨。放射線がどう影響するか分からないなか、原発から30キロ圏の内と外で対応を変えれば、市民が混乱すると考えた」と説明する。

 しかし、市民の受け止め方は違った。「国の指示なら『安全圏』なのに、市は危険だと言わんばかり。一体どっちなんだ」。原発から40キロ付近に住む会社役員の男性(64)は怒る。「市の全体が危ないという話が広まった。市民が逃げるような街に物資を届ける人なんかいない」

 関東方面から燃料や食料を運ぶ運送会社の中には、途中の福島県郡山市までしか運ばない業者も増えた。市職員や消防隊員が郡山まで荷物を取りに行ったが、ガソリン不足で回数は限られた。

 市内はまだ6割の世帯で断水中。「20キロ圏内の住民が私たちの目の前を通って逃げていった。市内には食べ物も水もない。市が『大丈夫です』と言っても説得力がない」。市職員はため息をついた。


ここ数日、徐々に物資が届き始めた。時間限定で営業を再開したスーパーでは、パンや弁当を確保しようと長い列ができた。鈴木副市長は「市全域に外出自粛を呼びかけたのは大げさすぎたかもしれない。だが、国の指示がそもそも中途半端だった」と言う。

      ◇

 一部が屋内退避圏にかかる福島県飯舘村。人口6100人の村には今、ほぼ半数の3200人しか残っていない。

 村内では原発事故以降、大気中や栽培するブロッコリーから高めの放射線量や高濃度の放射性物質を検出。23日には、文部科学省が村内の土壌からも高濃度の放射性物質・セシウムを検出したと発表した。

 菅野典雄村長は訴える。「なぜこうなったのか、村はどうすればいいのか。国から全く示されず困っている」

 村内で不安が高まったのは18日。大気中の放射線量がテレビなどで放送され、時には原発により近い地域よりも高い数値を示した。住民から不安を訴える声が相次いだ。

 「どうして今まで隠していたのか」「早く村の外に逃げたい」……。村の幹部会はこの日、「大規模な避難もやむを得ない」として希望者が離村する際の支援策を決めた。

 希望する村民と避難指示地域などから村内に退避していた人ら計314人が19日、バスで栃木県鹿沼市に到着。20日にも195人が同市へ逃れた。マイカーで避難する住民にも、20リットル分のガソリンを優先的に給油できるチケットを配布。村に4カ所あった避難所はすべて閉鎖した。

 村から鹿沼市に避難した高橋薫さん(40)の一家は、家族8人のうち夫ら3人が村に残る。「家は井戸水だから震災後も苦労はしなかった。でも、夫に『子どもにこれからどんな症状が出るか分からないから』と言われて出た。いつ帰れるんだろう。残してきた家族が心配です」


(朝日新聞・2011年3月23日20時1分) 
   






(2011年03月24日:yahoo版にアップロード)

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