海外報道紹介☆決勝前夜-世界が瞠目する<なでしこジャパン>! (後編)



== 承前 ==

Am I watching this time? Indeed I am. And I’m trying to figure out why.

The quality of play is better, but it’s still not the caliber of top-flight men’s soccer. Nations other than the United States have improved (shades of Dream Teams being overtaken in Olympic basketball), but there’s still a wide gap between the handful at the top and the rest. Women’s pro leagues exist, but honestly, they haven’t generated much interest.

So what is it?

I’m struck by how rapidly the women have improved, even since 2007 — and by a weird sensation of watching history in motion.
 
   
今回はサッカー女子ワールドカップを観戦するつもりか、ですって?
はい、間違いなく私は観戦するつもりですよ。
でもって、そう私が思うに至った理由をきちんと展開してみたい。

もちろん、サッカー女子ワールドカップで繰り広げられる技量の水準は随分と向上している。しかし、それさえも、まだまだ男子の一流選手の技量の敵ではない。アメリカ以外の国では、この間、女子サッカーへの関心の高まりと、よって、女子サッカーへの梃入れがかなり進められてきた(オリンピックがプロの花形選手にバスケット競技を開放したこともあり、この点に関してアメリカではそう大幅な変化はないと言えるだろう)。けれども、多くの国で女子サッカーの裾野が広がったとは言え、ごく一握りのトップクラスの選手とその他大勢の選手との間には、まだまだ、途方もない技量の差がある。確かに、女子サッカーにもプロリーグは存在している。けれども、正直に言って、女子プロリーグが世間の関心を広く引きつけているとは到底言えないでしょう。

私は何が言いたいのか?

女子のサッカーが凄い勢いで進歩していること、それは、前回のサッカー女子ワールドカップが開催された2007年と比べてさえもそう言えること。そのことに私は衝撃を覚えたということです。そう、あたかも「動かぬ証拠」ならぬ「動いている歴史」を見ているかのような奇妙な感覚に私は襲われたのです。


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Think about tennis. When Billie Jean King first lobbied for prize money comparable to the men’s, people scoffed that the women’s game was an inferior product. And perhaps it was — for a while. Women’s tennis grew, all over the world, because King and pioneers like her ignored the critics and played their hearts out, getting better all the time.

In the Olympics, women were not allowed to run any distance longer than 1,500 meters until 1984. That year, Joan Benoit won the first women’s marathon in a time of 2 hours 24 minutes 52 seconds. Less than 20 years later, Paula Radcliffe set the world record at 2:15:25. That’s clearly a case of getting better, fast.

And I can see this pattern elsewhere. In the 1970s, girls agitated to play Little League baseball and were told they were too fragile. Now Little League is coed. When I went to college, at a university new to having women as undergraduates, some of us started a field hockey team. Now, when I go back and see players with 10 times our skill, 10 times our fitness, marauding downfield in their own hockey stadium, I’m amazed at how far they have come.

    
テニスの世界を考えてみていただきたい。プロテニスの歴史で初めて、Billie Jean King女史が、女子の賞金額を男子の賞金額と同等にするように運動を始めたたき、嘲笑して人々は言ったものです。だって、女子の試合は面白くないでしょうが、と。そして、多分、その後しばらくの間にはその反論は正しかったと私も思います。しかし、女子テニスは世界規模で成長した。それもまた、King女史を始めとする運動の先人達がそのような揶揄嘲笑には見向きもせず、その間一貫して自己の技量向上を追い求め、かつ、試合に全身全霊を打ち込んだ結果ではないでしょうか。

1984年まではオリンピックには1,500メートルより長い女子の陸上競技はなかった。そして、1984年に、Joan Benoitが女子マラソンの初代女王に輝く。その時の彼女の記録は2時間24分52秒。それから20年経つか経たないかのうちに、2時間15分25秒の世界記録をPaula Radcliffeがたたき出した。これなどは、ハイペースの技量向上の事例そのものではないでしょうか。

このような女子競技が雄飛した事例は他に幾つもあります。例えば、1970年代、女子生徒達は、少年野球のリトルリーグは女子に門戸を開放すべきだと盛んに要求していた。そして、その度に、女子は男子に伍して野球をするにはちと虚弱すぎないかという反論が女子生徒達に投げ返されていた。しかし、今やリトルリーグに男女の垣根はありません。私が大学生になったときのこと、実は、私達はその大学が正規の学部学生として受け入れた最初の女子学生だったのですけれども、私達は女子学生仲間で陸上ホッケーチームを作りました。そして、母校を訪れる機会に、私達の世代よりも10倍は上手で10倍は鍛えられた選手達を目にして、あるいは、彼女達が自分達専用のホッケー競技場で、守備陣地を相手のボールを狙って縦横無尽に走り回る勇姿を見るにつけ、競技水準と競技基盤の進歩と向上の凄さに私は感動しないではいられないのです。


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Mia Hamm, Michelle Akers, Kristine Lilly — they were pioneers in 1999, winning the Cup on American soil, captivating millions of girls and surely motivating many to commit themselves to competitive sports. For this, I applauded them. But watch them? Only on charitable terms, the way you would buy a candy bar to support your local school team.

Today, it’s so different. The skillful passing of the French team; the “wow” quotient of Brazil’s Marta; the slick ball control and darting movement off the ball of Japan’s Aya Miyama; Hope Solo’s defiant goalkeeping, and the leaping power of Abby Wambach heading into the net — these are just a few highlights of a very impressive tournament.

As good as the best men’s teams? No. Worth watching? Absolutely.

(New York Times, July 16, 2011)
 
   
サッカー女子ワールドカップ1999年アメリカ大会。Mia Hamm、Michelle Akers、 Kristine Lilly は先駆者として最初のワールドカップ優勝の栄誉を地元で勝ち取った。彼女達の活躍に刺激されて、何百万もの少女達がサッカーに関心を抱きサッカーを始めた。その少女達の中にはプロの世界で活躍してみようという野心を抱いた子供たちも少なくはなかったことでしょう。これらの流れを想起するとき、私は、女子サッカーの先駆者達のことを称賛せずにはおられない。しかし、そのこととサッカー女子ワールドカップを観戦するかどうかという判断は別の問題である。先駆者の功績が称賛に値するからといって、謂わば慈善的な動機から、そう、例えば、自分の住んでいる地元の学校のチームを応援するためにお菓子を買って届けるみたいな動機から、私はサッカー女子ワールドカップを観戦しようというのではないのです。

状況は全く変わった。フランスチームのパスの技量の見事さ、ブラジル代表のMartaの「信じられへーん!」ものの高いパス成功率、そして、日本の宮間あやの入神のボールコントロールの技量とボールから離れているときの矢のような動き、Hope Solo の喧嘩上等的なガチンコのゴール守備、あるいは、高い打点から打ち下ろすAbby Wambachのヘディングを支える跳躍力、蓋し、これらは、かなり印象深い今回のワールドカップ大会を彩った、特記すべき要素のほんの一部にすぎない。


ズバリ言いましょう。

サッカー女子ワールドカップは男子のワールドカップに匹敵するかと問われれば、
正直、そこまでは来ていない。と、そう私は答える。

そして、

サッカー女子ワールドカップは見るに値する競技レベルにあるかと問われれば、
文句なし、その通り、と、私はそう断言する、と。



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(2011年07月21日:yahoo版にアップロード)

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