海外報道紹介☆ワールドカップ初優勝-世界を戦慄させた<なでしこジャパン>! (序編)




サッカー女子ワールドカップでの<なでしこジャパン>の優勝。あの感動の瞬間から、もう一週間が経過しようとしています。しかし、時間が押し流してしまうようなそんな皮相な感動なら、それはそれだけの値打ちのものということ。而して、<なでしこ>の優勝には、この日本社会にとって、少なくとも今後10年のスパンで我々日本人が自分たちが今後進むべき道程を模索する際の一つの指標になる。と、そう私は考えています。

よって、些か「出し遅れの証文」の気配がなきにしもあらずにせよ、引き続き、<なでしこ>の活躍を俎上に載せた海外報道を紹介させていただくことにしました。但し、前稿と同様、文字数の関連で本稿「序編」自体は、丸ごとその海外報道の「解題」になっています。

而して、<なでしこ>の優勝を巡っては一つ態度表明しておくべきことがあるのではないか。まず、この点から俎上に載せていきたいと思います。


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欧米、就中、決勝で戦ったアメリカでも<なでしこ>に対する称賛の声が少なくないものの、実は、「本当はアメリカが強かった」「東日本大震災があったから、あるいは、有望な日本の女子サッカー・マーケットの開拓を狙って、今大会は最初から日本に華を持たせるようにFIFAのお偉方の間で筋書きができていたに決まっている」「延長後半終了間際の、あの、岩清水のスライディングは、ダーティーで有名な韓国の選手も裸足で逃げるような酷いプレーだった」という声。ユダヤやコミンテルンの陰謀史観の論者も吃驚の言説も少なくないようなのです。

では、<なでしこ>のサッカーは本来世界に通用しないものなのでしょうか。

否です。パスを華麗につなぐ、<なでしこ>のサッカースタイル、というか、男女の日本代表に共通するスタイルには、随分前から欧米のサッカー通の間でもファンが少なくない。正に、今回決勝で対戦したアメリカのSundhage代表監督が3年前の北京オリンピックの際に(その時、日本はアメリカに準決勝で見え、「2-4」の逆転負けを喫したのですけれども、その準決勝で日本を降した直後の記者会見で)<なでしこ>のサッカーを激賞したのは有名な話ですから。


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では、岩清水のラフプレーは韓国選手も吃驚の酷いものだったのか。

これに関しては、<なでしこ>ファンの私が書くのですから、
まー、まず間違いないと思うのですが(笑)、

===== 岩清水のスライディングも、宮間の遅延行為も確信犯でしたね =====

しかし、岩清水選手のプレーについて言えば、彼女のプレーが悪質だったとは思わない。自分や相手に大怪我をさせるようなスライディングではなかったから。而して、もしあそこで彼女がレッドカード覚悟でもってMorgan選手を止めなかったら、まず間違いなくMorgan選手は得点していた。と、そう私は思う。ならば、あの反則は「表彰状ものの反則」でさえある。と、そう私は考えています。

なに、「海馬之玄関ブログは反則を容認するのか」ですと?
いえ、「反則も広い意味のルールの内」ということです。 

むしろ、私は、岩清水梓選手のスライディングや宮間あや姫の遅延行為を見て、とうとう日本サッカーも適宜反則という手を使える域にまで成長したかと一種の感慨を覚えました。そう、例えば、この間まで可愛い小学生だった、随分と贔屓にしていた近所の娘さんが、何時の間にやら高校生になって、これまたなかなか見所のありそうな彼氏を連れて井の頭公園あたりを散策しているのを偶然見かけたような、そんな感慨を覚えたということ。要は、技術と根性だけの<なでしこ>から、今は、試合運びの老獪さ、良い意味でのズルさも<なでしこ>のプレーには加わったということ、鴨。

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しかし、大急ぎで付け足しておくと。その良い意味のズルさを合わせても、<なでしこ>のプレーは今大会出場全チームの中で一番フェアだった。それは、今大会の6試合で<なでしこ>が残した「赤と黄色のカード」の数の少なさ、そして、対日本戦での相手チームの反則の少なさから数字としても断言できること。最後の点は、「目には目を、歯には歯を」の同害報復ルールが、ゲームの最適戦略であることはゲーム理論の常識中の常識でしょう。つまり、戦争やビジネスを始めサッカーをも含む<ゲーム理論>が支配する世界では、反則の行使を躊躇わない相手には、その対戦相手も反則の行使を躊躇しないはずなのですから。

繰り返しになりますが、相手や自分が大怪我するような反則はしない。また、のべつくまなくラフプレーはしない。それができるチームが強いチームであり、<なでしこ>はそんな強いチームになったということ。そして、<なでしこ>がここまでのレベルアップができたのも、宮間あや姫や澤穂希選手を始めとする<なでしこ>の中心選手がアメリカやドイツのプロリーグでもまれたからなの、鴨。と、そう私は考えています。


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反則談議はこれくらいにして、海外報道紹介前に書いておきたいことがもう一つある。それは、アメリカでは圧倒的人気者、アメリカ代表ゴールキーパーのSolo選手のコメント。その真意をどう理解するかは読み手の自由でしょうが、Solo選手はこう述べています。

Solo has admitted that she believes this force of energy played a big part in the Japanese success. "We lost to a great team, we really did," Solo told USA team website.

