自衛隊はこの国の誇り、この国の最後の頼みの綱、そして、萌る就職先なのだ

自衛隊広報


昔(「今も」かな?)日教組が「教員は労働者である」と規定した時、少なくない国民は、「そりゃー、教師は安月給かもしらんけど、教員は聖職者でもあるだろう」と反感を覚えたものです。1970年前後のこの国の社会的な心象風景を私はそう記憶しています。而して、私は、「教員は労働者」なんだから、ちゃんと職務規定に従い、きちんと働けと当時から思ってた。畢竟、「労働者」と「聖職者」は矛盾するものではないとも。

それから幾星霜。

今この記事を読んでいただいている読者の皆さんの中には、

大東亜戦争終結の1945年から、例えば、大阪万博が開催された1970年までの四半世紀は、左翼勢力はそれ以降に比べて数段に強かったはず(だからこそ、1947年の「2.1ゼネスト中止命令」から、所謂「レッドパージ」なる不良不逞の公務員の排除が必要とされたのだろう)。要は、「教員=労働者」規定の浸透度はそれ以後に比べても当時は強固だったはずでしょう。ならば、なぜ、1970年前後に、それまでも一貫して掲げられてきた「教員=労働者」という日教組の教員の意味規定に対して、少なくない国民が違和を感じたのか。


そう疑問に思われた方々も少なくないのではないでしょうか。つまり、現象学的により正確にパラフレーズすれば、「なぜ、「人々がそう感じた」とKABUが感じた」のか疑問に思われ向きもあるだろうということです。

それは、

実は、

この国の戦後の実定的な社会思想を解明する上での大問題なの、鴨。

でも、心苦しいのですが、

この記事は詳しくそれを論証する場ではありません。

而して、

私の仮説を結論だけ書いておけば、それは次の通り、鴨。

①1970年前後までは、左翼側でも戦前の立派な教育を受けた人々がその構成員のほとんどだった

②1973年のオイルショックを契機として、世界的な「戦後の黄金時代」は終焉をむかえた。つまり、1970年前後までは、所謂「高度経済成長」によって拡大されたパイが、「労働者」を詐称しつつ労働しない教師の存在が孕む矛盾を緩和、あるいは、覆い隠していた

③1989年-1991年の社会主義の崩壊によって、最終的に社会主義による主権国家の経営が不可能であること、つまり、社会主義とは、欺瞞に満ち、人倫に反するタイプの社会を目指すイデオロギーであることが明確に証明された。而して、この理路はその20年前には一般にも自明になりつつあった。よって、1970年前後を境に日教組の主張は(相対的には)凶暴な裸の王様的な教条色を一層帯びるようになった

④上記③の裏面として、その後、1980年前後にリクルート社がコンセプト化した「やりがい」という就労動機に象徴されているように、1970年前後を境にして、日本では物づくりや働くこと自体の価値を認める社会意識が再生して行き、「労働者」を詐称しつつ労働しない教師と世間との落差が一層拡大した    



一つだけ敷衍すれば、1970年前後までは、「教員=労働者」の規定にかかわらず、大多数の教員は(当時の日教組の組織率は優に60%を超えていたわけですから、それは日教組教員をも含んでのことですが、)、(a)労働者としての分を弁えないという点では、すなわち、職場の規則と組織原則の否定に関しては凄まじい逸脱があったにせよ、(b)社会が期待する「聖職者」(聖人君子的な聖職者像ではないにせよ)要は、子供達や地域の抱える問題を自分も共に抱えようという心性を持っているのかどうか、簡単に言えば、そのような心性が行動から読み取れるかどうかというチェックポイントにおいてはそれほど酷い状況でもなかったと言える。

あくまで、それ以後の(社会との落差と言う意味で相対的にも、また、社会主義をいまだに信奉しているという意味で絶対的にも)凄まじい日教組、左翼・リベラル教員との比較においてですけれども。

しかし、逆に、例えば、クラスの全員の面前で「クラスのある児童・生徒の父兄が自衛官であることを非難する」ような、あるいは、勤務時間中に宿直室で大相撲中継を見ながら皆で酒を飲むという、プリミティブな、要は、イノセントに残酷と言うか、あるいは、牧歌的と言うかの、教員の勤務規定逸脱行為は1970年前後まではむしろ普通であったが、現在は、それらは即解雇にもつながりかねない言い訳無用のノックアウトファクターの逸脱であり、極めて例外的な現象であろうと推察します。尚、この時間的な経過の中での日教組の害毒の増減と変質については下記拙稿をご参照いただければ嬉しいです。

・Only yesterday☆ある九州の元公立中学校校長の回想
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/58180832.html

・民主党監視塔☆既得権としての戦後民主主義的な教育論の滑稽と害毒
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/58611097.html


蓋し、要は、1970年前後までとそれ以後とで、この国の社会は単線的に「正常化=非日教組化」または「非正常化=日教組化」してきたわけでもない。而して、全体的には、上のように言えるの、鴨。と、そう私は考えています。閑話休題。先に進みましょう。


march.jpg



ということで、本題行きます。

突然ですが自衛隊ネタ。←ブログ記事タイトル読んだら誰かてわかるちゅーねん!

まずは、報道の紹介。


◎自衛隊徳島協力本部の萌えるポスターに大反響

徳島市の自衛隊徳島地方協力本部が“萌え系”キャラクターの「自衛官募集オリジナルポスター」を制作、ネットなどで話題になっている。「今どきの萌える就職先」と題し、陸海空の夏制服姿の女性自衛官をモチーフにしたキャラがあしらわれている。北海道で勤務する隊員がデザインした。・・・

(産経新聞・2011/05/25 23:17)   



要は、自衛隊ここでも大人気。
つまり、自衛隊広報、またまたお手柄のスマッシュヒット!

ヽ(^o^)丿 ← 目出度い踊り!


これがそのポスター、とな。


自衛隊広報


という自衛隊のポスター紹介の記事でした。

ヽ(^o^)丿 ← 自衛隊は国の誇りだ、踊り♪
ヽ(^o^)丿 ← 自衛隊はこの国の最後の頼みの綱だ、踊り♪

そして、

ヽ(^o^)丿 ← 自衛隊は萌る就職先なのだ、踊り♪


蓋し、今般の東日本大震災における民主党政権の無能に驚愕し、かつ、
本当に頼りになるのが自衛隊であることを再確認した圧倒的多数の国民にとって、

自衛隊はこの国の誇りであること
自衛隊がこの国の最後の頼みの綱であること   


このことは当然の前提でしょう。

自衛隊

ならば、

自衛官の「萌」はよいとして、自衛隊に対応する「就職先」や「職場」という語感が、もしや、かって、1970年前後のこの社会で、日教組の「教員=労働者」規定に少なくない国民が違和・反感を覚えたのとパラレルな現象がこの2010年代の日本の社会で起きることはないのだろうか。すなわち、現象学的にパラフレーズすれば、「私が「人々がそう感じる可能性」を感じた」ことが本稿の作成に至る主な関心なのです。

而して、そのことを踏まえながら、例えば、私が「ルーズソックス時代」(1993年~2003年)と呼ぶ過渡期を挟んで、1960年代後半から2010年代にかけてこの社会がどう変化したのか、そして、その原因は何かということ。このことを今後とも考えていきたいと思います。



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(2011年05月26日:iZa版にアップロード)

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