"I truly believe that something bigger was pulling for this team," she added. "As much as I've always wanted this, if there were any other team I could give this to it would have to be Japan. I'm happy for them and they do deserve it."

(Guardian, July 18, 2011)


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Solo選手は、日本の優勝の背景には、チームのパフォーマンスを引き上げるこの力がかなりの程度に与して力あったと思うと率直に語ってくれた。「私達は偉大なチームに負けたということでしょう。心底そう思いますよ」と、彼女はアメリカ代表チームのホームページにコメントを寄せている。

「何か人智を超える大きなものが日本チームを応援していたのかもしれない、とね。それが実感ですかね」と彼女は言葉を続けている。 「私はいつも可能な限り目一杯そんな力を味方につけたいと思ってきた。そして、もし私がアメリカ以外のどこかのチームにそれをあげられるとしたら、そんなことができたとすればですけどね、そうなると、やっぱ、日本チームにあげることになったんだろうな、って。ということで、日本が優勝したのは喜ばしいことだし、彼等は優勝に値するチームであることは間違いないです」とも。   


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而して、このSolo選手のコメントの地平から見れば、例えば、New York Timesがその速報記事"A Resilient Team Soothes a Nation"(July 17, 2011)で述べている認識、

The United States will long regret its missed opportunities in a match that it might have won, 4-1, instead of losing in a shootout. But Japan never submitted. Each time the Americans took the lead, the Japanese pounced to even the score. ・・・

アメリカは、今後長らく、本来なら4-1で勝てたはずの試合をものにするチャンスを逸したこと、それどころか、その後のPK戦にも負けてしまったことを後悔することになろう。しかし、日本はついにアメリカに屈しなかった。アメリカがリードを奪う度に日本は立ち上がり、スコアを同点の振り出しに戻したのである。(後略)   


は論外ではないでしょうか。それ、問題外の外の傲岸不遜な戯言。畢竟、強いチームが勝つに決まっているのなら試合などする必要はない。そう、オリンピックもサッカーワールドカップも、春夏の高校野球も無駄。まして、大相撲の本場所など最大級の無駄。それ、エネルギーの無駄使い。エコじゃない。「節電に協力しろ!」です。

ではなぜ、試合や大会がこの世に存在するのか。それは、強いチームや選手が勝つとは限らないから、逆に言えば、勝ったチームが強いというしかない側面があるから。この経緯、人智を超えるsomethingが勝敗に及ぼす影響の大きさを理解できない<お子様>がサッカーを評するなんぞは200年や120年とは言わないけれど、20年か12年は早い。而して、その経緯を踏まえたSolo選手のコメントは成熟した<大人>のコメントである。と、そう私は考えます。

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いずれにせよ、地元に密着したサッカーの文化は保守主義と極めて親和的であることは間違いないでしょう。私の場合、それがJ2に陥落しようが地元の川崎フロンターレを応援していて、あるいは、ベレーザやベルディーという読売系のクラブチームの練習場が近隣にあり、しかも、行きつけの百合ヶ丘の魚菜家さん(↓)で時々、ベレーザの選手と話したりできる環境にあるからか、一層、そう思います。

蓋し、保守主義を信奉する者は<なでしこジャパン>をすべからく応援すべし。
そう私は確信しています。


・魚菜家:山口 かど家
 http://www.sakana-kado.com/


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ということで、以下、海外報道の紹介。
出典はFIFA公式サイトとWashington Post紙です。


尚、<サッカー>を巡る私の社会思想の基本的な考えについては
下記拙稿をご参照いただければ嬉しいです。   
     
・サッカーとナショナリズム
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/60184201.html

・世界共通語と国際政治の舞台としてのサッカー
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/52181882.html

・「偏狭なるナショナリズム」なるものの唯一可能な批判根拠(1)~(6)
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59953036.html

・海外報道紹介☆決勝前夜-世界が瞠目する<なでしこジャパン>! (序)
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/60619468.html




続編は下記URLのYahooブログ版でご覧いただけます。

http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/60628104.html



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(2011年07月25日:yahoo版にアップロード)

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